負傷判定となったが1Rにダウンをとった嵐舞が挑戦権を獲得した(C)DEEP☆KICK
DEEP☆KICK ZERO 22
2025年7月27日(日)大阪・176BOX
▼メインイベント DEEP☆KICK-63kg挑戦者決定トーナメント決勝 3分3R延長1R
×龍翔(BLACK☆Jr)
負傷判定0-3 ※18-20×2、17-20
○嵐舞(TEAM TEPPEN)
※嵐舞がタイトルマッチ挑戦権を獲得。

メインを飾るのはDEEP☆KICK-63kg第7代王者・吉岡龍輝(及川道場)への挑戦権を懸けたトーナメントの決勝戦、同級2位の嵐舞が同級1位として待ち構えていた龍翔と激突。龍翔は5月『Krush.174 ~in OSAKA~』にて弘輝を相手に3度のダウンを奪い1R TKO勝利と勢いは上々、BLACK☆Jr門下生たちのダンスと共に入場してきた龍翔の顔からも確かな自信が伺える。

対する嵐舞も5月『DEEP☆KICK TOKUSHIMA 2』にて、プロ唯一の敗戦を喫した相手であるTAKUへのリベンジを1R TKO勝利で飾り株価急上昇中、確かな勢いと実力を有している。

1R、リング中央に陣取る龍翔に対しサウスポーに構える嵐舞は速いステップからのワンツーに三日月蹴り、膝にスーパーマンパンチとアグレッシブな攻勢を見せていくが、中で嵐舞がローブローを被弾し長くインターバルが取られる。再開後、龍翔はジャブに左フック・ミドルで展開を作りに行くが、嵐舞は龍翔をコーナー際に詰めてからのフックツーをヒットさせるとそのまま龍翔は後ろに倒れこみダウン。再開となるも流れで再び嵐舞がローブロー被弾となり一時中断となる。

続く2R、嵐舞は速いステップからパンチを上下に打ち分ける、龍翔は入り際を再び狙うがまだタイミングが合いきらないか。その最中、交差後に龍翔がスリップ。立ち上がれない龍翔を見て試合が中断すると、嵐舞の偶発的な肘が当たってしまったことが確認され、回復を待ったが続行不可能とレフェリー・ドクターが判断し試合はここで終了。判定はDEEP☆KICK公式ルールに則り2R45秒までの判定が行われ、1Rのダウンが活き嵐舞が判定勝利、タイトルマッチ挑戦権を獲得した。

その後、現王者の吉岡がリングインするとマイクにて「対戦相手が明確に決まり凄く気合が入ってます、ただ王者と1位には数字以上に差があると思ってるので、それが明確にわかる試合をするので期待してください」とコメント。

嵐舞は「これまで戦ってきたTAKU選手、龍翔選手の想いも背負ってベルト獲りに行くんで9月、よろしくお願いします」と覚悟を込めたコメントを残した。両者は9月、テクスピア大阪で開催予定の『DEEP☆KICK 75』にて王者・吉岡vs.挑戦者・嵐舞としてDEEP☆KICK-63kgタイトルマッチで激突する。



