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インタビュー

【Krush】塚本拓真、9カ月ぶりのリングへ「タイトルにつなぐ前哨戦として、まず2月28日に腹で近藤拳成を悶絶させる」

2026/02/25 18:02
 2026年2月28日(土)東京・後楽園ホール『Krush.187』にて、Krushスーパー・ライト級次期挑戦者決定戦3分3R延長1Rを近藤拳成(TEAM3K)と争う、塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)のインタビューが主催者を通じて届いた。  塚本はK-1アマチュアを経て、2018年9月にKrushでプロデビュー。2023年の「第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメント」では準決勝で小嶋瑠久に敗れるも、小嶋の棄権で決勝へ進出、稲垣柊にTKOで敗れた。2024年1月に近藤魁成、8月には不可思から判定勝ちを収めている。前戦は2025年5月にヴィトー・トファネリにKO負け。戦績は9勝(3KO)8敗2分。 『攻撃こそ最大の防御』スタイル ──昨年5月のヴィトー・トファネリ戦以来、9カ月ぶりになります。これだけ空いた理由は? 「前回の負け方が負け方だったので、自分を見つめ直す時間もほしかったし…あの試合の前、4月の試合(岩﨑悠斗戦)も勝って、続けて5月も出るとなって、あの時は本当に自信もあったし、調子もよかったんですよ。その上で派手に負けて気持ちが落ちたのもあって、ちょっとジムから離れた時期も少しあったんです」 ──そうなんですね。 「で、大宮司さんが連絡してきてくれて、いろいろ話を聞いてくれたりしてたんですね。児玉兼慎が大谷翔司戦が決まった時に『スパーリング・パートナーをやれる相手が今いないから、ちょっとジムに来てほしいです』って言ってきたので、スパーだけしに行ってて。そしたら兼慎から『セコンドもそのまま拓真君にお願いしたいんで』って頼まれて、いつも通りにセコンドに入ったんです。そしたら試合の日、相手がリングチェックしてる時に兼慎が『今日、マジで拓真君がもう一回やりたくなるような試合をやるんで』って言ってきて。別にアイツはそんな深い意味で言ったわけじゃないのかもしれないですけど。で、その試合前から僕も兼慎が網膜剥離だったことは知ってて、その上であんなすごい試合だったじゃないですか」 ──確かに。 「あれを見て、『俺も頑張ろう』と思ったんです。まあ、この言い方だとちょっと軽いんですけど。その後も大宮司さんが連絡してきてくれて、いろいろ熱い話をしてくれたんです。「誰にもこういうこと言うわけじゃないけど、お前はここでやめなければ、絶対チャンピオンになれる人間だから」みたいなことを言ってくれて。そうやって兼慎だったり大宮司さんだったり、いろんなことがあって、もう一回前を向いて頑張ろうと思えるようになりました。そういう期間もあったので、ちょっと試合が空いたんです」 ──ではケガとかではなくて、どちらかというと気持ちの問題が大きかったんですね。練習をしっかりと再開できるたのはいつ頃だったんですか? 「兼慎の試合が9月で、その前にスパーリングだけやりに週2回とか行ってはいたんですけど、試合が終わってからわりとすぐに、ちゃんとジムにも行って練習を始めましたね。今はもう万全に戻ってるというか、何なら以前の試合前にあった自信とかも、周りのジムメイトだったり、大宮司さんだったりにもう一回取り戻させてもらって、自分もそれだけやってきた自信も、今はあります」 ──その久々の試合が、近藤拳成選手との挑戦者決定戦になりました。近藤選手も昨年の5月に負けて以来の試合で、似たような状況なんですよね。対戦相手としてはどういう印象ですか? 「パンチも強いし、その試合の前は連続KOもあるし、強い選手だなとは思うんですけど…普通にやれば、別に普通に勝てるなとは思ってますね」 ──警戒するのは、そのパンチですか? 「…そうですね、パンチです」 ──その反応は、「強いて言えば」という感じ? 「いや…ちゃんと強い選手とは思っていて、別に全くナメてるわけじゃないですけど、相性的にも俺の方が強いかなとは思ってます」 ──では、どう戦ってどう勝ちたいと思っていますか? 「本当にナメてるとかじゃないんですけど、リーチを生かす距離で戦っても、別に近い距離で勝負しても、本当に俺は勝てると思ってるので。先を見据えすぎるのもよくないですし、もちろん目の前の試合に集中はしてるんですけど、その後のタイトルマッチが5月2日なので、時間がないじゃないですか。終わってすぐ、2カ月後なので。チャンピオンはサウスポーだったり長身だったり、近藤選手とはタイプが違いますけど、練習だけじゃ得られないものが試合本番にはあると思うので、そういうものをいろいろ得られる試合にしたいというか。もちろん勝つのは最低条件ですけど、自分の中で考えているいろんなことを試したり、いろいろやりながら戦っていこうかなという気持ちです」 ──最終的な勝ち方はどうイメージしていますか? 「もう相手が腹で悶絶してますね」 ──おお、腹なんですね、そこは。 「別に腹でも顔でも足でもいいんですけど、強いて言うなら腹かなと」 ──そのイメージを実現するために、練習を再開してから、特に意識していることは何ですか? 「ディフェンスがあんまりよくないので、ディフェンス面の強化は意識しています。あとはフィジカルですね。僕は身長もあって減量がキツかったりもするので、フィジカルはそんなに重きを置いてはやってなかったんですけど、逆に離れた期間に何も運動してないのも気持ち悪かったので、メッチャ筋トレをしてたんですよ。僕は職場が筋トレ系のジムなので、ボディビルダーの人とかフィジークをやってる人が周りにたくさんいるんですね。その先輩とかと一緒に、新しい趣味じゃないけど、けっこう筋トレをやっていて。その名残でジムに戻って大宮司さんとかに見てもらっている時とかも、『めっちゃパワーついてない?』みたいに言ってもらったりしてるんですよ」 ──さっそく効果が出ているわけですね。 「最初はそれを攻撃に生かすのが、そんなにうまくいかなかったんですけど、今はスパーとか対人でもだんだん上げていって、効かせる場面だったり、それで倒したりっていう場面が出てきたので、パワーは圧倒的に上がってるなという自信がありますね。だから、『攻撃こそ最大の防御』スタイルで行ってやろうかなと思ってます」 ──そしてこの試合は挑戦者決定戦です。先ほど、「あんまり先を見ても」という話もありましたが、ここで勝てば次、というのがハッキリ決まっているので、やっぱりそこを目指していく気持ちは大きいと思います。再起戦がそういう試合になったという点はいかがですか? 「まず、オファーをもらった時はぶっちゃけ、ビックリでした。前回は負けているので、挑戦者決定戦を組んでくれるんだと思って。もちろんうれしいというのもありますし。もしかしたら去年の4月と5月に連戦した時の宮田さんとのやりとりが煽りVでも使われてましたけど、あそこで自分の男気みたいなものに、運営が応えてくれたのかなと、僕は勝手に思ってます。そういうチャンスって、何にもしてない人間に誰でも降ってくるわけじゃないと思うんですよね。だからファン的な目線でいうと『何でこの前負けてるのに塚本なの?』みたいな意見も分かるんですけど、俺だからこのチャンスが巡ってきたと思ってるので。だからそういう声も黙らせるような試合と結果を見せなきゃなと。今回の試合はそことの戦いだなと、自分は思ってますね」 ──挑戦者としてふさわしいというところを見せて勝つと。 「そうですね。それぐらいの試合をしないと、チャンピオンもモチベーションが上がらないじゃないですか。チャンピオンにも『おお!』って思わせるような試合にしなきゃいけないし。だから今回、俺は近藤拳成だけじゃなくて、ファンだったり、チャンピオンの稲垣柊だったり、いろんなヤツに見せる試合をしなきゃなと思ってます」 ──児玉選手も復帰したらまた暴れるでしょうし、長野翔選手、大平龍選手も今、Krushバンタム級王座決定トーナメントの最中でもありますし、またジムのみんなで頑張っていこうという思いもあるんじゃないですか? 「本当にそうですね。今、シルバーウルフはタイトル戦線にいる選手が増えてきてるし、すごいチャンスの1年だなと思います。龍と翔はどっちかしかベルトは負けないですけど、今決まってるだけでも、今年3本のベルトがシルバーウルフに来るチャンスがあるんですよね。その中で、僕が今回勝って5月にタイトルマッチになれば、最初のベルトのチャンスじゃないですか。やっぱり後輩たちに先にベルトを持ってこられて刺激を得るよりは、僕が逆にアイツらに刺激を与えたいなと思ってるので、そういう面ではこの順番でよかったなと思います。俺が絶対に5月にタイトルを獲って、やっぱり俺たちがやってる練習は間違ってないんだな、大宮司さんの指導は間違ってないんだなっていうのを後輩たちも見せたいし、自分自身もよりそこを自信にしたいですね」 ──では最後に、改めて今回の試合に向けての“決意”をいただけますか? 「タイトルにつなぐ前哨戦として、まず2月28日に腹で近藤拳成を悶絶させるので、応援よろしくお願いします。楽しみにしておいてください」
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