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【NEXUS】ウィルキンスが体重超過の小川健晴を極めてライト級王座戴冠、堀本祐惺が彪司に判定勝ちでSTRIKEスーパーバンタム級王者に。CRAZYルールで北野一声と齊藤淳が3Rベアナックルまで大熱戦、ウェルター級T決勝は悠太vs.森に!

2025/08/03 17:08
 2025年8月3日(日)東京・後楽園ホールにて、『NEXUS MANIA 2025』が開催されている。 「NEXUS MANIA」のタイトルがつけられた同大会では、MMA王座戦、STRIKE NEXUS王座戦、ラウンド毎にルールが異なるCRAZYルール、初代ウェルター級王座決定トーナメント準決勝2試合などが並んでいる。 NEXUS MANIA 2025 速報 ▼第10試合 ダブルメインイベント STRIKE NEXUS初代スーパーバンタム級(55.0kg)王座決定トーナメント決勝戦 3分3R〇堀本祐惺(TRY HARD GYM)[判定3-0] ※30-30マスト堀本×3×彪司(TEAM TEPPEN)※堀本がSTRIKE NEXUS初代スーパーバンタム級王者に  手が合う両者。彪司は右カーフから左右に繋ぐと、堀本も自身のターンでまとめて蹴りにも繋ぎ、判定は3者30-30のドローも、マスト判定は3者とも堀本を支持、有効打で堀本が勝利し、STRIKE NEXUS初代スーパーバンタム級王者となった。 [nextpage] ▼第9試合 ダブルメインイベント Fighting NEXUS ライト級(70.3kg)王座決定戦 NEXUS MMA 5分3R〇ジェイク・ウィルキンス(フリー) [2R 3分29秒 ギロチンチョーク]×小川健晴(GOD SIDE GYM)※体重超過※小川が体重超過でNCルール  初代ライト級王者・岸野Justice紘樹が王座返上のため、ジェイク・ウィルキンス(フリー)と小川健晴(GOD SIDE GYM)が「ライト級王座決定戦」。  ウィルキンスはその岸野に23年8月に判定負け後、24年8月にソン・ヒョンソクに判定負けで2連敗中。  小川はNEXUSで3連勝後、25年3月のONE172で計量失敗のキャッチウェイト戦でエイドリアン・リーに1R アナコンダチョークで一本負け。再起を果たし、ベルトを巻くのはウィルキンスか小川か。  小川の体重超過でウィルキンスが勝った場合のみ、正式結果となり、小川が勝った場合はノーコンテストのルール。  1R、ともにサウスポー構え。小川は左ロー、ウィルキンスは右ローから。首相撲ヒザの小川にウィルキンスは3度のダブルレッグテイクダウンからパウンド。立つ小川を再三テイクダウンする。  2R、ウィルキンスはワンツー、さらに右ミドルからダブルレッグテイクダウン。小川は左で差して立ち上がり。ウィルキンスは左ロー、再びダブルレッグテイクダウン。小川の立ち上がりにダーティボクシングでアッパーを突き、ダブルレッグでトップに。  インサイドから細かいパウンド。そのスペースで立ち上がろうとする小川をがぶったウィルキンスはギロチンチョーク! タップを奪った。  試合後、ウィルキンスは「2カ月前にMe,Weに入って、山崎代表、皆さんありがとうございました。これで1個形に出来たと思います」と語った。 [nextpage] ▼第8試合 NEXUS CRAZY RULE 59.0kg契約 3分3R1R:ムエタイ 2R:MMA 3R:ベアナックル ※インターバル2分間×齊藤 淳(ReBORN経堂)[判定0-3] 〇北野一声(SONIC SQUAD)  1Rがムエタイ、2RがMMA 、3RがベアナックルというCRAZYルールに、八景ジム時代にキックボクシングから始めた、現フライ級コンテンダーの北野一声が参戦。北野は2025年3月の荻輔祐輔とのフライ級王座を賭けた再戦でスプリット判定負けからの復帰戦。  齊藤淳は、CRAZYルール発案者にして経験者。WMC日本スーパーフェザー級ではテープジュン・サイチャーンのリングネームで」王者にも輝いた。11月のFighting NEXUS vol.37で村田純也に2R 腕十字で敗れている。前戦の経験をいかに活かすか。北野が1Rのムエタイルールをどう戦うかにも注目の一戦だ。試合は59.0kg契約で行われる。  1R、ボクシンググローブのムエタイルール。左フックをヒットさせる北野は左ミドルも当てるが、齊藤は首相撲ヒザからケージに押し込みヒジ。  後半は北野を下がらせ左前蹴り。北野も立ち合い、左を突く。北野の左ミドルを掴んだ齊藤がヒザ蹴り、右を当てるがゴング。  2分間でグローブを装着しないと判定に響くインターバル。2Rのオープンフィンガーグローブ戦へ。  2R、OFG戦。北野は左を振って連打で前に。テイクダウンを封印か。ニータップに崩れた齊藤に足関節、ストレートフットロックも、齊藤も蹴り上げで脱出。押さえ込みにはいかずスタンド勝負の北野。  スタンドに戻し右の蹴りを上下に打ち分け、ヒザ、詰めてのヒジを狙い。北野の左オーバーハンドを被弾もゴング。3Rのベアナックル戦へ。  3R、NEXUS初のCRAZYルールに突入。ベアナックル戦。バンテージのみの両者。左の強打の北野にインサイドから左を突く齊藤。ジャブ、前蹴り。北野の左フックに右アッパーを合わせにいく。さらにボディ打ち、詰めて首相撲。右目を腫らした北野は左オーバーハンドをヒット、齊藤の詰めに頭を振ってスウェイ。右前手を突いて立ち合い、判定へ。  判定3-0で北野が勝利。試合後、「齊藤選手めちゃめちゃ強かったです。打たれ強くてびっくりしました。しょっぱい試合で申し訳ないですけど、今回、フライ級でやりたいと言ったら相手がいなくて、ぜひ荻窪選手と、返上するなら誰かとタイトル戦をやらせてください」とマイク。そこに竹内“クレイジーバスター”悠がケージインし、「俺とやりましょう」と対戦をアピールした。 [nextpage] ▼第7試合 Fighting NEXUS初代ウェルター級(77.1kg)王座決定トーナメント準決勝 5分2R(延長1R)×たまよせゆきと(AACC/KAMISU GANG)[2R 3分10秒 リアネイキドチョーク]〇悠太(ALLIANCE)  1R、右カーフのたまよせはシングルレッグも残す悠太がジャブ。たまよせは左フックから右をヒット。マウスピースを2度吐き出した悠太だが、ブロッキングから右を返す。  2R、右ローを当てるたまよせはシングルレッグから脇を潜りバックへ。両足をフックし、リアネイキドチョークに。しかし悠太は正対するとトップからパス、肩固め狙いに背中を見せたたまよせをリアネイキドチョークで極めた。悠太が逆転一本勝ち!  準決勝で完勝した森昴星と、逆転勝ちの悠太が11月の決勝でベルトを賭けて対戦に。 [nextpage] ▼第6試合 Fighting NEXUS初代ウェルター級(77.1kg)王座決定トーナメント準決勝 5分2R(延長1R)×趙大貴(フリー)[1R 1分53秒 TKO] 〇森 昴星(THE BLACK BELT JAPAN) 1R、先にダブルレッグテイクダウンの森にシングルレッグから立つ趙。森は跳びヒザで崩すと、パウンド、リアネイキドチョークを極めた。 [nextpage] ▼第5試合 NEXUS KICK スーパーフェザー級60.0kg契約 3分3R 〇藤井重綺(Team +1/STRIKE NEXUS初代スーパーフェザー級王者)[判定3-0] ※30-30マスト藤井×3×高岩 拓(TRY HARD GYM) [nextpage] ▼第4試合 NEXUS MMA 5分2R(延長1R) フェザー級65.8kg契約〇アポロ中山(GOD SIDE GYM)[延長判定3-0] ※29-28×3×嵐士(K-PLACE)  1R、中山の入りに右を当ててヒザを着かせた嵐士、さらにケージに詰めてダブルレッグテイクダウンからバッイクを奪い、リアネイキドチョークも。中山はケージを蹴ってずらして後ろ手を剥がして左で前に。  2R、嵐士のダブルレッグをがぶる中山。スイッチで立つ嵐士は再び組みに。切って左を振る中山はボディロックテイクダウン。疲弊する嵐士を詰める。本戦判定はドロー。  延長R、右を当てる中山は嵐士の組みを切ってバック、サイドバックからパウンド。嵐士もダブルレッグでテイクダウンも尻まで着いて切るとパウンド連打。試合後に中山は腕立て伏せも見せるタフぶりを見せた。  判定3-0(29-28×3)でアポロ中山が勝利。因縁の千春を呼び込むと、千春も「こいつぶっ飛ばす」と予告。中山は「俺、簡単に倒れないんで」と返した。 [nextpage] ▼第3試合 NEXUS KICK 3分3R 59.0kg契約×清重真平(北眞舘)[判定0-3] ※28-30×3〇マ・シンフ(テイコウファイティングクラブ)  オーソから左の蹴りの清島に、マ・シンフは右前蹴りから入り、左ボディ右フックとケージまでパワフルに詰めてクリンチ。2Rにマ・シンフのバッティング。清島インターバルから再開。左ボディ、左の蹴りの間合いの清島にマ・シンフは詰めて左右。  3Rに動きが落ちたマ・シンフに清島はカウンターの左をヒット。マ・シンフもバックフィストを振るが、再びバッティング。再開もともに決定打に欠ける。  判定は3-0(30-28×2, 29-28)でマ・シンフが勝利。NEXUSのベルトが目標と語った。 [nextpage] ▼第2試合 NEXUS CRAZY RULE 57.5kg契約 3分3R 1R:ムエタイ 2R:MMA 3R:ベアナックル ※インターバル2分間×簗丈一(TEAM Aimhigh)[2R 1分09秒 TKO]〇竹内“クレイジーバスター”悠(トイカツ道場)  CRAZYルールの57.5kg契約試合で、RISEで活躍する簗丈一(TEAM Aimhigh)が、竹内“クレイジーバスター”悠(トイカツ道場)と対戦する。竹内は5月に村田純也をスラムTKOで4連勝中。  簗(やな)は4月の『RISE 187』で門脇碧泉と対戦。先にダウンを奪いながらも「ダウン後の攻撃」「ブレイクコール後のヒザ蹴り、ローブロー」を受け、左ハイでKO負けも、試合はノーコンテンストに変更されている。  1R、簗の右の強打に竹内は右の飛び込み、脇を潜りケージに押し込み。簗は右を当てて左右に繋ぐが、竹内も右ミドルを返してゴング。グローブつけかけの2分は遅れると、判定に影響とアナウンス。  2R、OFG戦。詰めてダブルレッグテイクダウンの竹内はすぐにマウント奪取。パウンド、ヒジにレフェリーが間に入った。  竹内は「すいません、ベアナックルまでいかず。そろそろタイトルマッチ、北野選手、今日勝ったら僕がブッ倒すんでお願いします」と語った。 [nextpage] ▼第1試合 NEXUS KICK スーパーバンタム級55.0kg契約 3分3R×湯本剣二郎(レアリゼ新宿 teamNeo)[判定0-3] ※28-30×2, 27-30〇所 風雅(TRY HARD GYM)
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