キックボクシング
レポート

【MA日本キック】ダウンを奪われた竹市一樹が追い上げるもエマニュエルが振り切る、期待の若手対決は拳徳が勝利

2025/07/11 17:07
MA楠誠会館/MA二刃会MA日本キックボクシング連盟公認大会「KING OF SOUL:vol.8」2025年7月6日(日)大阪・堺産業振興センター ▼ダブルメインイベント2(第20試合)-63.0kg契約 MA関西ルール(ワンキャッチ・ワンアタック)3分3R◯サム“TANK”エマニュエル(グアム/Guam Muay Thai)判定3-0 ※29-27×2、29-26×竹市一樹(二刃会)  竹市は48戦のキャリアを持つベテランでバチバチの打ち合いを得意とするスタイル。  対するエマニュエルはキック戦績4勝5分を誇る一方、ボクシングやMMAでも積極的に試合をこなし“TANK”の異名どおりのフィジカルの強さが特徴的な選手で、試合前から激しい打ち合いが予想されたが、まさにそんな両者の持ち味がいかんなく発揮された試合となった。  エマニュエルが持ち前のフィジカルを武器に、フックで竹市を吹き飛ばすようなダウンを奪い主導権を握る。  しかし、徐々にスタミナを消耗し、手数の減ったエマニュエルのボディを攻めて巻き返す竹市。最終ラウンドにはパンチを振り回すエマニュエルを恐れずに打ち合いを挑んだ竹市だったが、逆転には至らず、判定でエマニュエルが竹市を振り切った。 [nextpage] ▼ダブルメインイベント1(第19試合)-53.0kg契約 MA関西ルール 3分3R◯拳徳(猛者連本部)判定2-0 ※30-29×2、29-29×陸刃(楠誠会館)  拳徳と陸刃による期待の若手選手同士によるスピーディな試合が展開された。  陸刃はRIZIN甲子園ベスト4の実績を持つMMAとキックの二刀流選手。対する拳徳は前回の『king of soul7.5』でインパクトあるKO勝ちを収めたことによるメインへの大抜擢となった。  圧力をかける陸刃に対し、リングを広く使いながら、時にトリッキーに飛び蹴りなど大胆に攻める拳徳。  決着は判定にもつれ、カウンター、待ちの攻防を狙っていたように見えた陸刃と、終始手数の多さで攻め続けた拳徳の差が判定を分けたか、僅差で拳徳が勝利した。 [nextpage] ▼セミファイナル(第18試合) -63.0kg契約 MA関西ルール 3分3R◯エリック「A$AP」ラカンブラ(グアム/Guam Muay Thai)TKO 1R 2分16秒×藤川政弘(二刃会)  藤川はキャリアはまだ浅いながら、パワフルなファイトで地元関西で人気の選手。対するエリックは、『king of soul』に2度目の参戦となった。  1R早々に試合が動き、長い手足を武器に攻めるエリックの左ハイキックが、スウェーで避けたはずの藤川の顎をとらえる。ばったりと倒れた藤川がなんとか立ち上がるも、エリックの追撃に耐えきれずレフェリーが試合を止めた。 [nextpage] ▼第17試合 特別チャレンジ企画 エキシビションマッチ 各2分1R-JIN&礼司(楠誠会館)勝敗なし ※エキシビションマッチのため-松田大将(WARRIOR OSAKA)  JINと礼司の髙木兄弟を相手に、将来有望なアマチュア8冠の松田が挑んだエキシビジョンは、プロ昇格前にプロを相手に試合をしたいという松田サイドの希望があってのマッチメイクに。  まさにそのとおり、相手へのプレッシャー、打撃の破壊力などプロの貫禄で髙木兄弟が松田を圧倒した。しかし、一方でこの経験を経てプロに挑戦する松田への期待が高まったともいえるエキシビションとなった。 [nextpage] ▼第16試合 -52.0kg契約 MA関西ルール 3分3R×睦樹(猛者連 精華支部華一門)判定0-3 ※27-30×2、25-30〇三浦海人(SFK) ▼第15試合 -69.0kg契約 MA関西ルール 3分3R×MOTOKI(レジェンド・ドラゴンGYM)判定0-2 ※27-28×2、28-28◯石川学琥(Surpass) ▼第14試合 -55.0kg契約 MA関西ルール 3分3R◯榎本優駿(MOREKICKBOXINGstudio)判定3-0 ※28-27×3、30-27×日進丸(日進会館) ▼第13試合 特別ガチンコエキシビションマッチ 2分2R-おさむ(楠誠会館)勝敗なし ※エキシビションマッチのため-ヒナタ(楠誠会館) ▼第12試合 -68.0kg契約 特別キックルール(組みなし) 1分2R ◯北井遥翔(猛者連 本部)判定3-0 ※20-17×3×豊中マン(楠誠会館/NARIAGARI BOX王者) ▼第11試合 2025年度MA西日本アマチュア-50.0kg王座決定戦決勝戦 MA関西ルール 2分2R延長1R ※防具あり〇菅岡一心(TIGER-GYM)判定×中村理玖(Surpass) ▼第10試合 2025年度MA西日本アマチュア-35.0kg王座決定戦決勝戦 MA関西ルール 2分2R延長1R ※防具あり×森 響斗(MA楠誠会館)判定0-3 ※19-20×2、18-20〇安枝斗真(TIGER-GYM) ▼第9試合 MAアマチュア53.0kg契約 1分30秒2R ※組み・キャッチなし、防具あり〇シンヤ(NEO)判定2-0 ※20-19×2、19-19×名村楓馬(コンティニュー) ▼第8試合 MAアマチュア57.0kg 1分2R ※組み・キャッチなし、防具あり〇YUGO(楠誠会館)判定3-0 ※20-18×2、20-17×百田雄介(TEAM ONE R-gym) ▼第7試合 MAアマチュア64.0kg契約 D/Cクラス 1分2R ※組み・キャッチなし、防具あり〇虎太郎(若獅子会館)判定3-0 ※20-18×3×藤田一斗(TEAM ONE R-gym) ▼第6試合 MAアマチュア-33.0kg契約 2026年度35kgベルトトーナメント権利試合 MA関西ルール 2分2R ※防具あり 〇宮木陽向(柏塾)判定3-0 ※20-19×2、20-18×木村陸人(二刃会) ▼第5試合 アマチュア-32kg契約 2026年度MA西日本-35kgベルトトーナメント権利試合 MA関西ルール 2分2R ※防具あり×晴樹(more kickboxing studio)判定0-2 ※19-20×2、19-19〇菅沼秀翔(one light source) ▼第4試合 2025年度MA西日本アマチュア-35.0kg王座決定戦トーナメント MA関西ルール 2分2R延長1R ※防具あり〇安枝斗真(TIGER-GYM)判定3-0 ※20-19×2、20-18×大野力翔(パラエストラ森ノ宮) ▼第3試合 2025年度MA西日本アマチュア-35.0kg王座決定戦トーナメント MA関西ルール 2分2R延長1R ※防具あり〇森 響斗(MA楠誠会館)判定2-0 19-19、20-19×2×中野琉生(K-STYLE) ▼第2試合 MAアマチュア-25.0kg契約 1分2R ※防具あり、組み・キャッチなし×武尊(楠誠会館)判定1-2 ※20-19、19-20、18-20〇前田爽良(柏塾) ▼第1試合 アマチュア33.0kg契約 1分2R ※防具あり〇西尾心翔(K-STYLE)判定3-0 ※20-19×3×山本聖志郎(TEAM ONE R-gym)
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