2025年5月25日(日)東京・後楽園ホール『Krush.176』にて、第3代Krushクルーザー級王座決定戦3分3R延長1Rで山口翔大(GENESIS/TEAM3K)と対戦する、谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)。
谷川は空手で第1回&第3回真正会全日本選手権大会重量級優勝など数多くの実績を残し、2017年5月にキックボクシングでプロデビュー。2020年3月よりK-1 GROUPに参戦すると2021年7月の「第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメント」、2022年4月の「K-1無差別級トーナメント」でいずれも準優勝。8月にはK-Jeeとのクルーザー級日本最強決定戦で勝利した。
ミドル級まで階級を下げて臨んだ2024年3月の「初代Krushミドル級王座決定トーナメント」準決勝でブハリ亜輝留に敗れると、8月にはクルーザー級に戻りRUIを初回KO。10月の無差別級アジア予選ではクォン・ジャンウォンに判定で敗れた。12月には実方宏介を初回KOして再起。戦績は13勝(6KO)10敗1分。
また、4月3日には元K-1ラウンドガールの堀尾実咲と結婚したことを発表。元レースクイーンで元グラビアアイドルとK-1ファイターの結婚は世間を騒がせた。今回は新婚の2人にインタビュー。
出会った瞬間「あのおっぱいの人ですよね?」
――ご結婚おめでとうございます。定番の質問ですが、お二人の出会いは?
谷川 一昨年に、僕のスポンサーをして下さっている方のYouTubeチャンネルに(堀尾が)レギュラー出演していて、その食事会で出会いました。
――そこでナンパしたんですか?
谷川 いや、そういうわけではなくて(笑)。ラフな感じではなくカッチリとした食事会で、お寿司屋さんのカウンターだったんですけれど、最後の最後くらいでいきなり「あのおっぱいの人ですよね?」って僕が言われたんですよ!
――おっぱい……。
谷川 僕が言ったのではなく、言われた方ですからね。意味が分からなくて、どういうことですかって聞いたら「肌が白くておっぱいが綺麗ですよね」と。普通、逆じゃないですか。逆でも変態ですけれど(笑)。
堀尾 私はK-1ガールズを2年務めさせていただいたんですけれど、元々格闘技が好きでラウンドガールになったわけではないので、あまり選手の方のことを知らなくって。ただ、谷川選手は凄くおっぱいが綺麗っていうので、私はグラビアのお仕事もしているので凄く印象的だったんです。だからその会食で会った時に「あっ! あのおっぱいの人だ! 嬉しい!」と思ってその話をさせていただきました(笑)。だから、声をかけたのは私の方からですね。
――言われた時はどんな気持ちだったんですか?
谷川 とんでもないタイミングでとんでもないことを言う人だなと。ビックリしました。
堀尾 それが出会いで。その後、私があんなところでそんな失礼なことを言って申し訳なかったなって帰宅後に反省して。でも連絡先が分からなかったので、インスタのDMでご連絡をして「今日はすいませんでした」と謝ったのが連絡を取り合うようになったきっかけです。
谷川 僕が肉体改造をし切っていない時の試合でラウンドガールをやっていたんですよね。それこそ無差別級のトーナメントの時とかだったので、余計おっぱい揺れまくってたんじゃないのかなと(笑)。
――当然、谷川選手の試合をご覧になっていたことはあったんですよね?
堀尾 はい、見ていました。でも、おっぱいの印象しかなくて。すいません(笑)。
谷川 最悪ですね(笑)。試合を見ろって感じです。
――ということは、試合を見て凄いなとかカッコいいなと思っていたわけではないんですね。
堀尾 ……そうですね。
谷川 ひどくないですか! 死ぬ気で頑張ってるのに。
――逆に、谷川選手は堀尾さんを認識していたんですか?
谷川 おっぱいの綺麗な人だな……とは思わなくて、もちろん知ってはいたんですけれど、ラウンドガールの一人でキャプテンっていうくらいで。元々、そのスポンサーの方が会わせたいと言っていたんですが、K-1ガールズの任期中は選手と交際するのは禁止されていたらしくて。それでK-1ガールズを卒業したから、というタイミングだったようです。
――なるほど。それでお付き合いが始まるきっかけはどちらから?
谷川 もちろん、それは僕から。勝ってご飯に行きましょうって言ったんですけれど、そこでまさかの人生初の2連敗を喫してしまうという(笑)。失意のどん底から始まりました。
――2023年12月のリュウ・ツァー戦と2024年3月のブハリ亜輝留戦ですね。
谷川 それで8月(RUI戦)にやっと勝ってお付き合いが始まりました。
――試合の応援には行っていたんですか?
堀尾 はい、もちろん。
――RUI戦はカッコよかったですよね。
堀尾 カッコよかったです!
谷川 バックブローの時におっぱいが揺れていたかもしれないですけれど(笑)。
――ちなみに、堀尾さんは選手と恋愛関係になるかもしれないって想像したことはありますか?
堀尾 全く想像してなかったです。だから自分でも驚きです。
――谷川選手のどこに惹かれたのでしょう? おっぱい以外で。
堀尾 連絡を取り始めた時にちょうど試合が決まって、「もし勝てたら一緒にご飯に行っていただけませんか」って連絡があったんです。その試合には負けてしまったんですけれど、本当に行かなかったんですよ。「こんな情けない状態では食事になんて行けないので、次の試合でまた頑張るので、勝ったらその時に行きたいです」と連絡をいただいて。その時点で凄く好感を持ったというか。真面目で真摯な方なんだなって印象を持ちました。で、次の試合でまた負けてしまったんですけれど…。
谷川 本当に気まずかったです(苦笑)。
堀尾 もうその時には私も好意を抱いている状態だったので、ちゃんとお話ししたいなと思って「じゃあ、お疲れ様会として行きましょう」と私の方からお誘いさせていただいたんです。それで一緒にお食事に行ったのがきっかけでした。そういう真面目で誠実なところが惹かれたポイントでしたね。
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堀尾からの強烈なひと言と胸肉ジュース
【写真】前列左から3人目が堀尾、後列左から2人目が谷川――そこから一気にゴールインまで行くわけですが、決め手は何でしたか?
谷川 2つ理由があって。ひとつめは家庭的じゃないんだろうなと、ウーバーばかりしているんだろうなってイメージだったんですが、めちゃ家庭的で。その頃、僕は75kgからまたヘビー級でやるために増量していて、ご飯を1日8回くらい食べていたんです。それを嫌な顔ひとつせず作ってくれたんですね。ふたつめは、10月の無差別級トーナメントアジア予選が決まった時に、練習へ行く前に“死ぬ気で頑張って来るわ”と言ったら「なんでお前が死ぬんだ、殺す気でやって来い!」ってケツをパーンと叩かれて。これはすげぇやと思って。それが決め手です(笑)」
――勇ましいですね!
堀尾 気は強い方でして(笑)。
――その時の増量食とはどんなものだったんですか?
堀尾 胸肉ジュースです。
――なんですか、それは…。
堀尾 胸肉をミキサーにかけて、カレー粉で味付けをするってレシピがあるんですけれど、それを主に飲んでいましたね。
谷川 名前を聞いて“うぇっ”と思ったかもしれないですけれど、思ったよりも不味くはないです。美味くもないですけれど(笑)。ちょうどその頃、トレーナーが変わって山田崇太郎さんに見てもらうようになったんですね。そうしたら山田さんが、身体をデカくするなら無駄なく食べた方がいいからプロテインよりもそれにしましょうと言って。(堀尾が)作って、たまに味見してましたよ。
堀尾 どうせなら美味しい方がいいかなと思って。
【写真】K-1ガールズ時代の堀尾(C)K-1――格闘家の奥様になることで、覚悟のようなものはなかったですか?
堀尾 それ、凄い聞かれるんですけれど、覚悟って感じで一緒になったわけではなくて、それよりも私自身が芸能畑で夢を追いかけてきた人間なので、同じように格闘技の世界で夢を追いかけている姿は素敵だなって思うし、それを傍で支えられるっていうのはいいなって気持ちで。だから覚悟みたいな悲壮感はなくて、ハッピーです。
――でも、試合に送り出す時に無事に帰って来るのかなっていちいち心配しないといけないですし、健康面や体調管理も常に気を配らないといけないですし、格闘家の奥様って凄く大変だなって思うんですが。
堀尾 私を味方に付けたなら勝ち組だな、くらいの感じでいます(笑)。大丈夫、大丈夫って。谷川 これ、本当に言いましたからね。「私を倒したんだから誰でも勝てる」って言われました。
――スーパーポジティブですね!
堀尾 でも、無意識にそう思うようにしてるんだと思います。心配っていうマインドになってしまったら、重量級なんて特に心配要素が多いと思うので、そういう風に思わないように自分の中でポジティブに変換しているのだと思います。
――なるほど。試合に送り出す時もポジティブに?
谷川 「しっかり勝って来い!」って感じです。
――格闘家の妻に向いてますね。
谷川 そうなんですよ。頑張ってね、とかではなく、勝って来い、パーン!って感じなので。
――会場で応援しているんですか?
堀尾 はい、会場で。
――怖くはならないですか?
堀尾 いつも楽しく見させていただいています。
――完全に向いてます!
谷川 もし逆だったら僕は嫌だなあ。
――恋愛感情は別として、好きなK-1ファイターはいたんですか?
堀尾 私、元々RISEのラウンドガールもしていて、その時からずっと“ブラックパンサー”ベイノア選手推しだったんです。だからK-1ガールズのオーディションを受ける際も他の格闘家のことをあまり知らなくて、推しの選手は誰ですかって聞かれた時に他の子はK-1ファイターの名前を言っていたんですが、私だけ「“ブラックパンサー”ベイノア選手です」って(笑)。
――それも凄いエピソードです。
堀尾 それでも通していただけたのでありがたいなって思っています。
谷川 失礼極まりないですね(笑)。
――ベイノア選手ですか。面白さは通じるところがあるかもしれません。
谷川 いやいや、あそこまで振り切っていません(笑)。
――格闘家の妻として何か心がけていることはありますか?
堀尾 何かあるかな?
谷川 僕は昔からそうなんですけれど、練習を家に持ち込みたくないタイプなんです。そういう意味では、疲れて帰って来ても同じように接してくれるので。格闘技を知らないってこともあると思うんですけれど、変に意識してないところがいいというか。僕も変に気を使われた方が嫌ですね。でも、揚げ物とかを僕は気にしないから食べていいよって言ってるんですけれど、我慢してくれているらしくて。
堀尾 無意識ですかね。マインドを格闘家の嫁だから、みたいなことにしたことはないです。
――夫婦喧嘩をしたことはありますか?
谷川 よくお叱りを受けることはあります。ご指導をいただいております。
――どんなご指導を?
谷川 部屋が汚いとか、電気を消せとか。あと僕、ビビりで虫とかがダメで。なんでこんな小さな虫を倒せないんだ、みたいなご指導をいただきます。いつもありがとうございます(笑)。そのうち、ゴン格の表紙を飾っているかもしれないですね。「格闘家の嫁の心構え100」とか。
――いいですねえ。
堀尾 結婚することが決まって、各スポンサーさんに私もご挨拶の同席をさせていただくことが増えたんですけれども、必ず言われるのが「絶対に奥さんを立てろ」と。「自分が悪くなくても謝れ」と。「ごめんなさいとありがとうは絶対に言うべき」と指導を受けていて、そのおかげですぐに謝ってくれます(笑)。だから凄くいい関係でいられます。
――ああ、夫婦円満の秘訣ですね。
谷川 だから喧嘩したことはないですね。一方的にご指導をいただくだけです(笑)。僕も普段は好戦的なタイプではないので、返事は「押忍」か「はい」で。
――そこで押忍が活きるわけですね。
谷川 そうです。押忍の世界でずっと生きてきましたから。
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山口戦では横綱相撲を見せる、そしてK-1ヘビー級制覇へ
――そんな谷川選手ですが、新婚早々タイトルマッチという大一番が巡って来ました。
谷川 ついているな、と思いました。僕に運が回って来ているなと思うのと、逆にここで負けたら今までK-1でやってきたことが全て引っ繰り返されるなと思うので。結婚を発表したことで、いい意味で注目度もそれなりに集まっていると思うので。僕が負けるところを見たい男性もけっこうたくさんいると思うので、全部引っ繰り返してファンにしてやろうと思っています」
――そう言えば、ご結婚を発表してファンからの反応はどうだったんですか?
堀尾 あの……フォロワーが4000人減りました。
――ええーっ! 4000人も!?
堀尾 こちら(谷川)は増えているんですけれど、私は減りましたね。
谷川 その4000人は多分、僕の負けを望んでいるかもしれませんね。
――それは物凄い負のエネルギーですね…。対戦する山口翔大選手の印象は?
谷川 練習もしたことあります。でも、本番に強いタイプだと思うんですよね。向こうも空手をやっていて、空手対決とも言われていますし。あと、SNSの使い方がむっちゃ上手い。イライラさせてくるのが上手いと思います。いろいろ言ってくると思いますが、そのキャラで行くのなら中途半端にDMとか送ってこないで欲しいです。結婚おめでとうとかもいらないですし、そこは徹底して欲しいですね。
――山口選手と空手時代に交流はなかったんですか?
谷川 もちろん顔見知りでしたが、同じトーナメントに出ても当たったことがなかったんです。やりそうでやれなかったというか。
――空手時代は実現しなかった初対決なんですね。
谷川 罵り合いをしたいのかなと思うんですけれど、僕はヘビー級にそういうのはいらないと思っているので辞めて欲しいなって思います。しかも空手で実績のある選手なので、そういう人がそういうことをすると子供が真似するかもしれないじゃないですか。前日会見でも何を言ってくるか分かりませんが、スルッとかわそうと思っています。でも、SNSの使い方は本当に上手い。最初はK-1の敵とか空手からK-1に侵略に来たとか言っていたのに、いつの間にかK-1の人になってるじゃないですか。空手家っぽくないんですよね。SNS勝負だったら100-0で負けます。
――それこそ、堀尾さんはSNSの使い方アドバイスが出来るんじゃないですか?
堀尾 私は、そういうのに乗っかっちゃえばいいのにって思うタイプなので(笑)。あまり行かないんですよね。元々の性格が穏やかなので。
――谷川選手は普段から穏やかなんですか。
堀尾 穏やかです。ゴールデンレトリーバーのような性格です。犬を飼っているんですけれど、ワンちゃんが一匹増えたような感じでハッピーです。
――山口選手は10月にエロール・ジマーマンと戦い、12月には敗者復活で無差別級トーナメントに出場するなど活躍が目立ちました。どう見ていましたか?
谷川 やっぱり本番に強いんだなって印象を持ったのと、久しぶりに自分の対抗馬となる日本人が出て来たなって思うんですけれど、練習した感じだと正直、全く話にならないと思っています。ただ、何回も言いますが大舞台と逆境には強い人だと思っているので、そこで引っ繰り返されないように(卜部)功也さんとガッツリやっています。今回は対策と言うよりも、向こうが得意とする泥臭くして来ると思うので、それに付き合わずに、付き合っても巻き返して全部払いのけたいので。横綱相撲みたいなイメージです。
――貴乃花のように?
谷川 そうですね。最近また、めっちゃ似てるって言われるようになりました(笑)。日本人に負けている場合ではないので、横綱相撲を見せます。あと、K-JeeさんがK-1のタイトルマッチが決まっているじゃないですか。あれもどうかなと思うので。でも、ここで勝たないと何の意味もないので、しっかり勝ちたいと思います。K-Jeeさんがロエル・マナート選手に勝ってくれたら、そのまま挑戦させてくれないかなと思っています。日本最強でここ1~2年止まっているので、結婚して自分一人の人生ではなくなったのでもう一歩前へ行けるように頑張ろうと思います。
堀尾 本当に頑張って欲しいです。私も、谷川選手と結婚して良かったねと言ってもらえるように、出来る限りのサポートはしていきたいと思います。
――確かに、もし負けた場合に結婚なんかするからだと叩く人たちがいますからね…。
谷川 ここで勝っていけば、そういう声も全て引っ繰り返せると思うので頑張ります。
――勝って、ベルトをお嫁さんに見せたいですよね。
谷川 もちろん。でも、価値が分かってないと思うんですけれど。
堀尾 ベルトは分かりますよ!
谷川 みっともないところは見せたくないです。
――試合までの期間、どのように励ましていきますか?
堀尾 私も意識せず、いつも通りの感じで。お食事と睡眠の管理を日常通りにいこうかと思っています。
――格闘家は食事と睡眠が本当に大事ですからね。ところで、料理の腕前は?
堀尾 人並みくらいは。
谷川 手際がめっちゃいいです。
堀尾 減量とか増量とかを意識して食事のレシピを考えたことは一度もなかったので、そういうのは新鮮です。取り組んでいて楽しいですね。
谷川 初めてご飯を作ってくれた時にハンバーグだったんですが、冗談抜きでティッシュ箱2つ分くらいの大きさだったんですよ。
堀尾 こんな大きい人にご飯を作った事なんてなかったので、どれくらい食べるのか分からなくて。
谷川 お豆腐だからヘルシーだよって言っていました。
――最後に、タイトルに懸ける気持ちをお聞かせください。
谷川 ずっと辿り着きそうで着かなかったし、まずひとつ形として。ここまで獲れなくて結婚を公表して一発目でタイトルマッチが出来るのは何かの縁。ここでしっかり獲って次のステージへ…ここ1、2年ずっと言ってますからね。ひとつの証明として、2人で獲ったものじゃないですけれど証が欲しいので、ここは何としても獲りたいと思います。
――獲ったら新婚旅行ですか?
谷川 そうですね。勝つと負けるとで、国内か海外かが決まるかもしれない(笑)。
【写真】サッタリとは過去2戦して2敗――サッタリから獲りたかったという気持ちもありますか?
谷川 それはそうですね。いつかリベンジはどんな形であってもしたいなと思っています。
――今回はクルーザー級タイトルマッチですが、今後はヘビー級、無差別級でやっていく方向ですか?
谷川 はい。90kgでも出来なくはないんですが、ヘビー級でやりたいです。まだ肩書きが何もないので、まずはここで獲りたいです。
堀尾 私、格闘技にそんなに詳しくない中でもK-1ガールズになって、初めてヘビー級の試合を見たんですが、凄く刺激的で面白いって思ったんですよね。格闘技があまり分からない人でも入りやすい、面白いってなると思うのでそのフィールドで活躍して欲しいなって思います。行けるところまで行って欲しいですね。私も全力でサポートしますので、よろしくお願いします。
谷川 あ、こちらこそよろしくお願いします(笑)。