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【ONE FF】与座優貴との金曜日決戦を迎える元王者ペッタノン「対処法は既に練っている。3Rだけの試合には十分すぎるほどの力がある」

2025/07/15 11:07
 2025年7月18日(金)タイ・ルンピニースタジアム『ONE Friday Fights 116』(U-NEXT配信)にて、連勝を狙ってONEでの第2戦を行う元K-1 WORLD GPライト級王者・与座優貴(team VASILEUS)。  試合を目前に控え、対戦相手の元ONEキックボクシング世界バンタム級王者で現3位のペッタノン・ペットフォーガス(タイ)が、ONE公式サイトにてインタビューに応えた。 【写真】2022年11月に秋元皓貴を破って王座に就いたが、試合後に禁止薬物の陽性反応が出たためタイトルは剥奪 2024年6月のアラヴァディ・ラマザノフ戦以来(2RでTKO勝ち)の試合となるペッタノン。昨年末のナビル・アナン戦、今年初めのイリアス・エナッシ戦と2度も試合の機会を逃しており、「リングに戻ってこられて本当に嬉しいです。年間を通して試合はあるんですが、ナビルとの試合に向けて体重調整ができませんでした。今年初めのイリアスとの試合に関しては、相手が体調を崩したので出場できませんでした。  前回の試合と今回の試合は1年も離れていることになります。リングから長期間離れていると、動き、慣れ、そして身体能力といったものに影響が出ます。しかし、常に準備を整え、経験を積んでいくことで、リング上での状況にうまく対応し、勝利できると信じています」と、ブランクの影響を心配しつつも調整と経験値で対応できると信じているという。  ペッタノンは、1年前のスーパーボントレーニングキャンプで一緒にスパーリングをした経験から、与座の技術をよく知っていると確信しており、その技術に対処するための計画も持っていると考えている。 「彼は非常に優れたアスリートであり、スピード、俊敏性、そしてフレッシュな身体を備え、勝利への強い意欲を持っていることは認めざるを得ません。オスマノフに勝利した初戦から、彼は空手出身のキックボクサーらしい体力、強さ、そして持久力の高さを証明しました」と評価したうえで、次のように語る。 「しかし、対処法は既に練っています。油断はしません。特に彼の奇妙なローキック(与座キック)や素早いパンチといった攻撃をしっかり防御することに集中します。一緒に練習した時に、その点をはっきりと見てきましたから。他の攻撃については、万全の準備をしていますし、状況に応じて戦術を調整する準備もできています」と、与座攻略に自信を見せる。 「経験と緻密なゲーム展開、そして強力な自己防衛力には自信があります。必ず彼に勝てると信じています。体調に関しては、5Rでも戦えるためのトレーニングを積んできたので全く問題ありません。3Rだけ試合に出場する分には、十分すぎるほどの力があると思っています」と、自身の格闘IQ、ディフェンス能力、スタミナにも相当な自信があるようだ。  そして、与座を倒してランキングを保持し、王座を奪還することがキャリアの最終目標だとする。 「この試合は私にとっても彼にとっても大きな意味を持つと分かっています。勝者は次戦でジョナサン・ハガティ―との世界タイトルマッチに挑戦できる可能性があるからです。私はその先も見据えていますし、ルンピニーボクシングスタジアムの歓声は私が勝利し、タイトルマッチへの切符を取り戻すための大きな力になると信じています。  格闘家を引退する前に、いつか再びONE世界チャンピオンになれると、私は今でも信じています。なぜなら、私はプロアスリートとして生き、自分を大切にし、その日のためにすべてを尽くしているからです。この試合に勝って挑戦者の座に戻り、ベルトを取り戻します」と与座にタイトル挑戦権は渡さないと宣言した。
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