「ベストコンディションではなかった」と打ち明けたケラモフ
2025年6月14日(土)北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナにて開催された『RIZIN LANDMARK 11 in SAPPORO』のメインイベント(第15試合)RIZINフェザー級(66.0kg)5分3Rで、木村柊也(BRAVE)に判定3-0で勝利したヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)が試合後インタビューに答えた。
プロ6戦目の木村に苦戦を強いられたケラモフは、その理由を明かした。
インフルエンザにかかってしまった
「あまりいい気持ちじゃない。思い描いてたような勝利ではなかったということ。あと私自身がちょっとしたトラブルも抱えてたので、そのために私に出来るいい試合を見せることができなかった」
――木村選手と実際に対戦して、対戦前のイメージと違ったところは?
「私はどんな対戦相手に対しても、いつも全力を尽くして戦っている。木村も強い選手だが、私自身が本当にベストコンディションであれば、もう第1ラウンドで打ち負かすことができる相手だったと思う」
「もう少し自分のコンディションを整えて、今度はタイトルマッチに挑戦したい」
――ちょっとしたトラブルとは?
「実はインフルエンザにかかってしまって、日本に来る前に10日間ぐらい、高熱とか体調が悪かったという状況があったんだ。でもそんなことを試合の前に言うことはしたくなかったので、あえて言わなかった」
――次はタイトルマッチということだが、1カ月半後にシェイドゥラエフ選手と戦う準備はできる?
「私のコーチと話をして、それについてはなるべく早いうちに結論を出したいと思う」

――2Rが終わった時点で、RIZINのルールの中でダメージ優先ってことを考えた時に、ジャッジはどちらに転ぶ、あるいは自分がもう優勢だと考えていたか?
「考えていた。どのラウンドも自分が優勢だったと自分では思っているよ」
――木村選手の打撃をくぐって、バックバックポジションを取ってチョークを極めに何度も行った。極めきれなかったのは、木村選手のディフェンスが上手かったからなのか?
「私自身がベストコンディションじゃなかったというのが一番大きな理由だと思う」

――バックを取ってからのチョーク以外の選択肢のフィニッシュはあまり考えなかった?
「もちろん他のやり方もあったと思うけれども、ただ、今日に関してはチョークでフィニッシュしようと思ったのが上手くいかなかったということだ」
――6戦目の木村選手のMMAファイターとしての可能性をどのように感じたか?
「とても才能のある強い選手だと思うので、このままの形で自分の才能を伸ばしていけば、おそらく大変強い、フェザー級で高い位置に行けるようになると思う」

――7月のシェイドゥラエフ戦はコンディション次第では受けない可能性もある?
「これはトレーナーだけの話ではなくて、やはりRIZINのプロモーターの意向も考えないといけないので、RIZINと自分のトレーナーと話をして決めたい」
――木村選手はこれまで打撃で5連続KOしてきた選手。木村選手は打撃に手応えがあったと言っていたが、実際パンチを受けたダメージは?
「打撃は悪くはなかったと思うよ」





