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2025年6月14日(土)北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナにて、『RIZIN LANDMARK 11 in SAPPORO』が開催された。
メインイベントでは、ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)が木村柊也(BRAVE)に判定勝ち。試合後、榊原信行CEOは、7月27日(日)さいたまスーパーアリーナ『超RIZIN4 真夏の喧嘩祭り』で予定しているRIZINフェザー級王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)の王座防衛戦の次期挑戦者について、「これで7月はケラモフvs.シェイドゥラエフでタイトルマッチ行きます、っていう気持ちには今、正直なってないです」と、シェイドゥラエフの相手が今回の勝者ケラモフになることに留保をつけた(※下記追記)。
「今日の木村選手とケラモフ選手の勝者が、ファンのハートも掴むような圧倒的な勝利をもぎ取れば、そこでよかったのかなと思ってるんですけど……。まあそれでもケラモフ選手が勝利したことは間違いないので、このまま怪我がない状態が確認取れて、本人サイドとも話し、ケラモフを行かせるかもしれませんし、別のファイターがシェイドゥラエフのタイトルに挑戦。そういうことも視野に入れて、一度しっかり考えてみたいなと思います」と、検討が必要だとした。その“別の相手”は誰になるか。
この日、同じフェザー級では、現修斗世界王者のSASUKEを左ボディでKOしたビクター・コレスニック(ロシア)と、新居すぐるを右前蹴りでKOしたイルホム・ノジモフ(ウズベキスタン)が“怖さ”を見せている。榊原CEOは、両者がシェイドゥラエフの王座挑戦候補になる可能性について、時期尚早とした。
「今日の勝利を持って、(コレスニックやノジモフを)いきなりタイトルマッチにラインナップするってことは考えてないです。もう一試合二試合──彼らのパフォーマンスなり、実績はあるのかもしれないけど──やっぱりそこ(タイトルマッチ)に向けてファンの人たちの記憶にしっかり刷り込まれて、みんなに見たいと思ってもらえるような選手じゃないと。コレスニックも久しぶりの試合なんで、“誰だったっけ?”というふうにならないように。そこ(知名度)もしっかり担保できたタイミングで、やっぱりタイトルマッチには向かっていけるようにしたい。まあ、今日の2人の勝利が本当に次のもう一ランク上のトップアスリートたちと向き合った時にどうだろうと」(榊原CEO)
そして、榊原CEOは、コレスニックとノジモフについては、「極論、2人で戦わせてみてもいいかなというふうに思います」と、サバイバルマッチも提案したが、両者は長いつきあいの練習仲間で、互いに試合を望んではいない。
果たして、シェイドゥラエフの対戦相手は誰になるか。そしてそれは予定通りタイトルマッチとなるか。
また、榊原CEOは、『超RIZIN.4』で対戦するフェザー級のクレベル・コイケvs.朝倉未来の勝者について、「7月のシェイドゥラエフのタイトルマッチをどうするか次第ですが、その次のフェザー級のタイトル挑戦者でいいんじゃないかと思っています。(『超RIZIN.4』後の)次の対戦相手は、クレベルと未来の勝者でいきたい」と、次々期挑戦者になることを語っている。







