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【BreakingDown】メインの飯田将成vs.SATORUが急遽中止に、理由は飯田の溝口COOへの不信感。変わって溝口COOがSATORUと再戦へ

2025/07/11 19:07
【BreakingDown】メインの飯田将成vs.SATORUが急遽中止に、理由は飯田の溝口COOへの不信感。変わって溝口COOがSATORUと再戦へ

同大会のメインイベントであり、大注目のカードであった飯田vs.SATORUは中止となった(C)BreakingDown

 2025年7月13日(日)大阪・おおきにアリーナ舞洲『BreakingDown 16』のメインイベントに組まれていた、元プロボクサー・飯田将成とラッパーのSATORUによる因縁の対決が急遽中止となった。

 BreakingDownのCEOである朝倉未来が自身のYouTubeチャンネルにて発表した。


 朝倉CEOは「先ほど飯田さんから連絡が来て、今回試合を辞退するということでした」と先に結論を述べ、経緯を詳しく説明。飯田が怒った理由は2つあり、ひとつは「乱闘になるならオーディションに行かない」と告げていたにも関わらず乱闘になったこと、ふたつめは他のオーディションが押して飯田が自分の出番まで待つはめになったこと。

 これは「伝達ミス。情報の共有が運営が出来ていなかった」と朝倉CEOは不手際があったことを認め、「運営としては申し訳ない」とした。

 ただ、飯田はその2つのこと自体に怒っているのではなく、BreakingDownの溝口勇児COOから謝罪がなかったことに対して怒っていると思う、と朝倉CEO。「そこは溝口さんが謝らないといけないところだった」「映像チームだったり僕だったりに伝わっていないのは、溝口さんの配慮が足りなかった部分かなと思います」と運営の非を認める。

 さらに、飯田が公開した溝口COOとのLINEでのやり取りについて「溝口さんは運営サイドとしては明らかに言ってはいけないことを言っていた。LINEのやり取りで、それだから事業が上手くいかないしとか、人が離れていくとか、言ってはいけないことを言っていた。これは間違いなく溝口さんが悪いと思うし、選手に配慮がないっていう点に関しても確かになって思うところもあります」と朝倉CEO。

 しかし、朝倉CEOは「溝口さんは運営サイドにいながらも、選手側目線で見ていたところがある」と、溝口COOが選手としてもBreakingDownに出場し、飯田との対戦を望んでいたこともあったことから、100%運営側として飯田と接していたわけではないかもしれないと指摘。さらに、過去に飯田側の都合で試合がキャンセルになったことがあり、「チリ積もな部分が今回のことにつながった」との見解も示す。

 飯田は「溝口さんへの怒りが収まらないので辞退する」「声も聴きたくないし、電話もしなくていい」と伝えてきたという。


【写真】2024年12月の『BreakingDown 14』で溝口COO(左)はSATORUにダウンを奪われ劣勢の中、残り1秒で逆転KO勝ち

 これにより、溝口COOが責任を取ってSATORUとの対戦を申し出て、2人の再戦がセミファイナルで行われることに。ただし、溝口COOは当然試合の準備は何もしておらず、風邪もひいているとのことで、1分間延長なしの特別ルールで行われることになった。

 最後に、朝倉CEOは「運営サイド側の僕からしたらなんかこう分かる部分もあるんで、世間がめっちゃ思ってるほど溝口さんが超悪物ではないです」と、この件に関して溝口COOに一方的な非があるとは言えない、と語った。

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