NTTドコモ presents Lemino BOXING2025年5月28日(水)神奈川・横浜BUNTAI
▼WBO世界バンタム級タイトルマッチ 3分12R○武居由樹(大橋ジム/王者)TKO 1R 2分07秒 ※レフェリーストップ×ユッタポン・トンデイ(タイ/同級8位)
武居は都立足立東高校でボクシング部に入部、キャプテンを務めた。2014年11月、キックボクサーとして『Krush』でプロデビュー。2016年6月、初代Krushスーパー・バンタム級王座に就くと2017年4月には第2代K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王座を獲得。2020年3月までに23勝(16KO)2敗の戦績を残すと、12月にK-1卒業とボクシング転向を表明。
2021年3月にプロデビューを果たし、2022年8月には5戦目でOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王座を奪取。同王座は初防衛に成功すると世界王座を目指すため返上。8戦8勝8KO無敗のパーフェクトレコードで、2024年5月にWBO世界バンタム級王者ジェーソン・モロニーに挑み判定勝ち、世界王座に就いた。9月には比嘉大吾に判定勝ちで初防衛に成功。
挑戦者ユッタポンはムエタイとアマチュアボクシング合わせて1300試合を経験、ムエタイの元ラジャダムナンスタジアム王者でもある。15勝(9KO)無敗の戦績を引っ提げて武居に挑む。
1R、サウスポーの武居は右へ回り込みつつジャブを突いていく。ユッタポンの左手にタッチするようにジャブを打ち、顔にも打つ。左ボディから右へ動いてジャブから左フックを打つとダウン経験のないというユッタポンがダウン。
一気に仕留めにいく武居にユッタポンも右フックを打つが、武居の左フックを浴びて2度目のダウン。
武居は左ボディ、左フックでユッタポンにロープを背負わせると左フックで3度目のダウン(フリーノックダウン制)を奪取。
両腕ブロックを固めて左フックを打ち、クリンチでピンチを凌ごうとしたユッタポンだが、武居の右フック、左ボディストレート、右フック、左右の連打でユッタポンは防戦一方に。ここでレフェリーがストップをかけた。
武居は勝利者インタビューを受け、「とにかく今日はもう倒さないといけないと思って最初から飛ばしました。倒しに行きました。1R目から倒しに行くつもりでいたので、最初にいきなり左フックがヒットしたのが分かったので。いいタイミングで当たったなと思います。でも最初の雰囲気とか怖さがあったので、なかなか入りにくかったところもありました。
怪我して試合を流してしまってその時は気持ちも落ち込んでしまったんですけれど、仲間たちが支えてくれたり、こうやってわざわざBUNTAIまで応援に来てくれたみんながいてくれたおかげで今日まで頑張ってこれました。こうやってメインをやらせていただいてこんなにたくさんの人たちに応援してもらえて、メインで1R KOで勝てたことは本当に幸せです。
凄くみんなの声援が聞こえましたし、本当に力になりました。ありがとうございます。先のこと…まずは指名試合っていう、あまりよく分からないですけれど、まずはそれをクリアしないといけないみたいなので、それをクリアしたら、僕は誰だってやるので。でも、なんかもう一本くらいベルト欲しいですね。みんなのおかげで復帰することが出来て、ここまでやってこれました。まだまだ上を目指してやっていくのでこれからも応援よろしくお願いします」と語った。