キックボクシング
インタビュー

【KNOCK OUT】大逆転のハイキックKO劇から2カ月、5連勝を狙うニューヒロイン候補のKiho「他の人にないものが欲しいです」

2025/07/11 12:07
【KNOCK OUT】大逆転のハイキックKO劇から2カ月、5連勝を狙うニューヒロイン候補のKiho「他の人にないものが欲しいです」

5連勝を狙うKihoはタイトルまで辿り着けるか(C)KNOCK OUT

 2025年7月20日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT.55』(U-NEXT配信)にて、KNOCK OUT-BLACK女子アトム級3分3Rで森川侑凜(J-KRANG)と対戦するKiho(KNOCK OUT GYM調布)のインタビューが主催者を通じて届いた。

 5月のNao戦では大逆転のハイキックKO劇を見せ、現役ミネルヴァ王者で国内無敗だったNaoに初黒星を付けて一躍注目を浴びた彼女は、今はまだない女子アトム級タイトルに向けても手応えを感じているという。4連勝中のKihoが今回の試合に抱いている意気込みとは?

女子は前に出てくる選手が多い中で――


──何度も言われていると思いますが、5月のNao戦は見事な逆転勝ちでした。KOしたハイキックは会心の当たりだったのでは?

「うーん…(笑)」

──反応がよくないですね。

「勝てたことはうれしい反面、試合全体は全然ダメダメだったので…。誰もが『Kihoの負けだろう』と思うような内容で、自分自身も何もできなかったので、ちょっと…って感じです(笑)」

──Nao選手がどんどん前に出てくるのを止められなかった?

「そうですね。それもそうだし、相手の得意な首相撲に入られちゃって」

──ただ、その中でもああやって勝てたわけで。

「そこだけはよかったと思います。自分にも倒せるものができたというところには自信を持っていいのかなと」

──実際、あのハイが当たった瞬間はどういう感触だったんですか?

「あの瞬間は自分でもビックリしたし、一瞬、何が起こってるか自分でも分からなかったと思うんですよ。不思議な感覚でした」


──あの試合で4連勝になります。そこもいい点ではありますよね。

「はい。とりあえず勝ててるというところはいいとは思います。でも前回のNao戦もそうだし、その前の菊地美乃里戦もギリギリで勝てたみたいなところがあるので、今回はしっかり勝ちたいなと思いますね」

──今回の相手、森川侑凛選手もどんどん出てくる相手ですよね。でもKiho選手は、同じように前に出て対抗しようとはしていないですよね?

「そうですね。森川選手は前回、すごいバチバチの試合をしていて。女子は前に出てくる選手が多い中、自分の距離で戦うのが理想なんですけど、甘いところがあって毎回入られちゃったりするので、そこをもっと徹底したいと思っています。特にタイミングの点は全然掴めてなくて。練習はしてるんですけど、試合になるとまだ全然なので。あと、この前のハイキックはよかったんですけど、もうちょっとバランスよく攻められるようになりたいです」

──バランスですか。

「パンチでも倒せるようになりたいんですよね。蹴りは出せるようになってきたんですけど、パンチはもともと苦手なので、もっともっと練習しないとなと思いますね。盛り上がる試合をするためにも打ち合えるところは打ち合いたいし、パンチはもっと磨いていきたいです」

──他に伸ばしたいと思っているところは?

「うーん…、全部ですね(笑)。もっと全体的に伸ばさないといけないなというのは感じています。もっと『うまいな』と思われるようになりたいです」

──「強い」よりも「うまい」がいいんですか?

「どっちもほしいです(笑)。どっちもほしいんですけど、女子では『強い』はあっても、『この人、うまいな』はなかなかないじゃないですか。だから他の人にないものが欲しいです」

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント