デビュー2戦目で敗れた百花(右)にリベンジマッチを挑む那須川
2019年11月8日(金)東京・新宿FACEにてRISE初となる女子だけの大会『RISE GIRLS POWER』の開催が発表され、10月18日(金)都内にて記者会見が行われた。会見は3部制で行われ、第2部にはNJKFミネルヴァ日本アトム級王者・百花(魁塾)とのリベンジマッチが決まった那須川梨々(TEAM TEPPEN)が出席。
那須川は「初の女子大会でいろいろな選手がいる中で、リベンジ戦でもあるのでインパクトのある試合で差をつけて勝ちたい」と、リベンジを果たすだけでなく大会全体でもインパクトのある試合をしたいと意気込む。
受けて立つ百花は「RISEに参戦させていただき、前回、前々回と結果を出せずに悔しい思いをしているので必ず勝って、戦い方にこだわらず勝ちに行きます。リベンジは絶対にさせません」と、那須川を返り討ちにしてRISEでの連敗をストップすると言い放つ。
両者は2018年11月のRISEで対戦し、プロ2戦目の那須川に判定2-0で百花がプロ初黒星を付けた。その時の印象を聞くと、那須川は「相手はボクシング技術が高くてスピードがある。でも全てにおいて上回りたい。前回は気持ちの差で負けたの部分があるので、気持ちでも技術でも全て上回って勝ちたい」と成長を見せると言い、百花は「前回ハイキックでKOした試合を見て、女子高生は伸びるのが早いなと思いました(笑)。強さも上手さも上になっていますが、勝ちます」と那須川の成長は認めるがそれでも勝つとした。
注目される初の女子大会で何を見せたいかとの質問に、那須川は「女子はKO率が少ないと言われていますが、女子はいけるんだぞってところを周りに知ってもらって。なめられて欲しくないので、女子でもこんなところまで行けるんだぞってところを見せたい」と、女子格闘技の印象を覆したいとアツく語る。
百花は「女子は気持ちの強い選手が多いと思います。バチバチの打ち合いが多い。そこも知ってもらって、男子の迫力に負けない試合をします」と、男子顔負けのバチバチの打ち合いを見せると予告。
今大会は10代が8人も出場するという大会になったが、26歳で18勝(1KO)13敗2分の戦績を持つベテラン百花は「女子高生が多いなと思っていました(笑)。でも、ベテランにはベテランの戦いがあるので、そこをお見せして女子高生に負けないくらいパワフルな戦いをします」と、10代には負けないとの意地を語った。
<関連ニュース>
初の女子のみの大会を開催、寺山日葵vs紅絹の王者対決、那須川梨々は百花と再戦
寺山日葵「伝説の選手と呼ばれるような選手になりたい」、挑戦受ける紅絹は「現役生活の中で今が一番強い」
10代と対戦する平岡琴「まだまだ超えさせない」、後藤まき「折れない気持ちは人生経験を重ねた私たちの方がある」
松谷綺vs宮崎小雪の16歳対決、神村エリカの愛弟子AKARIは宮崎若菜と2戦目、村上悠佳も出場
初の女子大会アンバサダーに神村エリカが就任、2020年も継続で2~3大会、後楽園ホール進出も