2025年8月9日(土)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2025 act.4』の記者会見が、7月17日(木)都内にて行われた。
今大会で、11月24日(月・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館『シュートボクシング創設40周年記念大会』で行われる『S-cupワールドトーナメント』の出場権を争うフェザー級(-57.5kg)の3試合が組まれた。
SB日本フェザー級王者・山田彪太朗(シーザージム)は、デウン・ジットムアンノン(タイ)と59.0kg契約で対戦。
山田ツインズの兄・彪太朗は2019年8月にプロデビューすると4連勝(無効試合を挟む)を飾ったが、2021年4月に翔に初黒星を付けられた。2022年11月の次期挑戦者決定トーナメントで優勝。12月のRISEとの対抗戦で門口佳佑戦に逆転負けを喫したが、2023年4月に川上叶に勝利してSB日本フェザー級王者となった。
その後はムエタイを相手に3連勝。2024年4月にKNOCK OUTからの刺客・栗秋祥梧に判定勝ち。6月のKNOCK OUTでの龍聖戦前に指を切断しかけるほどの重傷を負って欠場したが、10月に一仁を初回KOして再起。12月はカオムーカイに判定勝ち、2025年2月にルエル・カタランをKO。4月には川上叶の挑戦を受けての初防衛戦で勝利した。戦績は20勝(7KO)3敗1無効試合。
デウンはPROムエタイ協会フェザー級王者で、ロッタンと同じジットムアンノンジム所属。
SB日本スーパーバンタム級王者・山田虎矢太(シーザージム)も59.0kg契約で、ダウ・ジットムアンノン(タイ)と対戦。
山田ツインズの弟・虎矢太は2019年8月にプロデビュー後13連勝を飾っていたが、2024年3月にプロキャリア初の敗北を喫した。適正階級であるフェザー級に階級を上げ、10月には上位ランカーの内藤凌太を撃破。12月にはONEからの刺客シッティチャイを1RTKOで葬り3連勝を飾っていたが、2025年2月に川上叶に2度のダウンを奪われる完敗。しかし、6月の魁斗戦では初回TKO勝ちで復活。戦績は17勝(12KO)2敗。
ダウもジットムアンノンジム所属で、デウンとは双子の兄弟。山田兄弟とのツインズ対決となった。
今大会への出場が発表されていたRISEフェザー級王者・安本晴翔(橋本道場)の対戦相手は、サタントン・チョー・ハパヤック(タイ)に決定。57.5kg契約3分3R無制限Rで対戦する。
安本は少年時代からアマチュアで150戦以上を経験し、24冠王に輝くなど活躍。2016年6月に16歳でプロデビューを果たすと、REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王座、INNOVATIONスーパーバンタム級王座、KNOCK OUT-REDフェザー級王座、WBCムエタイ日本統一フェザー級王座を次々と獲得。2022年7月からはRISEに参戦し、2024年10月に門口佳佑を判定で破り第6代RISEフェザー級王座に就いた。2025年6月には國枝悠太をKOして初防衛に成功。戦績は34勝(16KO)4敗2分1無効試合。
サタントンは『ONE Friday Fights』に出場しているムエタイ戦士で、2連勝している18歳。
彪太朗は「S-cupを控えていますが調整試合のつもりはさらさらない。タイで王者になっている強い選手だし、日本の双子vs.タイの双子、山田ツインズなめるなよってところを見せたいと思います。皆さん、楽しみにしていてください」とコメント。
虎矢太は「前回いい勝ち方が出来てベストアート賞もゲット出来て、非常に自信に満ち溢れています。練習もいい状態で出来ています。相手は強い選手と聞いていますが、格闘家としても双子としても強いところをお見せできるように頑張ります」との意気込み。
安本は「SBの試合、他団体での試合は久々なので、ONEで活躍している強いタイ人を呼んでもらって久々のタイ人選手との試合なのでしっかり倒して勝ちたいと思います」と話した。
シーザー武志会長は「この山田ツインズはみんな警戒して、日本人の相手が出てこない。それでタイのいい選手を呼ぶしかないということになりました。安本くんはRISEの王者だから、今ONEとの交流があってこれからONEとも広げてきたいので、安本くんはONEの選手との対戦になりました」と説明した。