MMA
インタビュー

【RIZIN】ウザ強を迎え撃つ朝久泰央「K-1を代表してきてるからには勝ちしか許されない。勝って当たり前、ぶちのめして当たり前」

2025/05/03 01:05
 2025年5月4日(日)東京ドーム『RIZIN男祭り』に出場する全選手の個別インタビューが、2日(金)都内にて行われた。  第3試合のRIZINキックボクシングルール63.0kg契約3分3Rで、ウザ強ヨシヤ(FIGHT CLUB 428)と対戦する朝久泰央(朝久道場)が出席。試合への意気込みを語った。 本当のファイターだなとは思います ――現在の心境は? 「待ち遠しくてうずうずしているという感じですね。楽しみです」 ――東京ドームで試合をすることに関してはどういった思いが? 「東京ドームっていうところは格闘家のみんなが憧れるような場所だと思ってるんですけど、僕は東京ドームで試合ができるっていうよりも、RIZINの男祭りっていうメモリアルな大会に呼んでいただきたので、そっちの喜びの方が大きいですね」 ――対戦相手の印象は? 「名前の通りウザくて強いという、そういうモチーフなのかなって思うんですけど、人としては本当にとてもいい人なんだろうなって思います。でもこれは試合なんで、逆にナメてるとかもないですし、いつも通りの朝日泰央で、いつも通りぶっ倒すだけだなと思っています」 ――どんな試合展開をイメージしている? 「一方的な展開を想像してますね。相手がこういう戦いをしたいなという局面になっても勝つ自信ありますし、朝久空手としてやってきた年月といいますか、格闘技をやってきた重みというか、そういったところは彼が相手だからじゃなくて、どの選手と比べても自分が圧倒的に優れている、頑張っている部分だと思ってるんで、そういった強さを見せたいなと思っています」 ――もう少し実績のあるファイターとやりたかったとの思いは? 「一般的にはそう思われるかもしれないですけど、やっぱりこうやってブランクがあった中でも自分との試合に挑んでくるというか、臨めるってことは、それなりの生き方をしてきた本当のファイターだなとは思います。RIZINさんの舞台に上がれる人っていうのは、中途半端な選手が上がれるようなリングじゃないと思ってるんで。そういった意味では一人の選手としてとてもいい選手だなと思います。  シンプルにオファーが来た時に、朝久選手試合いけますかって言われて、何kgで朝久泰央行けますって送ったら、相手は誰々だからお願いしますってきた感じなんで。相手は誰とかそういった話じゃなくて、本当に自分の強さを見せる舞台がここだなというのを感じてましたね」 ――K-1の看板を背負って戦っているが、K-1ではなく、RIZINで自分が戦うことにはどういう意味があると考えている? 「周りから見たらRIZINというまた別の団体でやるんだという印象が大きいかもしれないですけど、プレッシャーとか緊張とかいう意味じゃなくてやっぱりK-1を背負ってるというか、K-1を代表してきてるからには勝ちしか許されないと思っています。僕は常々よく言ってるけど、勝って当たり前、ぶちのめして当たり前という、そういう戦いですね。何が何でも勝たないといけない、そういった心意気です」 ――RIZINでもK-1の強さを見せる? 「そうですね。K-1の強さを見せたいし、朝久泰央の強さを見せたい、そういった思いです」 ――MMAに興味はありますか? 「男としての強さを見せる姿がかっこいいなって思ってるんですけど、やっぱりこうやってK-1を代表してきたっていうのもあるし、簡単にMMAやりたいんですよというのって、RIZINで戦ってるファイターに失礼だと思うんですよね。キャリアもないし、目立ってるからMMAとか、そんな話だと他のファイターに失礼だと思うんで。やる機会がありましたらやることはあるかもしれないですけど、まだK-1を代表してきている以上は立ち技の強さを、キックボクシングは見たくないけど朝久のキックボクシングだったら見たいなって、そういう試合を見せたいなと思ってます」 [nextpage] 自分は一人で輝く自信も力もある ――萩原京平選手と絡みがあったと思うが親交はある? 「試合発表会の時にちょっと話させていただいた程度なんですけど、そこから『朝久くん調子どう?』って声をかけてくださって、本当に人としてもファイターとしても、とても好きな選手だなって思ってますね」 ――ウザ強選手の試合映像は見たか? 「格闘技を見るのが好きなのもあったんで、RIZINさんに出てた試合も見ましたし、最近上がった試合も見ましたけど過去の映像になるので、こんな感じの選手なんだというのを頭に入れつつ、自分の強さを高めてきたという感じですね」 ――白鳥戦に関して、多分彼は対策を立ててきて、ダウンを取った感じだったんですけども、彼にもその対策を実行する能力があるのかなと思うんですが、その辺は警戒する部分はあるか? 「そうですね。対策を実行してくる部分の警戒もありますし、彼の人間性が武器になっているような気がしてるんで、そういったところは警戒してる部分であるんですけど、自分の対策をしたところで、自分は毎日進化してるんで。そういった対策はあてにならないっていうのは、ここで伝えておきたいと思いますね」 ――最近K-1が揺れている中でK-1を背負っていくことに関しては、K-1で試合をすることも大事だし、例えばRIZINで試合をすることも大事だと思うんですが、今後はその二つを股にかけてやっていくということになる? 「なんか股にかけるっていうと、どっちの団体にも失礼かなと思うんですけど、こうやって自分はK-1を代表してきているんでK-1でという思いはあります。でもRIZINさんが朝久のキックボクシングを見たいというのであれば、気持ちはK-1の朝久としてじゃなくて、RIZINキックボクシングの強さを見せたいという思いもあります。  股にかけるっていうよりは、スター選手が離れたとかそういった話をよくK-1で聞くと思うんですけど、自分はスターじゃないから離れたと思ってるんです。自分で輝けないから他の団体に移籍したと思ってるんで。自分は一人で輝く自信も力もあると思うんで、スター選手というか、もうそのまま自分は泰央という名前なんですけど、太陽のように一人で思いっきり輝いてやろうかなと思ってます」 ――ウザ強選手は自身の犠牲がある覚悟を抱えながら対峙するという形になりますけど、彼の気概に共感する部分はある? 「自分は働いたことがないといいますか、そういった状況になったことがないんで、簡単には口出し出来ないんですけど、それぐらいの心意気で来るってことは、本当に男祭りに相応しい男だなというふうには感じますし、選手としてはハッキリ言ってリスペクトも何もないし、殺してやろうと思ってますけど、人として考えると本当にかっこいい人だなと思ってますね」 ――オープンフィンガーグローブルールに興味は? 「自分はオープンフィンガーとかMMAとかというよりも戦うことに興味があるんで興味としてありますけど。首もガッて(記者会見でウザ強に決めたのど輪のポーズ)ありますんで」 ――今後、OFGルールで朝久選手が暴れまわる姿も想像していい? 「どうですかね。その時その時にならないと分からないです。今はまず明後日の試合に集中している感じなので。朝久流と朝久泰央の強さを見せたいなっていうのを一番に考えています」
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