宇藤彰貴がパク・ジョンジュンの強いパウンドにTKO負け
▼フェザー級 5分3R
〇パク・ジョンジュン(韓国/Team Geek MMA)
[1R 2分41秒 KO]
×宇藤彰貴(日本・同級世界6位/ゴンズジム)
宇藤彰貴(ゴンズジム)は、フェザー級の“ネクストモンスター”の異名を誇る。これまでに8戦して7勝しており、その勝ち星の全てをKOで飾り、フェザー級で俄然注目される存在となった。
特筆すべきは100%のKO率を誇る打撃スキル。勝負所を見極めてからの爆発力はフェザー級で右に出るものはおらず、前回行われた齋藤翼(総合格闘技津田沼道場・FIGHT FARM)との一戦では開始わずか14秒で圧巻のKO劇を披露。その殺傷能力と勢いが“ホンモノ”であることを証明した。
そんな宇藤は今大会で韓国のパク・ジョンジュン(Team Geek MMA)と初の国際戦を迎えることとなったのだが、Black Combat Champions Leagueで1勝1敗のジョンジュンとの試合を単なるチューンナップファイトと位置付けていると足元をすくわれることもあり油断は禁物。今後熾烈を極める上位陣と対戦、その先にあるタイトル戦を見据える上でも“ネクストモンスター”宇藤が真価を問われる一戦を迎える。
1R、宇藤はサウスポー構え、オーソのパク・ジョンジュンは左回り。中央を取る宇藤は強い左ハイ! しかしその蹴り足を掴んだパク・ジョンジュンがそのままシングルレッグでテイクダウン。背中を見せて立とうとする宇藤を崩すと、宇藤はガードを取ろうとしたか仰向けに下に。
ハーフ気味に潜りから左足で跳ね上げようとした宇藤だが戻したク・ジョンジュンが左足も越えてマウントに。ケージを両足で蹴ってのブリッジで返した宇藤は立ち上がり。そこにガードで引きむク・ジョンジュンを左ヒジを押しつけがらスラム!
クローズドガードのパク・ジョンジュンに、中腰からヒジ、右パウンド。ケージにパク・ジョンジュンの頭を押し付ける。パク・ジョンジュンは下から右腕を掴んで腕十字に。うつ伏せで伸ばそうとするが、ヒジを抜いた宇藤が鉄槌。
首に腕を回す宇藤だがバックには回れず。左を被弾しながらケージ背に立つパク・ジョンジュンは左で差すと、宇藤は右小手も、パク・ジョンジュンは右の小外刈で四つからテイクダウン!
イージーに倒れた宇藤。下から左手を押し込み右足を首もとにnかけて三角絞めへ。しかし左足を組めず。ケージに押し込み、右のパウンドのパク・ジョンジュン。右で腰を抱いて右手首も掴むと、宇藤はまたもケージを蹴ってスイープを狙うが、戻されて下に。
ケージに足をかけたことで亀になって立つ姿勢にない宇藤の身体が伸びたところで、サイドバック気味にパク・ジョンジュンは左の強いパウンドを脇下、上から打ち分け。アッパー気味にもらった宇藤の意識が飛び、レフェリーが間に入った。








