2025年7月27日(日本時間28日)、メキシコ・モンテレイのGimnasio Nuevo Leon Unidoで開催される『Eddie Bravo Invitational 24』(UFC fight pass 配信)に、日本から高橋“SUBMISSION”雄己(和術慧舟會HEARTS)の参戦が発表された。寝技状態で掌打が許される「コンバット柔術」ルールでバンタム級16人トーナメントに出場する。
日本でグラップリングの『Level-G』を主宰し、選手としては英国の『Polaris Pro Grappling』と「欧州独占契約」の選手契約をかわしている高橋は今回、エディ・ブラボーが主宰する『EBI』でMMAファイターらも参戦するトーナメントに挑む。
高橋のほか出場選手として、UFCフライ級で平良達郎、ジョシュア・ヴァンらと対戦し、判定まで持ち込んでいるエドガー・チャイレス(メキシコ)が参戦するほか、2021年ノーギワールド茶帯フェザー級優勝&『EBI 23』フェザー級トーナメントを4試合連続一本勝ちで優勝しているデミアン・バルデラマ(メキシコ)、ベテランのマルセロ・コーヘンらの参戦も発表されている。
MMAでも修斗で2勝1敗の戦績を残している高橋は、階級上の王者や、UFCファイターも参戦する同トーナメント(本戦コンバット柔術・延長戦 EBIオーバータイム)をいかに勝ち抜くか。
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老舗トーナメントである『EBI』参戦に向け、高橋は「ゴードンvs.クレイグ、エディ・カミングスvs.ジオ、ジョンカレスティン──彼らが『EBI』で活躍する姿を観て育ったので、ここに呼ばれる事が出来て光栄です」とコメント。
続けて、「今回は寝技での打撃が解禁されている(コンバット柔術)ルールという事で、IBJJFノーギで活躍してる人間からUFCファイターまで色んな方向の強豪が参戦しますが……、今回は相手というより最大の難題はルールとトーナメントです。まず、コンバット柔術という予測不能制の高いルールセット。そして何より、延長戦のオーバータイム含めた身体的にかなりキツい試合が1日で4回ある事。技術と共に、試合運び、フィジカル、集中力が普段以上に必要となると思います。勝ち切る自信の有無を聞かれるとコンバット柔術を理解し切れていない部分から、ちょいと微妙なところはありますが(笑)、一番強いのは俺だろうな、とは思ってます。『EBI』というメジャーリーグのベルトを日本に持ち帰って、Polarisの王座獲りの追い風にします」と、意気込みを本誌に語っている。
また、今回は身体的に非常に過酷なトーナメントを走り切るためのサポートとして、高橋のフィジカルを指導している森安一好トレーナーも帯同。「EBIという大舞台に挑む高橋SUBMISSIONのサポートができることを大変誇りに思います。ここまで積み重ねてきた努力が、しっかりと実を結ぶよう、コンディション面・精神面ともに万全のサポートをしていきます。最高のパフォーマンスが出せるよう、共に最後まで走り抜けます」とメキシコでのサポートについて語っている。
日本でもUFC fight passで視聴が可能な7.27『EBI 24』での高橋の活躍に注目だ。