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【RISE】志朗「3年間の集大成を見せたい」玖村将史とのリベンジマッチは「3分5R=15分間、1秒1秒倒しに行く覚悟でやります」

2025/07/19 23:07
 2025年8月2日(土)東京・大田区総合体育館『RISE WORLD SERIES 2025』にて、RISE世界バンタム級タイトルマッチ3分5R無制限延長Rで玖村将史(999)の挑戦を受ける王者・志朗(BeWELLキックボクシングジム)が7月19日(土)都内にて公開練習を行った。  志朗はビッグミットに右ミドルキックを中心に叩き込み、「蹴りはキーポイントになると思います。相手がパンチ来るか蹴りで来るかで決まりますが、ボクシングキックとキックボクシング、両方できるように仕上げてきたので蹴りも万全です」と、玖村がパンチ主体で来ても蹴り主体で来ても対応できるとした。  今回の試合は2022年6月に東京ドームで開催された『THE MATCH 2022』での再戦となり、「何回か見て、これが悪かったねとかチームで話し合ってやっています。前回の負け方があるので意識しています。もらったパンチとか嫌だったこととか実戦練習からシャドーまで取り入れているので外国人よりはやりやすいですね」と、映像を見て前回の反省を踏まえての練習をしてきたという。 「前回負けた原因はアウトボクシングにこだわりすぎたり、技術にこだわりすぎた部分があったので、そこは3年前からずっと自分に足りないものを強くしないといけないと取り組んできたので、答え合わせじゃないですけれど3年間の集大成を見せたいと思う」と、玖村戦で得た課題をクリアしてきた成果を見せたいとする。  前回の敗戦はずっと頭の中にあったのかと聞かれると「比較されるじゃないですか、負けた人って。自分がいい勝ち方しても結局K-1の玖村とは…って。自分が負けているせいでK-1の方が上ってイメージがみんな強いと思うので、自分が負けたのが悪いんですけれど、そういう想いは3年間ありました」という。  この試合へ向けてプロボクシングIBF世界フライ級王者・矢吹正道と合宿を行い、「10Rのスパーリングをやってきました。今フライ級の世界王者で、次はスーパーフライ級でやると思うんですけれどスピードが速いし、KO率が高い選手なのでパンチ力あったし、その中でいいスパーが出来たので良かったなと思います。矢吹さんとのスパー前には高地にこもってトレーニングして、ボクシングの日本スーパーバンタム級王者とも12Rやったので、凄い収穫があったのでいい状態で試合に臨めると思います」と、自信を深めた。  玖村に関しては「変わった部分はアグレッシブになった。前手は少なくなったと思いますけれど、55kgじゃない倒し方をしているので攻撃力は上がっているんじゃないかなと。昔の方が蹴りはあったんですけれど、今回は蹴ってくるのかなとも思うし、攻撃力に特化したと思いますね」と、戦った時よりも攻撃重視になっていると評する。  そうなると前回の試合展開とはだいぶ変わると読んでいるのか。志朗は「変わると思います。前回と同じではポイントが取れないと思うので、近い距離でアグレッシブに練習したりとかいろいろやっているので、前回とは全く違う試合展開になると思います」と話す。  打ち合いについては「前回はサバこうとしてポイントが獲れなかったり、ヒット数が取れなかったので部分があるので、打ち合いになるんじゃないかなと思いますね。打ち合いの中でもらわない練習と言うか、打ち合いの位置や角度にこだわってずっとやってきたので。日本王者や世界王者とやっても被弾率が下がっているので、打ち合いの中で自分が一方的に打つのを見せられると思うので、試合展開は全然変わると思います」と、打ち合いでも自信があるとする。  負けた悔しさはどういう試合になれば払拭できるのか。そう問われた志朗は「圧倒的に勝たないとダメ。5Rあるので。RISEに来てくれたことは感謝していますが、悔しさや恨みやいろいろな想いもあるし、効かせたらしっかり倒しに行きますし、3分5R=15分間、1秒1秒倒しに行く覚悟でやります」と圧勝することだと答えた。  早い段階で決着がつく可能性もあるか、と聞かれると「玖村選手が1Rから来れば自然とその距離になるし、玖村選手が5Rを考えて1、2Rは来なかったら自分があえて行くかもしれないし、そこは3Rと違って駆け引きが出来るのが大きい。逆に深読みすると1、2Rとられるので1Rから勝負は始まってます。KO率が高い選手ですがその分、カウンターが当たれば倒れる可能性もありますし、そういう意味ではゴングが鳴ってからの駆け引きが大事だと思います」と、互いの駆け引き次第だとした。  RISEの強さを示す試合でもあることには「自分と原口君が、もし2人とも負けたらRISEのベルトがRISEに無くなってしまうので、自分と原口くんはお互いに危機感があると思うので、RISEの世界王者はRISEの選手が持っているのが一番ふさわしい。自分が持っていないとダメだなってのがあります」と、世界王座を死守したいと語った。  また、RISEバンタム級王者・大﨑孔稀が挑戦を表明していることには「マッチメイクするのは自分じゃないので(笑)。順番がありますし、そこは待てよって思う。ちょいちょい上から目線はイラっとしますけれど、ちょっと黙って順番待ちしておいて、相手するからって感じです」と、“待ってろ”とする。  K-1スーパー・バンタム級王者の金子晃大についても聞かれると「2~3年前に試合どうと言われた時に自分はK-1王者とはやってないのでそこはやらないと行けないですし、そのために今回勝たないといけないですし、今回勝てば自然とみんなの声が上がると思うので、勝ちさえすればみんなが見たいカードが組まれると思うので、勝たないといけないですね」と、玖村に勝てば可能性はあるだろうと答えた。  最後に志朗は「3年ぶりのリベンジマッチで圧倒的に勝って、KO出来たらKOするので、しっかりリベンジします」と誓った。
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