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【POUNDOUT】ライト級・山本琢也「メインで盛り上げたい」vs.葛西和希「強いことは身をもって知ってる」、セミは岡田達磨vs.大搗汰晟、レスリング松井涼vs.空手 武田勇輝も=前日計量パス

2025/06/21 19:06

▼第5試合 ウェルター級 5分2R・延長1R
岩倉優晟(リバーサルジム立川ALPHA)76.55kg
宇土冬真(TURNING POINTMMA)77.45kg

 リベンジか、返り討ちか。因縁の再戦。

 両者は約2年前、DEEP TOKYO IMPACTで一度拳を交えており、その際は岩倉が持ち味の組み技を活かして、1R TKO勝ち。岩倉は続く次戦でも山田聖真にスプリット判定で勝利している。

 柔道出身の岩倉は、相手を崩し、削り、コントロールする展開を得意とするMMAファイター。3勝2敗という戦績のなかで、常に組みの展開で主導権を握り、地道ながらも着実な進化を遂げてきた。相手を“フィニッシュに近づけさせない”堅実な試合運びも大きな武器だ。

 一方、宇土もまた柔道をバックボーンに持ちながら、蹴りやタックルといったアグレッシブな攻撃を武器にするサウスポーファイター。2025年2月の前戦では青木忠秀のヴォンフルーチョークに一本負け。過去の敗戦を糧にして経験を重ね、現在は「当時とは違う自分」を見せるべく闘志を燃やしている。かつて格闘DREAMERSで指導を受けた高谷裕之の大会に出場することにも特別な想いを抱いており、この一戦への気持ちはひときわ強い。

“組みで削る岩倉”と“攻めて倒す宇土”というスタイルのぶつかり合い。そして、“過去の勝者”と“過去を超えたい者”の再会。それぞれの「現在」が試される一戦だ。

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