2025年8月29日(金)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT.56』の記者会見が、7月9日(水)都内にて行われた。
KNOCK OUT-REDフェザー級3分3R延長1Rで、祐輝(OU-BU GYM)vs.ジャパンキックボクシング協会フェザー級王者・勇成(フォームドジム)が決定。
祐輝はこれまでKNOCK OUTで3戦を行い、2戦目は利根川仁に延長戦で惜敗したものの、KNOCK OUTのホープである福田拓海と茂木豪汰から初回KOを奪っている。戦績は7勝(3KO)6敗3分。
勇成はジャパンキックボクシング協会所属で、2023年新人賞。2024年11月に皆川裕哉を破り19歳でジャパンキック協会フェザー級王者となった。2025年2月には『ONE Friday Fights』に参戦し、ムエタイルールでグランプリノーイ・PKセンチャイに初回TKO勝ち。現在8連勝中と勢いに乗ってKNOCK OUTに初参戦する。戦績は9勝(6KO)1敗。
会見には勇成のみ出席し、「自分がKNOCK OUTに来た理由は龍聖選手に憧れて来ました。龍聖選手がスーパーフェザー級に上げて、正直KNOCK OUT-REDとBLACKフェザー級の注目が少ないと思うので、今回REDですがBLACKも両方いけるので日本フェザー級には勇成がいるぞと見せて一気にタイトルに絡んでいきたい。王者になります」と挨拶。
対戦する祐輝については「何試合かは見たんですけれど勝ったり負けたりで、正直自分の相手じゃないと思う。自分はKNOCK OUT初参戦ということで、しっかりインパクトのある勝ち方をして継続参戦していきたいですね」と、相手にならないと言い放つ。
オープンフィンガーグローブでの試合はONEに続いて2度目。「自分OFGはめちゃくちゃ強いので、相手にならないのかなと思っています」と、さらに自信があるとする。
KNOCK OUTフェザー級の中で意識している選手はいるかと聞かれると、「自分はREDの方が得意なので、王者が小笠原瑛作選手だと思うんですけれど、初参戦なのでまだ名指し出来る立場ではないと分かっているので、まずはこの試合で絶対KOして勝って次につなげたいと思います」と小笠原の名をあげた。
初めて自分の試合を見るファンにどういうところを見てもらいたいか、との質問には「1Rからガンガン倒しに行くので、自分の左フック、左ボディを見ていて欲しいですね」と答える。
「正直、KNOCK OUTよりもジャパンキックは注目が少ないと思うので、自分が勝って少しでもジャパンキックが注目されるように頑張っていきたいと思っています」と、王者として団体を引っ張っていきたいとし、KNOCK OUTのタイトル挑戦は「早ければ早いほどいいと思うんですけれど、まずはこの試合だけに集中して、絶対にKOして次につなげます」とした。
龍聖と交流があるとのことだが、超える自信はあるかとの問いには「交流があるというよりは、自分が龍聖選手を好きなだけでDMを送ったりして。今週も会うんですけれど、いずれは自分も大きくなってスーパーフェザー級に上げて、何年後かは分かりませんがやり合えるような選手になりたいですね」との目標も掲げる。
どういうところが好きなのか、と聞かれると「自分と共通しているところが何個かあると思っていて。試合もカッコいいし、発言もカッコいい。全部カッコいいなと思います。キックボクシング始めて4年くらいなんですけれど、最初は知らなくて。1年経ったくらいでフェザー級無敗の龍聖選手というのを耳にするようになって。試合も見るようになって、この間の代々木も福岡から観に行きました。それくらい大好きな選手です」と憧れを口にした。
また、山口元気KNOCK OUT代表は「ジャパンキックさんとはこれをきっかけに交流していきたい。睦雅選手いいですよね」と、ジャパンキックとの交流を深め、ONEで3勝1敗の睦雅(ビクトリージム)にも興味を示していた。