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【KNOCK OUT】久井大夢がRED&BLACK両王座を返上、今度はライト級での両王座統一を狙い鈴木千裕戦も視野に「後にはそれもやりたい」

2025/07/09 17:07
【KNOCK OUT】久井大夢がRED&BLACK両王座を返上、今度はライト級での両王座統一を狙い鈴木千裕戦も視野に「後にはそれもやりたい」

久井がスーパーフェザー級のRED&BLACK王座を返上、次はライト級での統一王座を狙う

 2025年7月20日(日)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT.55』にて、KNOCK OUT-REDライト級3分3R延長1Rでロムイーサン・TIGER REON(タイ/REON Fighting sports GYM)と対戦する久井大夢(TEAM TAIMU)が改めて会見で意気込みを語った。


 会見の冒頭では、ライト級転向に伴い保持していたKNOCK OUT-REDとBLACKの両スーパーフェザー級王座を返上することが発表された。KNOCK OUTのベルトが腰からなくなるのは「(2022年12月の)デビュー3戦目の前以来」(※3戦目でKNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座に就いた)だという。

 久井は「ライト級でもどっちでも王者になれると思うので、まずはタイトルに挑戦できる位置まで経験を積んで行きたいと思います」と、ライト級での実績を作っていきたいとする。


 その第一弾が2024年11月に判定で敗れたロムイーサンとの再戦となり、「1回負けているので絶対リベンジして倒したい気持ちです」とリベンジを誓う。

 初対決ではロムイーサンの首相撲に苦しめられたが「前と同じ感じにはさせないくらい自分のレベルは上がっているので、楽しみにしておいて欲しいです。前回の首相撲の展開でも、打撃の展開でも今は全然違う自分を見せられると思っているのでレベルは上がっていると思います」とし、昨年12月に下地奏人がロムイーサンを1R2分20秒、ハイキックでKOしていることは意識するかと聞かれると「絶対に倒したい」とKOでリベンジを果たしたいとした。


 ライト級でどのような道を描いているのか、との質問には「手前の目標はBLACKでもREDでも(タイトルを)獲るというのがあるんですけれど、自分の目標としてKNOCK OUTの大阪大会をやって欲しい。それも、自分の地元の羽曳野でやって欲しいなって思うので、よかったら考えてください」と、地元での大会開催を実現させたいとの目標を掲げる。

 8月29日の後楽園ホール大会には現KNOCK OUT-REDライト級王者ゴンナパー・ウィラサクレックの出場が発表され、山口元気代表は「ゴンナパーとやってみたいという心意気のある選手は名乗りをあげてもらいたい」としたが、ロムイーサン戦をクリアしたら名乗りを上げるかと聞かれた久井は「やらせてもらえるなら僕は全然やりたいです」と、6月、7月、8月の3連戦でも構わないと言い放つ。


 山口代表は「3カ月で3試合ってカンボジアの選手じゃないんだから」と苦笑し、「まずはロムイーサン戦をクリアしてもらって、その後に話し合いましょう。僕も鬼にはなりたくない(笑)。まずは20日の試合が終わってからかな」と回答。

 現RED王者ゴンナパーについて久井は「重森選手との試合も強いなと思ったし、挑戦できるまで自分が行ったら戦いたい」とし、BLACK王者・大沢文也については「強いですね。頭で考えてそれを試合で実行しているなって。そのリズムに付き合わずにっていう感じですかね。それも挑戦できるところで戦いたいなって感じです」と、それぞれ評した。


【写真】KNOCK OUTのベルトが手元からなくなったのは3戦目の前以来だという久井

 どれくらいでタイトルマッチまで辿り着きたいか、と問われると「やらせてもらえるならって感じです。ライト級で経験をどんどん積んでやっていきたいと思っています」と、すぐにとは考えていない様子。

 山口代表は久井のタイトル挑戦の条件について「近々のロムイーサン戦をクリアすることが最低条件。その後、ゴンナパー選手を倒すのは久井しかいないんじゃないかって期待感が、ファンの皆さんの間で自然と沸き起こるような試合をしていけば自ずと決まる。そのように久井選手の試合を組んでいくつもりです。目の前の目標は打倒ゴンナパーなのかなと思います」と、ファンの方からゴンナパーとの戦いが見たいとの声が沸いた時がその時だとする。

「大沢くんが、まずはゴンナパーにしてくれと言ってるのもある。もしかしたら、大沢くんの事だからすぐにでもやりたいというフリかもしれないけれど」とし、久井自身は「順番はどちらでもいい」とした。

 さらに、その先のビジョンはと聞かれた久井は「僕は階級をどんどん上げていくと思うので全部獲っていきたい。身長、体重によりますがスーパーライト級は最低でも行くんじゃないかと思っています」と、行けるところまで階級を上げていきたいとする。

 山口代表からは「お父さんの方から、デビュー前から鈴木千裕は目標に入っていると言っていました。僕もまさかこんなに大きくなるとは思っていなかった。でも実現しそうな気もします。この身長の伸び具合ならあり得るんじゃないかという気もしてきました」と、ゆくゆくはスーパーライト級で鈴木千裕との対戦もありそうだとの言葉。

 これを受けて久井は「今はライト級のことですけれど、のちにはそれもやりたいなって感じですね」と答えた。

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