キックボクシング
レポート

【ONE FF】MISAKIがエンドレスラッシュでフルラウンド攻めまくり、終始圧倒の初参戦初勝利

2025/06/06 22:06
【ONE FF】MISAKIがエンドレスラッシュでフルラウンド攻めまくり、終始圧倒の初参戦初勝利

(C)ONE Championship

ONE Friday Fights 111
2025年6月6日(金)タイ・ルンピニースタジアム
※U-NEXTにてLIVE配信

▼第3試合 キャッチウェイト(45.36kg契約)キックボクシング 3分3R
×ラン・ロンシュー(中国)
判定0-3
〇MISAKI(TEAM FOREST/シュートボクシング日本女子アトム級王者)
 MISAKIは2016年3月にプロデビュー。2017年12月に寺山日葵を破ってJ-GIRLSミニフライ級王座に就いた。2020年8月にはぱんちゃん璃奈とREBELS-BLACK女子46kg級初代王座決定戦を争うも判定負け。2021年に入ってからは的確性を重視したファイトスタイルにチェンジし、12月のSB日本女子アトム級王座決定戦で勝利して王座に就いた。


 2022年12月にはRISEで宮﨑小雪との女王決戦、2023年2月には小林愛理奈と対戦もいずれも敗れる。6月にホンヨックに初回KO勝ちして再起を飾ると、11月にK-1のチャン・リーからダウンを奪って勝利するなど3連勝を飾ったが、6月の『ムエタイスーパーファイト』でキャリア初のヒジありムエタイルールに挑んでムエタイ強豪モンクットペットに敗れた。12月のミネルヴァ認定ピン級王者・撫子との王者対決は判定勝ち。戦績は24勝(5KO)10敗1分。


 対戦相手のロンシューは19歳、2025年1月の『ONE Friday Fights 93』でONE初出場。フィリピンのイスライ・エリカ・ボモガオに判定負けしている。セコンドには日本で活躍したカノンスックが就いた。


 1R、ロンシューが右ローで先制するとMISAKIはワンツーの連打と右ボディでどんどん前へ出る。右ローを蹴られながらも圧倒的な手数で前へ出るMISAKIは右ボディストレート、左ボディを交えながらのワンツー連打。


 右ミドル、右ローも。ロンシューの右ストレートをもらうが、ひるまずロンシューにロープを背負わせる。右ストレートで吹っ飛ばすMISAKI。右ミドルを狙い撃ちするロンシューに右ストレートをヒットさせ、左右連打を見舞う。


 2RもMISAKIの手数は止まらない。ロンシューをロープに押し付けて連打を見舞う。さらに右ミドル。ロンシューはガードを固めてMISAKIの連打をガードするのが精一杯の様子。またもワンツーの連打でロンシューにロープを背負わせるMISAKI。


 飛び込んでの右ボディ、前蹴りから左右フック、ヒザも見舞う。追いかけまわすMISAKIが右ストレート、右ミドル、左フック。ロンシューも右フックで応戦するが、このラウンドもMISAKIが圧倒的な手数とヒット数を奪った。


 3R、右ミドルから右ストレート、ロンシューにロープを背負わせての連打。ロンシューもワンツーを打ち返す。ロンシューは口を大きく開けて肩で呼吸。MISAKIは圧を弱めることなく追いかけ、右ストレートをヒットさせる。右ボディとヒザで防戦一方のロンシューにさらに右ボディ。


 MISAKIは左ボディから左右の連打、そして左ボディのダブル。右ミドル、前蹴り、左ボディとボディを攻めながら右ストレートも繰り出す。残り10秒でラッシュをかけ左右の連打でロンシューをロープへ釘付けにする。


 疲れ果てた表情のロンシューに対し、MISAKIはまだ元気そう。判定勝利が告げられると、MISAKIは笑顔を見せた。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント