2025年8月2日(土)東京・大田区総合体育館にて『ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2025 TOKYO』が開催された。
第10試合のSuperFight!スーパーフライ級(-53kg)3分3R延長1Rで、同級1位・政所仁(魁塾)からダウンを奪って判定3-0で勝利した那須川龍心(TEAM TEPPEN)が試合後インタビューに答えた。
スーパーフライ級転向第一戦にして1位を破った那須川。同級王者・花岡竜に狙いを定めるが、そこは慎重に行きたいとした。
花岡選手を狩るのは決めている
――試合を終えての感想は?
「過去イチきつい試合って言うか。今日は凄い仁くんの気持ちも全て受けて立つ、気持ち同士のぶつかり合いをしたので楽しかったですね」
――最近の試合ではなかった苦しい展開になった。追い上げられた気持ちはあった?
「元々1R目からダウンを取れると思っていなかったので、2Rに『このまま行っていいのかな』みたいな迷いが出ちゃって。その迷っている間に行かれちゃった感じですね」
――ダウンを奪った左フックは狙い通り?
「あのフック自体は、仁くんだからというわけでなく常に打ってるフックで。それが勝手に出た感じだし、力みとかもなかったので、そういう倒せるパンチが出せたのは大きかったですね」
――一階級上のフィジカル差はどうだった?
「ぶつかり合いとかそういう感じでは負けている感じはしなかったんですけれど、言い表せませんが階級の差はちょっと感じましたね」
――スタミナのロスがいつもより早かったのでは?
「ありましたね。迷っているからこそしっかり呼吸も出来ないし、2Rは特に疲れましたね」
――スーパーフライ級1位をいきなり倒した。次の狙いは王者の花岡竜選手?
「そうですね。花岡選手を狩るのは決めているので。ナメんなよっていうのはありますね」
――今日の花岡選手の試合は見た?
「見ました。塚本選手の動きも凄くよくてどっちが勝ってもおかしくない内容でしたね」
――今の段階で戦っても勝てる自信がある?
「そういう自信がないとやっていけないと思うんですけれど、まだまだ直す点も見つかりましたし、53kgでの整え方も見直していかないといけないなっていうのもありました。たかが1.5kgですけれど、どういう落とし方で落とすっていうのを学ばないといけないといろいろ気付きがありましたね。それをもっとやっていきたいです。すぐにではなく」
――これからどうやってスーパーフライ級の身体を作っていく予定?
「すぐに花岡選手、大﨑選手というよりかはもっと53kgを経験しないといけないなっていう。それこそさっき言った53kgの整え方、上がった1.5kgをどう使うかっていうのを自分自身見つめなおさないといけないというのがありますね」
――減量の時からフライ級とは違いがあった?
「減量していく中で、いつも落としていた脂肪の1.5kgが付いているわけで、それが付くだけで動きも変わりますし、それを脂肪で落とすのか、パワーで負けないように付けたままで行くのかを考えないといけないので、そこは試していくしかないですね」
――試合映像は見返した?
「いや、見返してはいないけれど控室で仁くんと話しました」
――どんな会話を?
「強かったよ、絶対にリベンジするからその前にチャンピオンになってね、みたいな感じに言われました」
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1.5kgをどう使うかを考えている
――花岡選手が次やってやるよと言ったら次でもやる?
「やれって言われたらやるしかないですよね。そこで『いや~』とは言えないので。そこはRISEにお任せします」
――どんなところが花岡選手にナメられていると思った?
「甘くないんじゃないとか。前の大会のオープニングVで言ってるのもありましたし、いろいろ映像でそんなことを言ってるので、そこを分からせてやらないといけないなっていう。53kgのヤツらだけじゃないですけれど、RISEの選手ですよね。どちらかと言うと、自分は優遇されている方だと思うので、なぜ推されているのかっていうのをみんな分かっていないので。そこを分からせる。vs.選手ですよね」
――どうやってスーパーフライ級の身体を作っていく?
「根本的なフィジカルもそうですし、上がった1.5kgをどう使うかを考えていますね」
――マイクで51.5kgのベルトの話をしていた。あれはどういう意味?
「あれはベルトを獲った者にしか分からない秘密があるんですよ(笑)。これは言えないです。それを争ってトーナメントとかやるわけじゃないですか。それを獲った者にはベルトの秘密が分かるよって。その秘密は獲った者にしか分からないという」
――どんな選手に次はベルトを巻いてもらいたい?
「誰でもいいんですけれど、RISEを背負っていく覚悟を持っている人に巻いて欲しいですね」
――ウェイトトレーニングを本格的にやるか迷う年齢だが、その辺の悩みは?
「(筋肉を)付けすぎてもよくないですし、格闘技はパワーじゃないので。いつもみたいに脂肪で1.5kgを落としていくのか、パワーで対抗してちょっと上げていくのか。そこを試合を通して53kgの整え方を、減量はラクですけれどその整え方を見つめなおして、自分と相談してって感じですね」
――身長はまだ伸びてる?
「いや、伸びてないです」
――ではウェイトトレーニングをしっかりやっても大丈夫?
「いつもより頻度を増やそうかなっていうのはありますね」
――ベルトの秘密は龍心選手が何かしたのか、それとも元々何かあったのか?
「それは獲った者にしか分からないですよ。言えないですね。僕が何かしています(笑)」
――最後にファンへメッセージを。
「本当にこういう辛い、接戦を勝ち切れたのも仁くんとだからこそやり切れたっていうのもあるので、本当にいい経験が出来ました。53kgのベルトを巻かないとRISEも盛り上がらないと思うので、これからもどんどん勝ち上がって行くのでこれからも皆さん応援お願いします」