D.ダイバー presents THE KNOCK OUT FIGHTER2024年11月2日(土)福島・KNOCK OUT TRAINING CAMP 常葉※KNOCK OUT公式YouTubeチャンネル/U-NEXT公式YouTubeチャンネルで無料LIVE配信
▼スーパーファイト KNOCK OUT-RED -60.5kg契約 3分3R延長1R×久井大夢(TEAM TAIMU/KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級&ライト級王者)延長R 判定0-3 ※9-10×3〇ロムイーサン・TIGER REON(タイ/REON Fighting sports GYM)※本戦の判定は29-28、29-29×2。
KNOCK OUT TRANING CAMPは試合場、トレーニング場、合宿場を兼ね備えた大型施設で、今大会はそのこけら落とし大会。
【写真】試合は新しく作られた八角形リングで行われた(C)KNOCK OUT 久井はKNOCK OUTアマチュアで3階級制覇を達成後、2022年4月大会でプロデビューしてKO勝ち。12月の王座決定戦に大抜擢されると新田宗一朗に2RでKO勝ちし、わずか3戦目でKNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座に就いた。2023年7月にはK-1に乗り込んでBigbangフェザー級王者・龍斗から勝利を収め、9月には大谷翔司に判定勝ちでKNOCK OUT-BLACKライト級王座に就いて17歳にして2階級制覇を達成。
12月にはトンミーチャイに判定勝ちするも、2024年2月のチュームーシーフー戦で敗れ2度目の黒星。6月にNJKFにてテーパブットに延長戦で勝利すると、6月に緊急参戦で龍聖とKNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級王座決定戦を争い、17戦無敗だった龍聖に初黒星を付けて三冠を達成した。8月にはクンクメールのチョット・サレイヴァントンを胴廻し回転蹴りで初回KO、9月にはペップンソン・フォームドジムにも判定勝ち。今年8戦目。戦績は12勝(4KO)2敗。
ロムイーサンは元ラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級2位、元BBTVミニフライ級1位の肩書きを持ち、現在は健太率いるREONジムのトレーナーも務める。2021年10月にはスック・ワンキントーン・ライト級王座決定戦をリク・シッソーと争っている(リクのTKO勝ち)。これまで日本の試合では森井洋介、勝次などから勝利を奪った。
1R、久井は開始ゴングと同時に飛びヒザ蹴りのフェイント、着地するとサウスポーから左右ローを蹴る。後ろ蹴り、左ボディストレートとボディを中心に攻める久井にロムイーサンは右ミドルを返す。顔面にフェイントしての左ボディストレート、前蹴りは久井。ロムイーサンは首相撲に持ち込みヒザを蹴る。ロムイーサンが右ミドルを蹴ると久井はすぐに左ローを返す。これにロムイーサンも右ミドルをさらに蹴り返す。ロムイーサンは右ミドルと右ローを交互に蹴り、久井はパンチからのロー。終盤には久井がバックハンドブローを見せた。
2R、ロムイーサンの右ミドルに左ローと細かい連打を返す久井。このラウンドはロムイーサンが前へ出て、右ストレートから首相撲に持ち込む。ガッチリとロックしてヒザを突き刺すロムイーサン。徹底して首相撲からのヒザに持ち込むロムイーサンに、久井も首相撲で崩そうとするがロムイーサンの方が首相撲は上か。久井はジャブと左ボディ、足への後ろ廻し蹴りから胴廻し回転蹴りを放つが不発に。
3R、左カーフを蹴り、近付いてくるロムイーサンにジャブを突く久井だがロムイーサンは首相撲に持ち込んでヒザ。組んでくるロムイーサンに回り込んで左ハイを蹴る久井だが、ロムイーサンはしつこく組み付いてくる。久井が右ミドルからのワンツー、ロムイーサンは右ミドル。ロムイーサンは額から出血が見られドクターチェックに。これは有効打によるものと判断された。
再開後、前に出る久井が左右ローを蹴り、左三日月とワンツー。ロムイーサンは組んで瞬時に崩し倒す。前に出てヒジを打つ久井にロムイーサンは流血がひどくなるのを警戒したか離れて戦う。そこへ久井が左ロー、左ストレート、左インローと畳みかけた。
本戦の判定はドローで延長戦へ。ローを蹴る久井にロムイーサンは右ストレートで前へ出て首相撲。久井もヒザで蹴り合う。強引に組み付いてくるロムイーサンへ久井もヒザ。久井が左インロー、ロープを背負うロムイーサンに左ストレートをヒットさせる。さらに前へ出る久井が左インローの連打とボディ、左ストレート。ロムイーサンは首相撲からヒザを蹴って崩す。久井は左ストレートからの左ヒジも繰り出す。疲れが見えるロムイーサンは下がって右ミドルを蹴るが、久井の左ストレートをもらう。
判定は3-0で首相撲のコントロール、右ミドルをとってロムイーサンの勝利。マイクを持つと「僕はロムイーサン選手です。今日みんな応援ありがとうございました。会長とジムのみんなありがとうございました。次はタイトルマッチやりたいですね」と、久井とタイトルマッチでの再戦をアピールした。
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▼KNOCK OUT-BLACKバンタム級 3分3R延長1R〇川野龍輝(クロスポイント吉祥寺)TKO 1R 1分59秒 ※左フック×林さん(GRABS kickboxing studio)
1R、林はサウスポーから左ローを奥足へ。川野は前へ出ながら右ミドル、右インロー。林はジャブを出すが川野の圧に押されてロープを背負う。川野がプッシュしての右ミドルから右ストレートを打つと林がダウン。
畳みかける川野が連打を浴びせ、最後は左フックで林はもんどりうってダウン。ここでレフェリーがストップした。
川野はマイクを持つと「今日は観客無しと聞いていたんですがたくさんの人が来てくれて嬉しかったです。目標だった1RでKO出来て嬉しく思います。ここからどんどん上に上がっていくのでこれからもよろしくお願いします」と語った。
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▼KNOCK OUT-REDスーパーライト級 3分3R延長1R〇木村亮彦(クロスポイント大泉)KO 2R 3分00秒 ※右ヒジ×須田知希(Katana Gym)
木村は2勝(1KO)1敗でREDルールは初。須田はデビュー戦。
1R、ワンツーで前に出る須田に木村は右カーフ&右ローを集中して蹴る。長いリーチを活かすようにワンツーを多用する須田へ木村も右ストレートを返す。ワンツーの連打でどんどん前へ出る須田だが、木村は右フックで逆襲。右ボディストレートから左フック、右ストレートとペースを上げる木村。須田は右の縦ヒジも繰り出し、首相撲からのヒザにも持ち込むが木村は掴まれてもおかまいなくフックを打つ。
2Rもワンツーを伸ばして前に出て、首相撲からのヒザに持ち込む須田。木村も変わらず右ローを集中させていく。パンチから右ローの木村へ素だが右ストレートを打ち抜くが、木村はすぐに右ローで反撃。須田は口を大きく開けてかなり消耗している様子。そこへ木村は右ボディストレート。木村の右ローがタイミングよくヒットし、須田は足が動かなくなる。それでもパンチの連打で木村を迎え撃つ須田。木村は右アッパー、右フック、右フックの連打から右アッパー、そして右ヒジで須田がダウン。
カウント10が入り、木村がKOでオープニングを飾った。木村は「無観客と聞いていたんですがたくさんのお客さんに見てもらえて嬉しいです。今日は変な試合してしまったんですがKO出来てよかったと思います。勝ったら何を言うか決めていて。12月30日の横浜武道館、俺も試合させてください。今回はドロドロの試合だったんですけれどもっと綺麗なKOして会場を盛り上げると約束します。今日最後にアンリミテッドの試合が7試合組まれるけれどベルトがあった方が盛り上がるし、俺の階級でベルトを作ってくれたら必ず盛り上げるのでベルトを65kgで作ってください」とマイクアピールした。