2025年7月13日(日)福岡・マリンメッセ福岡B館『K-1 DONTAKU』の追加対戦カードが、6月17日(火)都内にて行われた記者会見で発表された。
-58.5kg契約3分3R延長1Rで、Krushフェザー級王者・石田龍大(POWER OF DREAM)vs.ダウサヤーム・ウォーワンチャイ(タイ/ウォーワンチャイプロモーション)が決定。
石田は2020年2月にKrushでプロデビュー。2戦目で髙橋直輝に判定で敗れたが、以後は連勝で11勝(5KO)1敗の戦績を誇る。2024年9月の「第9代Krushフェザー級王座決定トーナメント」決勝戦で橋本雷汰に延長戦で勝利し、第9代王座に就いた。2025年2月のK-1では永坂吏羅に判定勝ちしている。5月の初防衛戦では松本海翔を2RでKOに仕留めた。PODらしくボクシング技術が光るサウスポー。
ダウサヤームは元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級6位で、2017年から日本で試合を行っている。軽量級トップ選手たちに連勝して日本人キラーと呼ばれ、2020年にはKNOCK OUTで安本晴翔と対戦して判定2-1で敗れるも接戦を演じた。2023年7月のK-1に初参戦して軍司泰斗に判定負け、12月のK-1では兼田将暉にKO負けを喫した。しかし、最近の試合では5連勝、全て1RでKOして初代KPKB(九州プロキックボクシング)インターナショナル・スーパーフェザー級王座にも就いた。戦績は69勝(22KO)17敗。
宮田充K-1プロデューサーは「以前に出ていたダウサヤームとは別人」と評した。
石田は「今年の目標がvs.外国人だったので、強い相手とやらせてもらえるので光栄です。兼田選手より早く倒しに行きます」と、兼田がダウサヤームを倒した1R2分17秒より早く倒すと予告した。
<質疑応答>
――対戦相手の印象は?
「最初に見たのが兼田選手との試合だったので、大したことないなと思いました。でも、いろいろと見ていくと強いやんと思って。兼田選手が強すぎるだけだったので、あまり参考にはしないですけど。めっちゃ手足が長くて強い選手やなと思っています」
――5月のKrush大阪大会で試合後に一人残された状況だったようだが、その説明を。
「いつも通りに試合が終わって、古川(誠一)会長に何を言われるのか楽しみにして控室へ戻ったら荷物がなくて。スタッフに聞いたら、東京へ帰ったと(笑)」
宮田P「石田選手の実家が大阪だから、残してもいいやと思って東京へ帰ったと」
「あ、そうですね。ただバンデージを外せなかったので、K-1スタッフにやってもらいました(笑)」
――会長にクレームは入れなかった?
「電話で、『ありがとうございました』と伝えました」
――それも修行の一つだと。
「はい!」
――10連勝5KOの結果は?
「古川会長のご指導があって、技術面はもちろんですが、精神面も人間的にも強くなれたかなと思っています」
――その勢いで勝てそうですか?
「余裕です!」
――結構、強い相手だと思うが。
「個人的には、寺田選手が階級を上げて軍司選手がどこかに行ってしまったので。やりたい選手は兼田選手しかいないので。しっかり、兼田選手よりも早く倒してアピールしたいなと思います」
――話は変わるが、Xは順調に更新しているか?
「吏羅に教えてもらって(笑)。あそこから、ちょこちょこ意識するようにしています」
――永坂選手の計量失格については?
「あれは100%吏羅が悪いです。守れないなら契約するなと」
――永坂選手に言いたいことはあるか。
「今、ネチネチして引退するとか言っているので、そう言わずに反乱軍ならこれを機に反乱したらいいのに。おい吏羅、ネチネチすんな!」
――ジャイアンツファンだとか。
「大阪出身なんですけどジャイアンツファンで、いつか東京ドームで始球式やりたいです」
――コントロールは?
「めちゃくちゃいいです。昔、軽く部活で野球をやっていたくらいです」
――ジャイアンツは誰のファン?
「昔から坂本勇人選手が大好きです。他にもいますけど、一番は坂本選手です」
――オープンフィンガーグローブマッチもやりたいと宣言していたが。
「今はK-1タイトルに近づいている実感があるので、そこを優先したいですけど、全然オファーが来ればやってみたいなと思っています。ワクワクします」