キックボクシング
インタビュー

【KNOCK OUT】タイトルマッチ1カ月前に交通事故の大沢文也「車に当たられて3メートル吹っ飛ばされた」が「試合には出ますよ」

2025/05/12 16:05
【KNOCK OUT】タイトルマッチ1カ月前に交通事故の大沢文也「車に当たられて3メートル吹っ飛ばされた」が「試合には出ますよ」

KNOCK OUTには2度目の参戦となる大沢

 2025年5月18日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2025 vol.3』(U-NEXT配信)にて、KNOCK OUT-BLACKライト級王者・大谷翔司(スクランブル渋谷)に挑戦するK-1グループの大沢文也(ザウルスプロモーション)のインタビューが主催者を通じて届いた。

 2月大会で大谷が勝った後にリング上で対戦要求し、決定に至ったタイトルマッチ。だが4月20日の午後、大沢が「走ってたら車に跳ねられました」とSNSに投稿したことから情勢は一変! 言葉をかけた大谷と大沢が一触即発になる場面もあった。そのへん、実際どうなのか? 大沢に直撃した。

今回は熱い試合になりそうな気がする


──SNSで交通事故に遭ったという書き込みを見て驚きました。体の方は大丈夫なんですか?

「大丈夫じゃないですけど、大丈夫って言っとかないとですよね(笑)」

──どんな状況なんですか? 試合には出られるんですか?

「試合には出ますよ。車に当たられて、3メートル吹っ飛ばされました」

──3メートル吹っ飛ばされたら、無傷ではいられないと思うんですが…。

「もちろん無傷じゃないですよ。病院には通ってます。ただ、それで試合に出られなくなるということは絶対にないです」

──その件で、SNS上で「しっかり左右確認して気をつけてよね! お互いベストでやりたいですよ!!」と言葉をかけた大谷翔司選手とやり合っていましたが?

「あれは『やり合った』ということになるんですかね? 全然やり合ってはいないです
よ」

──では、あのやりとりが感情的な面などで試合に影響するということはない?

「それはないですね。バズーカ巧樹戦の時はめっちゃムカつきましたけど、今回はそんなことは全然ないです。大谷選手とは、あのやりとりの最中にメッチャむかついただけです。本当に、一歩間違えたら大事故というか、死んでた可能性もあるんですよ。それを『左右に気をつけて』って言われたので、『状況を知らないくせに言うなよ!』と思って。俺が死んでたら、お前はどうするんだって話じゃないですか」

──なるほど。試合については記者会見などでも話していますが、改めて、どういう試合をしようとしていますか?

「今回は熱い試合になりそうな気がするんですよ。そういう試合をしたいし。まあでも、そうしたいとは思ってますけど、どうなるかは分からないですよね」

──過去にも、試合前には「打ち合う」と言っていて、実際には打ち合わなかった試合もありました。過去のそういう試合の時って、「打ち合うつもりでリングに上がったが、何らかの事情でそうならなかった」のか、最初からフカしだったのか、どっちなんでしょう?

「フカしっていうのはないです。単純に打ち合いたいと思ってたけど、打ち合わずに勝っちゃって、結局つまんない完封試合になった、っていう感じです。試合しながら『あ、こっちの方が全然勝てるわ』って思ったりして、ということですね」


──では今回は、少なくとも大沢選手は打ち合うつもりでいて、実際に熱い試合になるかどうかは大谷選手次第ということですか?

「というか、大谷選手には失礼だけど、そもそも彼は技巧派の戦いはできないですよね? そもそもセンスのない人の戦い方しかできないと思ってるんで。まあ僕は積極的に攻めていく可能性は高いだろうなと、自分では思っています」

──そして、今までの発言を総合すると、「KNOCK OUT vs. K-1、Krush」という図式には、大沢選手は興味はないんですよね?

「ああ、全く興味ないですね。大谷選手はそこを気にしてるんですか?」

──王者になったことでKNOCK OUTを引っ張りたいと言っていますし、ビッグマッチでもK-1 GROUPの選手と戦いたいと言っています。

「関係ないっすね。そういう、どこの団体がどうとかこうとか、1ミリたりとも興味ないし、彼が『KNOCK OUTを背負って』と思ってるとしても、申し訳ないけどKNOCK OUTを背負える選手のベスト5にも入ってないと思うし。そんなのどうでもいいんじゃね? と思いますけど」

──KNOCK OUTのタイトルについてはどうですか? そこも興味ない?

「いや、現実的に考えて、ベルトはあった方がいいですからね。戦うことに関してはベルトがどうとかは関係ないと思いますけど、僕は現実主義者なので、現実的に考えたらベルトがあった方がスポンサーとかもつきやすいですし」

──現実的な意見ですね(笑)。

「現実主義者なので。ベルトがあったらお金も上がると思ってるし、そういう面ではいいなあと思っています。ただ今回は、お金とか関係なしに大谷選手と戦えること自体がうれしいなあとは思ってますけど」

──特にKNOCK OUTのベルトということについては? どこのベルトでも同じですか?

「うーん…いや、KNOCK OUTのベルトは欲しいです。価値のないベルトだったらいらないですけど。KNOCK OUTのベルトは価値があると思っているので、欲しいですね。あと、見てみたらベルトがカッコよかったので。めっちゃカッコいいなと思いましたね。だから欲しいです」

──それこそKNOCK OUTのチャンピオンになったら、レギュラー参戦ということになると思います。それも構わない?

「何でもいいですよ。僕はリングがあって戦えたら何でもいいんで」

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

「気持ちの入った試合をしたいと思っているので、気持ちの入ってるところを見てほしいですね」

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