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【ビッグバン】王者・良星がBigbang王座防衛戦「ポッと出の人が獲れるベルトではない」挑戦者・晃貴は「自分がベルトを持った方が面白い」=前日計量

2025/06/01 01:06
 2025年6月1日(日)東京・後楽園ホール『ビッグバン・統一への道 其の52』の前日計量が、5月31日(土)都内にて行われ、ダブルメインイベントを含む全14試合計28名が計量をパスした。  メインイベント第2試合のスーパーバンタム級タイトルマッチでは、RISEで活躍する同級王者の良星(=らすた/KSR GYM)が第4代Krushバンタム級王者の晃貴(=こうき/K-1GYM SAGAMI-ONO KREST)を相手に初防衛戦を行う。  良星は、16年9月の大野貴志戦で勝利し第4代Bigbangスーパーバンタム級王者に輝いた。3回の防衛戦を経てRISEを主戦場に戦い、昨年9月の『ビッグバン50』で6年ぶりにBigbangに出場。内田晶を判定で下し、Bigbangスーパーバンタム級王者に返り咲いた。 一方の晃貴は、武尊の後輩で19年1月の第4代Krushバンタム級王座決定戦で萩原秀斗に勝利し、同級王座を獲得。前回の試合となった24年12月の大鹿統毅戦は判定勝ちを収めている。 計量をパスした挑戦者の晃貴は「明日はビッグバンのベルトを獲れるということで、とてもワクワクしています。必ず自分がベルトを獲ってビッグバンを盛り上げます」と意気込みを語った。 良星は「王者として防衛するのはもちろんなんですけど、挑戦者の気持ちでしっかりと戦えればいいなと思って練習してきました。闘争心があふれていますので、期待してください」と挑戦する気持ちで戦いたいと明かした。 互いの印象について晃貴は「スピードもあってうまい選手だけどパワーもあるなと思います」と語り、良星は「パワーがあると思いますが、プロ生活14年送ってきて、初めて身長が同じくらいの選手と対戦します。お互いにチビ同士、白熱した試合ができればと思います」と続けた。 ビッグバンのベルトに関して晃貴は「昔からビッグバンを見ています。先輩も出ていましたし、その頃からずっと欲しいなと思っていました」とベルトへの思いをコメント。  良星は「他の選手よりも、ビッグバンのベルトに思い入れがあります。ポッと出の人が獲れるベルトではない。僕はデビュー当時からビッグバンにお世話になってきたんですけどKrushにも出たし、今はRISEにも上がっています。でも、ビッグバンは設立当時から出させてもらって誇りというか思い入れが違います」と反論した。 晃貴は「自分がベルトを持った方が面白い」と言い、その理由に「殴り合いが好きなんで、そこをしっかり見せられる」とアピールした。 互いに前へ出て打ち合うスタイル。どちらが勝つにしても、KO決着必至の展開が待っていそうだ。  次ページは、主な出場選手のコメント。 [nextpage] 主な出場選手のコメント ▼第12試合 メインイベント第1試合 Sライト級王座決定戦3分3R延長1R<RISE Sフェザー級>奥平 将太 (KSR GYM)<元Bigbangライト級王者>林 京平(湘南格闘クラブ)奥平「前回(琢磨戦)と同じように倒します。一発が重い選手なので、しっかり気を付けて勝ちたいと思います。ビッグバンで戦ってきたのは僕の方が長い。僕の方がビッグバンに合っている。ベルトを巻いてそれを証明します。(琢磨に勝っただけと言われたことについて)間違いないんで。チャンピオンに勝っちゃったんで。琢磨選手の防衛戦で僕がやるのかなと思っていたんですけど(琢磨が前戦の怪我で長期離脱)、それができなかったので出そうと思っていた二の手・三の手を出したい。アマチュア6階級とって、今回7階級目のベルトかなと思っています。この一戦にかける思いが強いので、KOで勝ちます。胴廻し回転蹴りをいいタイミングで当てて勝ちたい」林「明日はしっかりKOで勝ちます。相手はスピードもあってテクニックもある身長も高い選手。ベルトへの思いはそこまで深くはないんですけど、ビッグバンでずっと戦ってきたのは僕。奥平選手はプロではビッグバン初出場で琢磨選手に勝ったくらいで、ベルトを獲られるわけにはいかない。自分がしっかり勝ってベルトを巻きたい。(相手が琢磨戦でKO勝ちしたこと)早く終わってしまったので、奥平選手の圧倒的な勝ちとしか浮かばなかったです。今回はチャンピオンとして注目されるので、いい試合をしようと思います。倒しに行きたいです」▼第11試合 57.5kg契約3分3R<Bigbangフェザー級王者>宮﨑 勇樹(FLY SKY GYM/MY GYM)<K-1フェザー級>久保 一馬(FIGHT CLUB 428)宮﨑「ここ最近は4戦4勝でダウンとかKO勝ちをしているので、明日も久保選手が頑丈でフィジカルが強いんですけど、最後まで自分がチャンピオンとして圧倒してボコボコにしたい。久保選手が竹添選手とのタイトルマッチを行い、勝った方が自分とやらせてくださいとお願いしました。どちらが勝ってもおかしくない試合でしたが、久保選手が崩すのか竹添選手が崩れないかだったと思います。久保選手は頑丈でフィジカル強いと思いますが、気持ちも強い。最後まで自分も負けないように戦います。先輩の琢磨が負けたのはショック。でも自分はバカなので、追い込まれるほど楽しくなる」久保「宮﨑選手はチャンピオンで、自分は挑戦者。ノンタイトルですけど、タイトル戦のつもりで全身全霊で戦います。もし勝てばダイレクトリマッチでタイトルマッチを組んでもらいたいです。ビッグバンでもう一回、ベルトを巻くチャンスかなと思っています。宮﨑選手の試合はチームでよく見ていて、打ち合うというよりかは下がってカウンターを打つのがうまい。ガンガン来られても崩れない気持ちの強さがある。でも自分もそこは譲れないので、そこの気持ちと気持ちのぶつかり合いに戦いになると思います。リスペクトを持って倒しに行きます」 ▼第10試合 ウェルター級挑戦者決定戦 3分3R 延長1R<KROSS×OVER KICK第4代ウェルター級王者>乾 秀人(BANG BANG GYM)<K-1ウェルター級> 哲志(K-1ジム五反田チームキングス)乾「いつも通り落ち着いて、経験浅いので挑戦者の気持ちでやれたらなと思います。経験がないのでリングで格闘技を教えてくれるということで、俺は男の生き様をリングで教えてあげる。それは気持ち。バチバチにやるだけなので、それだけです。危険な蹴りを持っているので、パンチと蹴りの戦いになる。俺は28歳で格闘技を始めて、29歳でプロデビューしました。それまで刑務所に入っていましたが、ずっと塀の中で暇だったので、そのまま筋トレを続けていたら戦いたくなったという感じです」哲志「目標はベルトを獲得すること。明日はしっかりと勝ってチャンピオンの野村太一選手に挑戦したいです。乾選手は左ストレートのKOが多くて、一発あると言われますが組み立てがうまくて侮れないと思います。明日はバチバチに来てくれると思うので、早期決着になると思うので期待してください。野村選手は、サウスポーが苦手なので僕に勝ってほしいと思っているようですが、僕が上がってもそう簡単にはいかないぞと言いたいです」 ▼第9試合 67.5Kg契約 3分3R<初代Bigbangウェルター級王者・第7代Krushウェルター級王者>山際和希 (谷山ジム)<K-1 Sウェルター級>松下大紀(BELIEVE MAN) 山際「4試合勝ち星がないんですけど、ずっとトレーニングは続けていて調子は上がってきています。理想の丁寧な戦い、攻めが出せればと思います。緊張感のある相手を選んだいただき感謝しています。明日は松下選手がメンチを切ってくると思いますので、しっかり返したいと思います。デビュー間もない頃から知っていて、先輩の城戸(康裕)選手からダウンをとっていますので、早い段階のラウンドも注意しなければいけないと思っています。お互いに距離の取り合いになると思いますが、いつもの感じだとつまらない展開になる可能性もありますので、そこは考えてきたのでそこを出せれば。新しい山際が見られると思います。引退?先輩たちが偉大すぎて(笑)。18歳から始めて、来年38歳になるので20年で一区切りかと思ったんですけど、偉大な先輩がいるので」 松下「前回負けてしまったにも関わらず、試合を組んでいただきありがとうございます。しっかり盛り上げて絶対に勝ちます。相手は実績もあってベルトをとっているし、僕はまったくなめていないし光栄だと思っています。試合内容は、明日にならないと分からないけど、リングに上がったら気持ちが上がるので倒しにいきたい。イメチェン?そこは気分で(笑)。前回はリカバリーのやり方を間違えたので、今回は間違えないようにします。相手はそんなに簡単な相手ではないんですけど、最終的には俺がKOで勝つのかなと思いっています」 ▼第8試合 バンタム級 3分3R<新日本キック第12代バンタム級王者・新日本キック第6代フライ級王者> HIROYUKI (RIKIX)<K-1バンタム級>愛瑠斗(RAUSU GYM)※移籍 HIROYUKI「明日の試合前に言わせてほしいのは、計量が終わってから1時間ずっと待っていて妻を外で待たせて、それが怖いです(苦笑)。試合よりマジで怖いです。(髪の毛の色が赤ではないこと)減量がきつすぎて。体重が落ちなくて。K-1で計量オーバーとか騒がれていて、俺が言われたら耐えられないなと思っていて。落とすのに必至で髪を染める暇がなかったです。昨年4試合していて少し体重を増やしていて、今回11kg落としたんですけど、前日4kg落としたら残り800gで落ちなくなって、朝4時から水抜いて根性で落としました。明日は8試合目で、煽りも何もないのかと納得できていなくて。でも、これも実力なので。実力で認めさせようと思っています」愛瑠斗「戦績が5倍くらい上の相手なのでワクワクしています。しっかり勝ちます。相手は、いつも髪の毛が赤かったのに今日は黒いなと。体重は落としてコンディションはばっちりです。明日はしっかり一番のバチバチの試合を見せたいです」 [nextpage] <全試合計量結果> ▼第13試合 メインイベント第2試合 Sバンタム級タイトルマッチ 3分3R延長1R<Bigbang Sバンタム級王者>良星(KSR GYM)→55.20kg<第4代Krushバンタム級王者>晃貴(K-1GYM SAGAMI?ONO KREST)→54.20kg▼第12試合 メインイベント第1試合 Sライト級王座決定戦3分3R延長1R<RISE Sフェザー級>奥平 将太 (KSR GYM)→63.30kg<元Bigbangライト級王者>林 京平(湘南格闘クラブ)→63.50kg▼第11試合 57.5kg契約3分3R<Bigbangフェザー級王者>宮﨑 勇樹(FLY SKY GYM/MY GYM)→57.40kg<K-1フェザー級>久保 一馬(FIGHT CLUB 428)→57.40kg ▼第10試合 ウェルター級挑戦者決定戦 3分3R 延長1R<KROSS×OVER KICK第4代ウェルター級王者>乾 秀人(BANG BANG GYM)→66.40kg<K-1ウェルター級> 哲志(K-1ジム五反田チームキングス)→66.40kg▼第9試合 67.5Kg契約3分3R<初代Bigbangウェルター級王者・第7代Krushウェルター級王者>山際 和希 (谷山ジム)→67.50kg<K-1 Sウェルター級>松下 大紀(BELIEVE MAN)→67.40kg▼第8試合 バンタム級3分3R<新日本キック第12代バンタム級王者・新日本キック第6代フライ級王者> HIROYUKI (RIKIX)→53.40kg<K-1バンタム級>愛瑠斗(RAUSU GYM)→53.50kg▼第7試合  Sバンタム級3分3R<RISEバンタム級>福井 萌矢(健武館)→55.20kg<Sバンタム級>蘭丸(team AKATSUKI)→55.20kg▼第6試合 Sフェザー級3分3R<Sフェザー級>高田 優 (湘南格闘倶楽部)→60.00kg<ライト級>井上銀太(谷山ジム)→59.90kg▼第5試合ヘビー級3分3R<K-1ヘビー級>藤倉 悠 (ポゴナクラブジム)→92.30kg<ヘビー級> 佐竹アレックス(トライデントジム)→95.50kg ▼第4試合 55kg契約3分3R<Sバンタム級>嶋津 悠介(RIKIX)→55.00kg<K-1バンタム級> 雨宮 空(K-1GYM三軒茶屋シルバーウルフ)→55.00kg▼第3試合 Sフェザー級3分3R<フェザー級>修羅斗(谷山ジム)→58.70kg<Sフェザー級> 春暉(ファイティングアカデミー ドラゴンテイル)→58.60kg ▼第2試合 60kg契約3分3R<Sフェザー級> 石井 凌(士魂村上塾)→59.50kg<K-1 Sフェザー級>藤平 琉矢(K-1GYM三軒茶屋シルバーウルフ)→59.70kg▼第1試合 Sフェザー級3分3R<Sフェザー級>相島 珀斗(team OJ)→58.50kg<Sフェザー級> ゼンギン・ウムト(ポゴナクラブジム)→58.50kg▼オープニング Sバンタム級3分3R<Sバンタム級> 近藤 壮真(K-1GYM三軒茶屋シルバーウルフ)→55.20kg<Sバンタム級> グリコ(ポゴナクラブジム)→55.10kg
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