どうやったら倒せるのかを感覚的に掴めた
――前回の試合から1カ月ちょっとですが、前回の良い流れのまま気持ちを切らさずにタイトルマッチに向けて練習が出来ているような感じですか?
「どちらかと言うと今回の名古屋大会での世界タイトルが僕のメインだったので、前回の試合は1ラウンドKOでダメージもなく、次の日から練習をしてこの日の試合のためだけに作り上げてきています。なので気持ちが切れる事は全くなかったです」
――世界タイトル戦の相手コーリー・ニコルソン選手はオーストラリア出身の選手ですが、映像などを見てどんな印象を持ちましたか?
「ムエタイスタイルでオーソドックスとサウスポーをスイッチしていましたね。ムエタイ選手ですけどパンチで倒したり三日月蹴りをしたりするところもあるので、そこに気をつけながら戦いたいです。僕はムエタイスタイルの選手は得意な方なので、そこに面食らう事なく逆に自分のスタイルを相手に押し付けていけるような試合展開に持っていって、最後はKOで倒します」
――対戦相手はKO率の高い選手ですが、警戒している攻撃などはありますか?
「そこまで何に警戒しているとかはないですけど、自分が倒す技をどう当てるかというような練習をしています」
――前回は「倒されてもいいから倒しにいく」という事を仰っていましたが、今回は何としてでも勝ちを取りに行きますか?
「やっぱり倒した方が盛り上がるので、前回の良かったところは継続していかなければいけないですし、更にプラスアルファで強くなった僕を見せます」
――2023年7月以来の久々のKOだったと思うのですが久々のKOはどうでしたか?
「本当に久しぶりだったので、KOってこんな感じだったなって感じたのと、自分がどうやったら倒せるのかというのを感覚的に掴めた試合になりました。あそこでKOで勝つ事ができて、すごい良い状態で今回に臨めます」
――婚約者のMISAKIさんは、今回の試合について何か言っていますか?
「『一緒に出たかった』とは言っていましたけど、僕の試合が決まってしっかりサポートしてくれているので、特に何かを言われてはいないですけど『普通に勝つんじゃない?』って思われていると思います(笑)」
――逆にそれもプレッシャーですね。
「『勝つんじゃないか』って言われる事が多いので、勝ち方にもこだわってKOで盛り上げたいので、KOを狙っていきます」
――勝って改めてリング上でプロポーズをするのはどうですか?
「それはちょっと嫌ですね(笑)。嫌というか恥ずかしいです」
――最後にいつも応援してくれているファンの皆さんにメッセージと、名古屋大会に向けて意気込みをお願いします。
「今回は念願だった名古屋大会を開いてもらえて、しかも僕は世界タイトルマッチという事で、必ず取らないといけないベルトですし、ずっと目標にしていたベルトにようやく手が届きそうなので、あとはしっかり自分の力を出して自分でベルトを掴み取ります。沢山の方が会場まで応援に来てくれますが、来れない方はABEMAでも応援をよろしくお願いします。必ずベルトを取ります」