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【UFC】進化のサンドヘイゲンがフィゲイレードをテイクダウン、足関節でもポジション奪い負傷TKO勝ち! 元ONE王者デ・リダーvs.4連勝ニッカルをテンカオで沈め、ストリックランドを指名、ロドリゲスがポンジニッビオを3R TKO!

2025/05/04 13:05
 2025年5月3日(日本時間4日朝8時~)米国アイオワ州デモインのウェルズ・ファーゴ・アリーナにて『UFC Fight Night: Sandhagen vs. Figueiredo』(U-NEXT配信)が開催された。 ▼バンタム級 5分5R〇コーリー・サンドヘイゲン(米国)18勝5敗(UFC11勝4敗)[2R 4分08秒 TKO] ※フィゲイレードが左ヒザを負傷タップ×デイブソン・フィゲイレード(ブラジル)24勝5敗(UFC13勝5敗)※インタビュー  メインはバンタム級4位のサンドヘイゲンと、5位のフィゲイレードの対戦。サンドヘイゲンはソン・ヤドン、 マルロン・ヴェラ、ロブ・フォントを相手に3連勝後、2024年8月にウマル・ヌルマゴメドフに判定負け。  対するフィゲイレードは、フライ級からバンタム級に上げて、ロブ・フォント、コーディ・ガーブラント、マルロン・ヴェラを相手に3連勝後、2024年11月にピョートル・ヤンに判定負け。  王者メラブ・ドバリシビリが6月に1位ショーン・オマリーを相手に防衛戦が決定するなか、2位のヤンが昨年11月に5位のフィゲイレードに判定勝ち。3位のウマル・ヌルマゴメドフは1月にメラブに判定負け。4位サンドヘイゲンはヤンとウマルに敗れているという状況だ。  1R、ともにオーソドックス構え。先に低い構えでインローのサンドヘイゲン。フィゲイレードも右ロー。先にシングルレッグで押し込むのはサンドヘイゲン。離れ際にアッパーを狙う。  右関節蹴りのサンドヘイゲンはスイッチを見せてから右ロー。レベルチェンジも見せてフィゲイレードの入りに右アッパー! しかし片足を掴んでいるフィゲイレードがテイクダウン。サンドヘイゲンの立ち際にバックに乗るが、足がかからないフィゲイレードが下に。下から外がけでヒール狙い。それを潰したサンドヘイゲンのパウンドに、なおも外ヒールで絞めるが、ヒザを曲げたサンドヘイゲンは鉄槌。足がからんだままバックを狙うフィゲイレードに、足を抜いたサンドヘイゲンがパウンド。下から足を手繰るフィゲイレードは草刈からデラヒーバ狙いか。潰したサンドヘイゲンはヒジ! フィゲイレードは左ヒザをニーシールドも潰される。  2R、右カーフから入るフィゲイレード。歩きながら左右スイッチするサンドヘイゲンは左の突き。それをかわしてバッククリンチのフィゲイレードはサンドヘイゲンの振り向きに右ハイを狙う。  左前手フックで飛び込むフィゲイレードをかわすサンドヘイゲンは右ロー。そこに右を狙うフィゲイレード。シングルレッグで頭を抱えてテイクダウンのフィゲイレード! 先に内ヒールの動きを見せたサンドヘイゲンに、フィゲイレードが足関節で応じたところですぐに立つサンドヘイゲン。  フィゲイレードが前に出て来たことろにダブルレッグテイクダウン! パウンドに下のフィゲイレードが出血。下からヒザ十字狙いから立ち上がり。しかし、ここも下から内ヒールに切り返したサンドヘイゲンが上に。内掛けのフィゲイレードに50/50で足をからめたままトップからパウンド連打に。ヒザを捻ったか、フィゲイレードがタップ。  試合後、サンドヘイゲンは「強い相手と戦ってきたからやり方は分かっている。フィジーはレジェンド。いまの自分はどれもこれも最高に来ている。UFC、タイトルマッチのチャンスを」と語った。  フィゲイレードはコーナーマンの肩を借りて、左足をひきずりながらケージを後にした。 [nextpage] ▼ミドル級 5分3R〇ライニアー・デ・リダー(オランダ)20勝2敗(UFC3勝0敗)[2R 1分53秒 KO]×ボー・ニッカル(米国)7勝1敗(UFC4勝1敗)※UFC4連勝でストップ ニッカルインタビュー  コメインでは、元ONE二階級制覇王者のライニアー・デ・リダーと、NCAAディビジョン1優勝、オールアメリカン4度、U-23レスリング世界選手権92kg級優勝で、現在UFC4連勝中のボー・ニッカルが対戦するミドル級の注目カードが組まれた。デ・リダーはUFC移籍後は、ジェラルド・マーシャートに3R肩固めで一本勝ち。2024年11月の前戦ではケビン・ホランドを1R チョークに極めて2連勝中。ニッカルは2024年11月の前戦でポール・クレイグに判定勝ち。  1R、サウスポー構えのデ・リダー。右オーバーハンドのニッカルは左で差してケージに詰めて押し込み。ヒジを打って離れる。ニッカルのパンチを潜って組むデ・リダー。ニッカルは同じく左差しで押し込み。デ・リダーは体の入れ替えで右で小手を巻いてクリンチボクシングも、左で差してテイクダウンはニッカル!  下から腕十字のデ・リダーをかわしたニッカルはギロチンチョーク狙いも、頭を外してサイドのデ・リダーが上に。ハーフでUFCで初めて背中を着いたニッカル。  パスガードしたデ・リダーに、ニッカルは亀から立とうとするが、その際でバックに乗ろうとするデ・リダー。しかしここでスクランブルでニッカルが正対してホーン! デ・リダーのラウンドに。  2R、ともにカーフから。先に詰めるデ・リダーは左ストレートで組みに。ニッカルは左で差して体を入れ替え。デ・リダーも入れ替えヒザ、細かいパンチ。小手から投げ狙いのデ・リダーのバッククリンチのデ・リダーだが、すぐに正対して前蹴りを腹に突くデ・リダーは、首相撲から詰めて左右ヒザ! 崩れたニッカルに左を突き、ニッカルの右をかわしてカウンターの左テンカオ! ニッカルがダウン。そのままKO勝ちした。  見事3連続フィニッシュ勝利のデ・リダーは「米国で練習しているけど、オランダ人だ。米国の最高のレスラーを倒した。米国で一番のストライカーを当ててほしい」と語り、ショーン・ ストリックランドの名前を挙げた。 [nextpage] ▼ウェルター級 5分3R〇ダニエル・ロドリゲス(米国)19勝5敗(UFC9勝4敗)[3R 1分12秒 TKO]×サンチアゴ・ポンジニッビオ(アルゼンチン)30勝9敗(UFC12勝8敗)  1R、サウスポー構えのロドリゲスに、オーソのポンジニッビオ。右ジャブで圧力をかけるロドリゲスに、右インローはポンジニッビオ。右の蹴りでバランスを崩したポンジニッビオを詰めたロドリゲスは右から左をヒット! 下がるポンジニッビオは一瞬グラつくが、ポンジニッビオも頭を下げて応戦する。ロドリゲスのラウンド。  2R、右ボディから左ストレートのロドリゲス。右インカーフを返すポンジニッビオは左の外足を取って右ストレートを突く。ワンツーを当てたポンジニッビオだが、滑るのはポンジニッビオ。ロドリゲスはもらいながらも前に。ワンツーを見せてシングルレッグのポンジニッビオも切るロドリゲス。左前蹴り。右オーバーハンドを突くポンジニッビオはダブルレッグへ。切るロドリゲスに、なおもシングルレッグのポンジニッビオ。  ここも差し上げるロドリゲスに、ワンツーからシングルレッグでテイクダウンのポンジニッビオ! ロドリゲスが下でホーン。ポンジニッビオのラウンドに。  3R、詰めるポンジニッビオの右に左をかぶせたロドリゲス! さらにワンツーから左フック! 後方にダウンしたポンジニッビオは両手を広げて抗議するが、立ち上がると足をもつらせてケージまでよろめいた。 [nextpage]
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