7月から開幕するフライ級GPへ向けて自信満々の神龍
2025年5月4日(日)東京ドーム『RIZIN男祭り』に出場する全選手の個別インタビューが、2日(金)都内にて行われた。
第8試合の59.0kg契約5分3Rで、伊藤裕樹(ネックス)と対戦する神龍誠(神龍ワールドジム)が出席。試合への意気込みを語った。
神龍は、2024年大晦日にBrave CF&Titan FC王者のホセ・トーレスにスプリット判定で惜敗。BTCでのグラップリングマッチでの勝利を経て、RIZINフライ級GP日本人出場枠を賭けての対戦を伊藤裕樹に要求。
しっかり寝かせてボコろうかと思う
「今回のRIZINのポスターに合わせていい感じにしました」
――現在の心境は?
「早く試合したいのと、アイツ調子に乗ってるんで、実力がこんだけ違うよっていうのを分からせてあげたいですね」
――改めて対戦相手の印象は?
「ストライカーですよね。パンチ。ボクサーって感じですかね」
――ちなみに、人としての印象は?
「人としては調子ノリじゃないですか」
――東京ドームで試合をすることに何か思い入れは?
「東京ドームは、僕はプロレスが好きだったんで1.4東京ドームみたいな感じで。俺もその舞台に立てるんだっていうので凄いワクワクしています」
――どんな試合の展開をイメージしている?
「やってくることは、相手は打撃でパンチ。僕のテイクダウンにヒザとか合わせてくる。逆にそれ以外、僕に勝ちパターンないと思うんで、それだけ気をつけて。しっかり寝かせてボコろうかと思います」
――前回の伊藤選手とララミー選手の試合を見て、何か特に感じたことは?
「相性が良い人には強いんじゃないですかね。でも僕とはめっちゃ相性悪いと思います」
――ああいう殴り合いの展開には絶対ならない?
「殴り合いもしてもいいですね。今ボクシングを強化してるんで。その中で組みのプレッシャーをかけつつ、打撃もしっかり当てようと思います」
――そういう展開に持っていく可能性も?
「そうですね」
――打撃戦になると伊藤選手の流れに持っていかれる可能性も大きくなるかと思うが、そこも受けて立つ?
「全然立ちますね。やっぱりMMAなんで組みのプレッシャーもあるとあっちも本来の打撃を出せないと思いますよ。そうなった時に、僕は全然打撃でも負けるとは思ってないです」
――2人ともRIZINに出る前はDEEPでキャリアを重ねていたが、伊藤選手といつかどこかで戦うんじゃないかとは?
「1回戦いそうだったんじゃないですかね。藤田大和選手と伊藤選手が暫定タイトルマッチをしたんですよ。で、勝った方と僕が統一戦みたいな感じで。僕がその時に正規だったんで。でもアイツ負けたんで僕の元には届かなかったです」
――格としては全然下という認識?
「全然下でしょう」
――負けたらグランプリ出場は辞退しろよ、ぐらいの気持ちは?
「アイツ、それ言うと黙るんですよね(笑)。
Xでもそれを言ったら急に黙り始めたから。なんか別な覚悟が見えますね。俺に負けても絶対トーナメントには出るという覚悟は伝わります」
――グランプリにこだわる覚悟?
「うん、金ないんじゃないですか(笑)。僕に負けても絶対出たいから、そういう保険ばっかりかけてるんですね。体重も59kgだったら俺に勝てんじゃないかとか。試合で俺に負けてもトーナメントに出るって。アイツ、クソダサいですよ。そういう保険かけてる選手に負けるわけないでしょ」
――2025年はどんな一年にしたい?
「今年はトーナメントがあるんで、最後に僕がチャンピオンになって最高の年にします」
――会見で体重について一悶着あったが、神龍選手の言い分は?
「いや、お前何kgの選手なんだよってまず思いますけどね。試合終わって不摂生したから。体重落とせませんって言われて。いや、ふざけんなよと。格下が何言ってんだよと思いますね」
――神龍選手が譲歩した?
「そうですね。最初は57kgでって話で、向こうが無理です、落とせないです、じゃあ59kgでと。じゃあ58kgでやってくれますと言ったら58kgも落とせないですと。じゃあ、58.5kgはどうなの? 漢気見せろよ、そこはと思ったんです。でも、そこすら譲らない。結局、僕が譲ってるんですからね。僕の漢気で成り立っているんですから」
――あちらの言い分としては、そこでぐちぐち言うなと。
「いやいや、それはおかしいでしょ」
――新日本プロレスの1.4東京ドームの中で一番印象的な大会とか試合は?
「僕が観に行ってたのは中学生の時なんで。学校でプロレスを僕が流行らせたんですよ。で、その友達と一緒に観に行って。確かその時はトランキーロとか流行ってたから。今も内藤哲也選手は有名だと思うんですけど、その時に結構流れてた年だったんで、内藤哲也選手が印象にあります」
――中学にプロレスブームを起こした?
「そうですね。プロレスごっこやってました」




