何か感じてもらえるような試合がしたい

――以前から、会場の大きさとか場所は関係ないってことを言ってますけども。今回、名古屋で新旧王者対決に臨むっていうのはどうですか?
「相手は現チャンピオンなんで。もちろん僕が階級下げてっていうところなんですけど、僕はこの辺ぐらいが適正階級かなと思ってるので、そこでどういう試合になるのかなって自分でも楽しみです。名古屋っていうところでは別に何も気にしてないというか、東京と変わらないですよ、別に」
――大森選手の結果とともに、今回も55kg戦線をめちゃくちゃにする流れになりそうですね。
「これに勝ったら多分、隆之介と僕で55kg1位と2位だと思うので、そうなるとだいぶややこしいなあって感じで面白いですよね」
――ゴールデンウィークは関係なしに最終調整に臨む感じですか?
「毎年関係ないので。そこも変わらずちょうど1週間前なので、練習的には追い込みが終わって、休養を取ってぐらいの時期なので、ゆっくりはできるかなって感じです」

【写真】2024年3月、K-1のリングで対戦した軍司と門口
――先日は元K-1王者の軍司泰斗選手ともスパーリングしてましたね。
「僕がお願いしてやりました。距離感とか同じぐらいの選手と試合をすることがなくて、基本的には背が高い相手ばっかりだったので。大﨑くんは多分僕より身長も少しだけ低いと思うので、軍司選手は同じぐらいの身長で、対抗戦で戦った仲なのでいろいろ吸収できるものがあればいいなと思ってお願いしました」
――いい収穫はあったわけですね。
「収穫っていうより刺激的なところですね。K-1との対抗戦でいい試合できたと思ってるので、そういった戦友からいい刺激をもらえたなっていう感じです」
――完全に心身ともに整いつつあるんですね?
「そうですね。やることだったり、目指すところとかだったり、どんどん固まってきて、今チームも凄いいい状態できてるなっていう感じです」
――大森選手の勝因に冷静って言葉を使ってましたが、今回の門口選手も冷静に試合を運んで勝ちにつなげるって感じになりますか?
「勝ち負けは正直気にしてないことはないですし、もちろん勝ちに100%エネルギーを注ぐことには変わりないですけど、なんか勝ち負けよりも見に来てくれた人に何か感じてもらえるような試合がしたいっていうのが僕の中のゴールなので。そこは勝ちであれば理想ですけど、勝っても負けてもそういう試合をしたいなって思ってます」
――最後に、今回の門口選手の試合を待ちわびているファンの方々に熱いメッセージをお願いいたします。
「55kgで初戦ですけど、チャンピオンと組まれたっていうことで、僕が勝てば凄い55kgが荒れるなと思っていて。ここしっかり勝って、この先のこととかはあまり考えてないんですけど、55kgをめちゃくちゃにするだけして、60kgとかも面白いかなと思っているので、その辺いろいろ今後も見据えて期待してもらえればいいなと思います」


