キックボクシング
インタビュー

【RISE】MA王者・一樹がRISE新王者・田丸辰に初黒星をつけるか!?「勝ったらタイトルを懸けて田丸選手と再戦させてもらいたい」=2月3日(日)『RISE130』後楽園大会変更カード、全試合順も発表

2019/01/30 00:01
【RISE】MA王者・一樹がRISE新王者・田丸辰に初黒星をつけるか!?「勝ったらタイトルを懸けて田丸選手と再戦させてもらいたい」=2月3日(日)『RISE130』後楽園大会変更カード、全試合順も発表

(C)RISE

2月3日の『RISE130』後楽園ホール大会セミファイナルにて、MAキックスーパーフライ級王者の一樹(PLACE-K)が、8戦8勝無敗のRISE初代スーパーフライ級王者の田丸辰(平井道場)と、ノンタイトル戦で対戦する。

関西で活躍する一樹はRISE初参戦。強烈なローキックを武器にアグレッシブに前に出るスタイルで、田丸と同じく2018年11月にMA王座に就いた。

所属するジム「PLACE-K」では、元NKB二階級王者でRISEスーパーライト級王座にも挑戦した巨輝の指導を受けている。「巨輝さんの指導を受けている以上は、巨輝さんに認めてもらいたい」という一樹は、“那須川天心2世”田丸辰との対戦を前に、「勝ったらタイトルを懸けて田丸選手と再戦させてもらいたい」と、野望を語った。

――今回RISE初参戦が決まりました。これまでの主なキャリアを教えていただけますか。

「定時制の高校の時に部活動で遊び感覚でサッカーをやっていたぐらいで、スポーツ歴としては特にありません。体力検査では全学年で2位だったので身体能力には自信がありましたね。僕は元々身体が小柄なのでコンプレックスがずっとあり、強い人に憧れて21歳の時にキックを始めました。

試合に出る気もなかったのですが、初のアマチュア試合で負けて凄く悔しくなりました。自分にはこういう気持ちがあったんだ!? と気付き、5~6試合ぐらい経験を積んで会長から声を掛けられてプロデビューを決意しました。2015年11月にHIGH SPEEDでプロデビューして、MA日本キック、DEEP KICK、BORDERなど、関西でずっと試合をやらせてもらっていて、プロ戦績は9戦5勝4敗です」

――最近活躍している選手はジュニア時代からアマチュア経験が豊富でプロデビューしているケースが多いのですが、一樹選手はアマチュア経験が少ない上にプロの試合経験も少ない中で老舗団体のチャンピオンになっていて珍しいケースですね。

「そうですね。もっとアマチュアでしっかり経験を積んでおけば良かったと思います(笑)。わずか9戦でベルトを獲れたのは周りのサポートがあったからこそだと思います」

――ご自身で才能があると思いますか?

「僕はずっと才能、技術は全然ないと思っていて、ただ気持ちで勝っているだけです。昨年11月にMAのタイトルマッチで渡部ヒロシ選手とやらせていただいたのですが、打たれてもガンガン前に出てくる選手とやるのは初めてでした。今回チャンピオンになっての初の試合になります」

――東京での試合も初めて?

「そうですね。しっかり僕の名前も覚えていただき家に帰ってもらいたいです」

――対戦相手の田丸選手についてはどのような印象がありますか?


「“那須川天心2世”と呼ばれていますよね。カウンターなどパンチのテクニックが上手な印象があります。スピードも速いですよね。今回は自分の実力ではなく周りの方々のおかげで、いきなりチャンピオンとやらせてもらえるんだと思います」

――謙虚ですね。ご自身はどんな武器で対抗しますか?

「スピード、テクニックは田丸選手の方があるので、僕は得意なミドルを蹴って相手のペースを崩して、気持ちでどんどん前に出て相手がしんどくなるような試合をしたいと思います。練習をしっかりしているのでスタミナにも自信があります」

――相手は8戦無敗のチャンピオンだけに、ここで勝てば美味しいという想いもありますか?

「勝ったら大きいですよね。勝ったらタイトルを懸けて田丸選手と再戦させてもらいたいです」

――2019年の目標は何でしょうか?

「僕は30歳までにチャンピオンになる目標でしたが、去年、29歳でチャンピオンになれました。ベルトをもう一本欲しいと思っていて、そういうチャンスが近くまで来ているので、今年はRISEのチャンピオンになりたいと思っています」

――所属しているジムのPLACE-Kでは、元NKB二階級王者・巨輝さんの指導を受けているんですよね? 巨輝さんに一樹選手のことを聞いたら「真面目で負けん気が強い」と評価されてました。

「巨輝さんがそう言われていたんですか!? 巨輝さんはポーカーフェイスであまりよく喋らない方なので、僕のことをどう思っているのかずっと気になっていました(笑)。そう言っていただけて嬉しいですね。巨輝さんの指導を受けている以上は、巨輝さんに認めてもらいたいという想いが凄くあるので毎日必死に頑張ってます。

ちなみに巨輝さんの現役時代の試合映像があんまり見つからなく、裕樹選手との試合だけ見ることが出来ました。巨輝さんとはマススパーをやることがあり、超一流の選手だったんだと凄く感じていて、トレーナーではなく憧れの存在で巨輝さんを見てしまいます。ここまで僕が強くなれたのも巨輝さんのおかげだというのも感じてます。ちなみに僕は勝ったり負けたりの試合が繰り返し続いて、今初の2連勝中なんです(笑)」

――チャンピオンでは珍しい戦績ですね。最後にファンにメッセージをお願いします。

「みんなに覚えてもらえるような熱い試合をして最後に立っているのは僕です。その瞬間を見ていて下さい」

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◆RISE 130
2月3日(日)後楽園ホール
開場17時/本戦開始18時
※17時10分よりオープニングファイト予定

【試合順決定】

▼メインイベント(第11試合)第5代RISEライト級(-63kg)王座決定戦 3分5R無制限延長R
秀樹(新宿レフティージム/同級1位、K-1 REVOLUTION FINAL-65kg級世界王者)
白鳥大珠(TEAM TEPPEN/同級2位、スーパーフェザー級4位)

▼セミファイナル(第10試合)SuperFight! -53kg契約 3分3R延長1R
田丸 辰(平井道場/初代RISEスーパーフライ級王者)
一樹(PLACE-K/MA日本スーパーフライ級王者)

▼第9試合 ライト級(-63kg)3分3R延長1R
山口裕人(山口道場/WPMF世界スーパーライト級暫定王者)
北井智大(チームドラゴン/同級3位)

<休 憩>

▼第8試合 清水賢吾引退エキシビションマッチ 2分2ラウンド
清水賢吾(極真会館/第3代RISEヘビー級王者、SB日本ヘビー級王者)
“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館/第2代RISEウェルター級王者)

▼第7試合 ミドル級(-70kg)3分3R延長1R
森田崇文(フリー/同級1位、元同級王者)
松倉信太郎(TRY HARD GYM/同級3位、K-1甲子園2009 -70kg王者)

▼第6試合 バンタム級(-55kg)3分3R延長1R
良星(平井道場/同級2位、Bigbangスーパーバンタム級王者)
竹内将生(エイワスポーツジム/MAスーパーバンタム級王者、WMC日本スーパーバンタム級1位)

▼第5試合 バンタム級(-55kg)3分3R延長1R
金子 梓(新宿レフティージム/スーパーフライ級1位)
堀尾竜司(TRY HARD GYM/第4代Krushスーパー・バンタム級王者)

▼第4試合 -58.5㎏契約 3分3R延長1R
篠塚辰樹(TEAM TEPPEN/RISEフェザー級5位)
Ryuki(RKS顕修塾/英雄伝説2017年-60kg級アジア王者)

▼第3試合 スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R
高橋幸光(はまっこムエタイジム/元MA日本ライト級王者、元J-NETWORKライト級王者)
山田洸誓(正道会館 高知/同級2位)

▼第2試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
津田鉄平(新宿レフティージム/同級10位)
澤谷大樹(HAWK GYM/同級11位、2018年RISING ROOKIES CUPフェザー級優勝)

▼第1試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R
YA-MAN(TARGET SHIBUYA/2018年RISING ROOKIES CUPフェザー級準優勝)
門口佳佑(EX ARES/那須川天心挑戦者決定トーナメント優勝)

▼OPF.2 スーパーフェザー級(-60kg)3分3R
中澤良介(TRY HARD GYM)
大日方景都(TARGET/2015年KAMINARIMON全日本大会 -60㎏級優勝)
※和希が怪我で欠場

▼OPF.1 フェザー級(-57.5kg)3分3R
須田翔貴(TEAM TEPPEN/2018年KAMINARIMON×新空手アマチュア最強決定戦-57.5kg級優勝)
松元アウトサイダー仁志(FLUT UP)
※石本磨生が怪我で欠場

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