RAJADAMNERN KNOCK OUT2025年6月27日(金)タイ・ラジャダムナンスタジアム
▼第1試合 102P(46.27kg)2分3R◯AYUMI(DRAGON GYM)判定3-0×シーミーラン・ルークスワン(タイ/フランス)
タイを主戦場に活躍している“キック界の浜崎あゆみ”の異名を持つAYUMIがラジャダムナン初参戦、強豪相手にダウンを取っての判定勝ちでインパクトを残した。
AYUMIはアマチュア時代にDBS女子50kg級王座を獲得しているハードパンチャー。22年9月、鹿児島で開催された『LEGION☆JAPAN』でプロデビューし、2戦目でタイ・プーケットで女子ムエタイ99P(45.0kg契約)タイトルに挑戦し惜しくも判定負け。その後、あのフェフ姉さんとの激闘で勝利し全国的に名を広めた。
24年2月にはタイ・プーケットに再び乗り込み、パトンスタジアムでタイトルマッチで勝利しピン級王者に。10月にパンガーのカオラックスタジアム、3月にはクラビーのアオナンスタジアムでそれぞれタイトルを獲得し、タイ南部でタイトルを統一したことでラジャダムナンから声がかかり今回の参戦となった。対ムエタイ5連勝中(2連続KO)。また、Pocochaのライバー“あゆみん”としても活躍している。
今回対戦する15歳のシーミーラン(タイ/フランス)はペッディージャー、スタンプを輩出した、女子ムエタイが盛んなラヨーン地区で鎬を削り、4冠を獲得している“天才少女”。
1R、お互いにローで探り合いの中、AYUMIは左右フックを振り回し、首相撲の展開ではこかして優勢を印象付ける。シーミーランをコーナーに追い込むとヒザ蹴り連打からヒジの連打を見舞ってダウン奪取。
AYUMIがこのまま逃げ切るかと思いきや、2Rからはシーミーランが猛反撃。右ハイをクリーンヒットさせるだけでなく、大振りのパンチも当ててAYUMIを後退させる。3Rも右ハイを被弾するも、右ロー、左ミドルを当てていくAYUMIが判定で激闘を制した。
試合後、会場ではファンからの撮影に囲まれ、プロモーターからも評価の高かったAYUMIは次回、8月3日に宮城・ドラゴンボクシングスタジアムで行われる『戦場』でDBSピン級タイトルマッチが決定している。
また、今回が50戦目となるダイナマイト柿崎(DRAGON GYM)はサガペット(タイ)と対戦したが、3度のダウンを奪われてTKO負けとなった。
▼第2試合 130P 3分3R×ダイナマイト柿崎(DRAGON GYM)TKO 1R ※3ノックダウン〇サガペット(タイ)