キックボクシング
インタビュー

【KNOCK OUT】菊地美乃里、元プロボクシング世界王者に「自分もパンチには自信があるので、打ち合って上回っていきたい」

2025/07/17 04:07
 2025年7月20日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT.55』(U-NEXT配信)にて、KNOCK OUT-BLACK女子アトム級3分3R延長1Rで山田真子(GROOVY) と対戦する菊地美乃里(GONG-GYM坂戸)のインタビューが主催者を通じて届いた。  2月の初参戦以来、5カ月ぶりのKNOCK OUTのリングは欠場選手の代打という形になったが、本人は大きなチャンスと燃えている模様。KROSS×OVER GIRLS-KICKアトム級王座も獲得した菊地は、実力者の山田とどう戦おうとしているのか? こんな強い選手とやる機会もそうそう来ない ──2月にKNOCK OUTに初参戦してKiho選手と対戦した後、4月に他団体でチャンピオンにもなって、今回は代打出場ということになりました。まずは、Kiho戦を振り返ると? 「打ち合いもできたんですけど、Kiho選手もうまくて、距離をうまく取られちゃって自分の攻撃ができなかったなと思います。もっと距離を詰めて、完全に自分の攻撃ができるようにできればよかったなと」 ──KNOCK OUTというイベント自体についてはいかがでしたか? 「楽しい雰囲気の演出もあって、応援に来てくれた人たちも配られていたペンライトを持って応援してくれたりして、とても楽しかったし、また出たいなと思っていました」 ──4月にタイトルマッチで勝ってチャンピオンになった時はどうでしたか? 「いつかタイトルを獲ってベルトを巻きたいと思って試合を続けていたので、今回勝ってタイトルを獲ることができて、とてもうれしかったです」 ──その後、気持ちの面でも変化はありますか? 「やっぱりタイトルを獲ったからには、チャンピオンらしく戦えるようにと思うようになりました。ちょっとプレッシャーもありますけど、より上を目指していこうという気持ちで練習を頑張っています」 ──その効果もあって、5月の試合も連勝できたと。 「そうですね。チャンピオンになって、しっかり勝たなくちゃという気持ちもあった上に、5月は地元の川越での試合ということもあって応援もたくさん来てくれていたので、勝つところを見せなければと思って挑みました。今までは前に前に出るだけだったんですけど、その試合ではステップも使って距離も取りながら、自分が攻めるところは攻めて、自分がやりたい戦い方ができたなと思いました」 ──そういう中で、代打出場ではありますが、2度目のKNOCK OUT参戦が決まったわけですね。前戦から1カ月足らずという試合間隔ですが。 「急ではあったんですけど、いいチャンスだなと思ってオファーを受けさせていただきました」 ──その相手が山田真子選手です。ボクシングでもキックでも王者になっている、実績のある選手ですが。 「すごく強い選手で、こんな強い選手とやる機会もそうそう来ないと思うので、とてもいいチャンスだなと思いました。ボクシングの選手だったということで、パンチのテクニックもすごく上手な選手だなと思っています。そのパンチは警戒したいです」 ──今回、山田選手との身長差は6cmですが、普段はもっと身長差がある試合が多いですよね。 「そうですね。いつもよりは身長差が少ない感じですが、そこまで特別変わることなく、自分のスタイルで戦えればと思っています。リーチがないので、どんどん前に行かないと勝てないので」 ──ただ、距離を詰めると山田選手のパンチが危険な距離にもなりますよね。 「今までの試合では身長差が大きいことばかりだったために、ガードはすごく意識しているので、今回もしっかりガードして、体も動かしながらどんどん距離を詰めていきたいです」 ──5カ月前のKNOCK OUT参戦の時とは違うという気持ちも大きい? 「そうですね。前回よりレベルアップしたところを見せたいと思っています」 ──今大会、女子アトム級でもう一つ、Kiho vs.森川侑凛というカードも組まれていて、女子アトム級王座への流れも見えてくるのではないかと言われています。そこについては? 「まず今回しっかり勝って、自分がこれだけ強いんだぞというところを見せた上で、ベルトを狙う機会があれば狙っていきたいです」 ──そのためにも、最終的にどういう勝ち方をしたいですか? 「相手がパンチのうまい選手でもありますし、自分もパンチには自信があるので、打ち合って上回っていきたいなと思っています」 ──パンチ勝負の中で、上回りたいと思うのはどういう点ですか? 「相手はテクニックがあると思うので、手数をどんどん出して印象をつけられればと思っています」 ──菊地選手の試合ではパワーもかなり感じられますが、そこは? 「そうですね。パワーも少しずつつけていっているので、そこもうまく出していければなと思います。いつもヘトヘトになりながら追い込んでいて、それでパワーも上がっていると思うので」 ──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう? 「自分はパンチが得意なので、手数とかパワーとかに注目してもらえればと思います」
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント