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【UFC】メインの女子フライ級戦は体重超過のバーバーが入場直前キャンセルでブランチフィールド戦は中止に。ライト級ガムロがクラインをドミネート、ウェルター級ブラヒマイがゴフをギロチン失神勝ち「ショーンは僕を見捨てなかった」

2025/06/01 12:06

▼ウェルター級 5分3R
〇ラミズ・ブラヒマイ(米国)11勝5敗(UFC 3勝3敗) 
[1R 3分16秒 ギロチンチョーク]
〇ビリー・ゴフ(米国)9勝3敗(UFC1勝1敗)
※コ・ソクヒョンはUFCアゼルバイジャン大会でオーバン・エリオットと対戦に

 ゴフは、レスリングベース。2023年8月に木下憂朔に1R KO勝ち。2024年5月の前戦でトレイ・ウォーターズと激闘の末に判定負け。26歳。

 ブラヒマイは、極真・ボクシングがバックボーンながら、12勝中11の一本勝ちを誇る。2024年5月の復帰戦でティンバ・ゴリンボに判定負け。2024年11月の前戦でミッキー・ガルに右フックで1R TKO勝ち。32歳。

 今大会でオーバン・エリオットがラミズ・ブラヒマイとのウェルター級マッチから除外。また、コ・ソクヒョンがビリー・レイ・ゴフとのウェルター級マッチから除外された。

 結果としてブラヒマイとゴフが対戦し、コ・ソクヒョンとオーバン・エリオットはUFCアゼルバイジャン大会で対戦に。

 1R、先に組んだブラヒマイ。バッククリンチから左足をかけるが金網沿いのゴフも正対。体を入れ替え押し込み。ノーアームのギロチンで、はじめは拳を包み込んで、そしてハイエルボーのノーアームギロチンチョークを極めて、ゴフを失神させた。

 試合後、ブラヒマイは「DC(ダニエル・コーミエー)とこうしていると、家にいるような感覚だ。精神的な壁や怪我、変化を乗り越えてきた。2年前、ひどい首の怪我でグローブを下すつもりだった。5ポンドのバンドを引き下げることもできなかった。でも、心に響く言葉があって、神が僕をその旅へと導いていると知っている。だから僕はここにいる。あなたたちにインタビューしてもらえることは、僕にとって全てを意味する。今この瞬間を大切にしている。感謝している。

 一つだけ、本当に伝えたいことがある。ショーン・シェルビー(マッチメーカー)に特別な感謝を。ここでのいくつかの瞬間で、僕は大失敗をした。彼は“このキッズとはもう終わりだ”と言えたかもしれないが、ショーンは僕を見捨てなかった。だから、彼に感謝している。この組織に感謝している。そして、世界一の組織のために戦っている。僕を取り巻く最高の仲間たち。マイク・バレーコーチ、ジャスティン・アダムス、僕の弟は多くの困難を乗り越えてきた。父も彼を知っている。さあ、もっとお酒を飲んで、ピザを用意してくれ。僕を信じてくれた皆、DCと。

 みんな、あなたを信じる人が一人いれば十分だ。もしその人があなたを信じなくても、自分自身を信じて。その勇気を持って、毎日努力し続けて。自分自身に賭ければ決して後悔はしない。なぜならベガスのオッズは嘘だから(笑)。僕はここで大のアンダードッグだった。でも大丈夫。僕はここにいるよ、ベイビー。あなたが下す全ての決断は、バラのように咲く。おめでとう、みんな。僕のこの明るい頭から生まれたアイデアに拍手を。よし、続けよう」と語った。

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