『THE MATCH 2022』の再戦となる王者・志朗vs.挑戦者・玖村
2025年8月2日(土)東京・大田区総合体育館『ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2025 TOKYO』の前日計量&記者会見が、1日(金)都内にて13:00より行われた。

メインイベント(第12試合)のRISE世界バンタム級タイトルマッチ3分5R無制限延長Rで対戦する、王者・志朗(BeWELLキックボクシングジム)と挑戦者・玖村将史(999)は共に54.95kgで計量をパス。
会見で玖村は「初参戦でいきなり世界タイトルマッチ、メインイベントで出来ることにワクワクしています。僕はキックボクシングを盛り上げるためにRISEに来たので、しっかり盛り上げるような試合をして3年前以上の勝ち方をして3年前以上のレベルの高い試合をしたいと思うし、3年前以上の差を見せて勝とうと思っています」と3年前の試合を超えると宣言。

王者の立場であるがリベンジを挑む側である志朗は「リベンジマッチを組んでくれて感謝しかないです。自分が負けた原因もあるし、この3年間、周りからもずっとリベンジマッチを期待されていたと思うので、合宿もそうだし、出来る範囲のことを全部やったので、自分はどれくらい凄い動きを見せられるか期待しかないので、皆さん期待していて下さい」と、リベンジする準備は万端だとした。
玖村は初参戦のプレッシャーはないかと聞かれると「一切ないです。僕はRISEに来る時に新たな挑戦だと思って来たのでワクワクしているし、プレッシャーよりも明日勝つことだけを考えています」と、むしろワクワクしていると答える。

3年前とどこが進化したかとの質問には「スピードもパワーも3年前より全是上がっていると思うし、テクニックも身に着けてきた。誰が見ても強くなっているという戦い方をして勝ちたいと思います」と、さらに強くなった自分を見せたいという。
志朗は、リベンジマッチには強い方かと聞かれると「強い方だと思いたいです。負けたイメージもあるし、もらったパンチとか。チームで考えてこれが当たる、リスクある、など3年間vs.玖村をイメージした練習をずっとしていて。いつリベンジマッチが来てもいい感覚で練習していたので、やっとその集大成を見せられると思いました。3年前は技術に特化して効かせられたら行くという感じだったんですけれど、今はどのラウンドでも倒しに行けるスタイルに変わっているので」と、3年間の集大成を発揮するとした。

対戦まで何度もプロモーションで顔を合わせた両者。いざ試合を明日に控えて、どんな感情が沸いたかと問われると、玖村は「何回も見ているので志朗選手だなって感じですね。感情で言ったら試合できるのが楽しみです」と、2024年9月以来となる試合が楽しみで仕方がない様子。
対する志朗は「憎しみ半分、感謝半分くらい」だとし、負けたことに対する憎しみもありますし、「RISEに来てくれたのは感謝していますし、負けたことに対する憎しみもありますし、フェイスオフの時に玖村選手は本当に目を瞑らないんですけれど今回は自分が目を瞑ってしまったのでそこでは負けたと思いました(笑)」と、リラックスしているためかジョークも。

タイトルマッチのため3分5Rの戦いとなる今回。理想としては何ラウンドで仕留めたいか、と聞かれると玖村は「流れの中になると思っていますが、志朗選手が倒しに来ると言っているので、倒しに来れば1Rで終わらせる自信がある。1Rで終わらせる自信はあります」と言い放つ。

これに志朗は「1Rから行ける準備もしているし、6Rのスパーリングもやってきたので延長もイメージした練習もしましたし、高知の低酸素運動の合宿もしたし、いつも以上にスタミナもあるし万全です。1秒1秒目が離せない展開になると思うので、どのタイミングでKOが生まれるかは自分も分からないですね」と、1Rから延長戦までどのラウンドでもタイミングが来ればKOするとした。

玖村はアウェイで戦う気持ちかと聞かれると「どちらかと言うとアウェイだと思うけれど、リングの上はホームもアウェイも関係ないと思っているのでそこは気にしない。しっかり勝ってRISEの皆さんに迎え入れられるような試合をして勝ちたいと思います」と、RISEファンに認められる試合をするだけとする。
『THE MATCH 2022』は中立のリングだったが、今回はホームであるRISEのリング。勝たないといけないというプレッシャーが強いのでは、と問われた志朗は「プレッシャーはTHE MATCHの時と比べるとありますね。だからと言ってワンキャッチにこだわったりとかはないですし、ダウンを取り返さないと行けない想いはあるけれど、そこまでこだわりはないです。ホームだからというか、自分が負けたらRISE選手じゃない選手が王者になるので、このベルトはRISEの選手が巻くのがふさわしいと思うのでそのためにっていうのがありますね」と、RISEのベルトを死守したいと語った。



