RIZIN帰りの武田(左)が大原の挑戦を受けての初防衛戦に臨む
2019年10月22日(火・祝)東京・後楽園ホール『DEEP 92 IMPACT』のメインイベントにて、王者・武田光司(BRAVE)vs挑戦者・大原樹里(KIBAマーシャルアーツクラブ)によるDEEPライト級タイトルマッチが行われる。
高校時代にレスリングで5冠を達成し、MMAプロデビューからわずか14カ月でライト級王者となった武田は、2019年4月の『RIZIN』で元UFCのダミアン・ブラウンに判定負け。怪我の治療を経て、10月大会で1年振りのDEEP復帰戦に臨む。今回が初防衛戦。
対する大原はプロデビューの初期はPANCRASEに参戦も、2009年12月のDEEPフューチャーキングトーナメントウェルター級で準優勝以降は、キャリアの多くをDEEPマットで戦ってきた叩き上げ。武田とは2018年8月に対戦し判定負けしているが、その後、3勝1敗1分と好戦績を挙げており、長倉立尚、濱村健ら実力者にも勝利している。
武田は「去年8月に大原選手とは試合しています。手足が長くやりにくいなというのが印象的な選手です」と評し、「いつも通りやります。負けは許されないと思っています」と“必勝”を誓う。
初防衛後の目標を聞くと「将来の目標…今のところ先は考えていません」と言うが、「ただ、今お付き合いしている女性と結婚したいと考えています(笑)」とプライベートも充実しているようだ。
挑戦者の大原は武田を「レスリングが強い選手ってのが第1の印象です。2018年に戦ってさらにレスリングの強者って確信が持てた。あとは、とてつもなく黒いなって印象」と武田を評す。
試合については「ベルトも獲りたいけれど何より武田選手にリベンジがしたい。同じ相手に2回負けたくないので、とにかくリベンジを果たしたいです」と、タイトルよりも武田にリベンジしたいとの想いが強いようだ。
しかし、「今後の目標は、とにかくベルトを巻いていっぱい防衛して、第2の“ミスターDEEP”と呼ばれたい」と、王者になってDEEPを引っ張っていく存在になりたいと話した。