2025年9月7日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『K-1 WORLD MAX~70kg世界最強決定トーナメント開幕戦~』の記者会見が、7月30日(水)都内にて行われた。
新たに発表されたのは、K-1 WORLD GP女子アトム級タイトルマッチ3分3R延長1Rで王者・松谷綺(ALONZA ABLAZE)vs.挑戦者・末松晄(K.I.K team BLADE) 。
松谷は2021年8月にKrush初参戦を果たし、2022年6月の「K-1初代女子アトム級王座決定トーナメント」1回戦で菅原美優に判定2-0で敗れ、プロ8戦目にして初黒星もその後は再び連勝し、2023年7月に初代K-1女子アトム級王者のパヤーフォンを延長戦の末に降した。11月には奥脇奈々に勝利し、第4代Krush女子アトム級王者に。2025年2月のK-1 WORLD GP女子アトム級王座決定トーナメントを制し、第3代王座に就いた。戦績は13勝(1KO)1敗2分。
末松は2023年4月にプロ2戦目でKrush初参戦。9戦のキャリアを持つ谷田美穂と対戦し、機動力とスピードを見せつけて勝利、関係者から高く評価された。2025年2月の「K-1 WORLD GP女子アトム級王座決定トーナメント」では松谷綺に敗れ初黒星も準優勝。5月のKrushでは紗依茄をKO、7月には大西日和との再戦を制した。戦績は8勝(2KO)1敗1分。
前述の通り、両者は2月の「K-1 WORLD GP女子アトム級王座決定トーナメント」の決勝戦で対戦しており、早くも再戦となった。
出場が決定していたシナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY)は、新生K-1では初となるMMAルール(※ルールの詳細は後日発表)ヘビー級で、ブレイク・トループ(EYR Division Blackhouse MMA)と対戦することになった。
カリミアンはアマチュアムエタイで活躍後、2018年9月の「K-1 WORLD GP初代クルーザー級王座決定トーナメント」に初来日。トーナメントを制して初代王者となった。同王座は2020年12月の3度目の防衛戦でK-Jeeに敗れて手放したが、2021年3月のダイレクトリマッチでK-JeeをKOし、王座を奪還。その後は、反則勝ちも含めて5連勝。2023年9月の「K-1 30周年記念無差別級トーナメント」では1回戦でKO勝利も準決勝でクラウディオ・イストラテに敗れている。
2024年3月、初防衛戦でリュウ・ツァーにKO負けを喫し、王座を手放した。10月にイストラテと再戦したが無効試合、12月14日の木村太地戦も無効試合に。大晦日の『雷神番外地』に参戦し、安保瑠輝也とスタンディングバウト特別ルール(ボクシング)で対戦して話題を呼んだが判定で敗れた。2025年4月には『GLORY』に初参戦し、ヘビー級トーナメントに出場したが1回戦で判定負け。5月の『男祭り』では皇治とスタンディングバウト特別ルールで決着つかずドロー。6月にはRIZINでMMAに初挑戦し、荒東“怪獣キラー”英貴から判定勝利した。立ち技の戦績は16勝(8KO)5敗2無効試合。
トループはアメリカからの推薦を受けての出場となる、9勝(8KO/1SUB)6敗のMMAファイター。LIGHTS OUT XTREME FIGHTINGヘビー級王者。カリミアンの200cmに対して193cmの身長を持つ37歳。
また、今大会で開幕する「-70kg世界最強決定トーナメント」に出場する16名の最後の1名が、木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Battle-Box)であることが発表された。
▼K-1 WORLD GP女子アトム級タイトルマッチ 3分3R延長1R松谷 綺(ALONZA ABLAZE/王者)末松 晄(K.I.K team BLADE/挑戦者)
▼MMAルール(※ルールの詳細は後日発表)シナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY) ブレイク・トループ(アメリカ/EYR Division Blackhouse MMA)