MMA
インタビュー

【RIZIN】シェイドゥラエフがクレベルを「2Rの初め頃に関節技でフィニッシュする」と予告「恐怖を感じているところは一切ない」

2025/05/02 15:05
 2025年5月4日(日)東京ドーム『RIZIN男祭り』に出場する全選手の個別インタビューが、2日(金)都内にて行われた。 メインイベント(第16試合)のRIZINフェザー級タイトルマッチ5分3Rで、王者クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)に挑戦するラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)が出席。試合への意気込みを語った。 キルギスでチームを越えてともに練習することもある ──ブルーのスーツですが、それは今回の試合のために用意されたものですか? 「皆さん、今日お会いできて本当に嬉しいです。このスーツに関してはもちろんタイトルマッチのために準備してきてきました」 ──いよいよタイトルマッチまであと2日となりました。今の心境を教えてください。 「タイトルマッチまで、あとわずか2日間だけなんですね。もちろんこのタイトルマッチに向けて私は徹底的に準備をしっかり進めてきました。いつもの試合の準備と同じじゃなくて、もうちょっと力を入れて集中して、しっかり自分の練習とともに、スパーリングパートナーたちと準備をしてきています」 ──今回タイトルマッチで対戦する王者クレベル選手のファイトの印象を教えてください。 「対戦相手のクレベル選手は経験豊富なスポーツ選手の一人です。現時点ではフェザー級のチャンピオンズなんですけど、もちろん対戦相手として、彼に敬意を持っています」 ──今回、日本で一番大きな東京ドームという場所でのタイトルマッチとなります。どんな試合を見せたいでしょうか。 「そうですね。東京ドームというのは日本で一番大きな会場の一つというのを知ってます。もちろんそういうところで試合するのは、私にとってとても光栄に思えます。もちろん日本のファンの皆さんに、今回、素晴らしい試合を見せたいので、準備をしっかりしてきました。引き続き応援に来てください。  最近、日本で東京で、私のファンが急に結構増えています。毎日、SNSでダイレクトメッセージももらっているし、すごくファンの皆さんの応援を感じています。もちろんファンの皆さんに今回素晴らしい試合を見せたいという気持ちがあります」 ──RIZINで活躍するようになって、実際の生活などに変化はありましたか? 「もちろん、プライベートの生活でも変化がありました。一つ言えるのはすごく最近、キルギスでも結構有名になりました」 ──RIZIN参戦から一年もしないうちにベルト挑戦ですが、これは予定通りでしょうか。それとも思ったより早いと感じますか。 「RIZINに来る前に、ほかのプロモーションで試合してきました。そして、RIZINに来てから3試合して、その3試合の中で全部を早期フィニッシュで1Rから2Rで終わっています。ですから、今回のタイトルマッチは予定通り、当然だと思います」 ──チャンピオンになったら日本での試合ももっと増えると思いますが、日本で一緒に練習したいファイターとかいらっしゃいますか。 「現時点では、日本で一緒に練習できるような知り合いのファイターとか誰もいないので。もちろんそういうあのファイターと仲良くできればいいなとは思います」 ──勝てばキルギス人初のRIZINチャンピオンになります。出国される時にご家族とか友人たちからどういった声をかけられましたか。 「今まで本当にRIZINで活躍したキルギス人選手がいないというのは一つポイントはありますけど、今回は初めてのチャンピオンシップなので、キリギリス人としてすごく誇りに思います。もちろん今回、出国する前に私の親戚、両親がみんな祝福のメッセージをいただき、空港まで同行しました」 ──キルギス選手は、ONE ChampionshipやUFCとか他団体でも活躍していると思うんですけど、キルギス人選手がこれだけ台頭してきた理由についてはどう考えますか? 「そうですね……ほかの団体でもいろいろ成功しているキルギス人ファイターが複数います。もちろんONEのアクバル・アブドゥラエフ選手やUFCでも活躍している選手がいますので、みんな努力して頑張っているところです。チームを越えてともに練習することもありますし、だからこのように成功していると思います」 ──キルギスは山岳地帯で自然豊かな素晴らしい国だと思いますが、普段こうした自然環境の中でどういったトレーニングを行っていますか。 「キルギスは山岳地帯が一番(標高4,260mのパラータ山)あるので、私たちは週1回ぐらい、トレイルランニングで山を走る運動をしています。それ以外にもビシュケクFC=私たちのジムでほぼ毎日トレーニングをしています」 [nextpage] 実は三角絞めが私の一番得意な技 【写真】発売中の本誌『ゴング格闘技』ロングインタビューを手にするシェイドゥラエフ。 ――3月29日までラマザンで日没以降でしかご飯を食べられなかったと。それが終わってから1カ月の間に体重の変化は? 「もちろんラマザン中にも私たちは普通にトレーニングをしてきました。その時は体重には変更がありませんでした。ラマザンが終わった後にもっと集中してトレーニングをしました。試合に向けて体重を落とすために、練習にもっと力を入れました」 ――キルギスの一部の政治家からプロMMAに対して否定的な意見が出ている。それに対して今回、東京ドームでチャンピオンになることで、そういった状況を変えたいという気持ちもある? 「よくご存じですね、キルギスで一番政治的に力のあるところがMMAに対して否定的な意見を持っています。今はそういう時ですが、それはしょうがないので私は普通にトレーニングをして活躍して行きます。もし私がチャンピオンになったら、そういう意見を持っている人たちは意見を変えるかもしれないですけど、私としては普通に自分なりに活躍して行きたいです」 ――この試合はクレベル選手の三角絞めとか柔術のサブミッションでボトムから仕掛ける戦いと、トップから攻めるシェイドゥラエフ選手の戦いという見方がされている。その意見に対してどのように感じている? 「クレベル選手は柔術がベースなので関節技とか三角絞めなどの寝技が上手。私はベースがグラップリングで、その中で実は三角絞めが私の一番得意な技なんですよ。しかし、MMAというのは柔術ではないし、グラップリングでもないので、あらゆる技を使って試合をしなければならない。今回は逆に私が相手選手を絞めると思います」 ――クルベル選手に確実に上回っているところは? 「私はまず言いたいのは、クレベル選手に対して恐怖感を感じているところは一切ないです。クレベル選手を上回っているところで言えば。私は性格的にスタミナというか、根性があります。そういうところは事前にいろいろ言わずに、リングで見せたいので楽しみにしてください」 ――それがあなたに勝利をもたらす? 「そうです。恐怖感はないので喜んで戦います。5月4日に勝利を手にすると思います」 ――クレベル選手に自分が三角絞めでフィニッシュすることも想定している? 「第2Rの初め頃に、関節技でフィニッシュすると思います」 ――海外サイトで今回の勝敗予想をシェイドゥラエフ選手が80%、クレベル選手が19%というファンの予想が出ている。なぜここまでファンが勝つと思っているか、自分でその理由は何だと思いますか? 「それは初めて聞いた。今、それを聞いて思ったのは、今まで自分は13回試合をして、全部1Rか2Rでフィニッシュしているからではないか。それと年齢的に私は今年24歳、クレベル選手と比較すると若いし、私は今最も良いコンディションでいる。そういった総合的な要因でそういう数字が出ているのだと思います」
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