キックボクシング
レポート

【OCEANS】宮崎県唯一のプロキックボクシング、メインで地元・河野萌希がKO勝ち、K-1王者の寺田匠と反乱軍・永坂吏羅も出場

2025/04/30 22:04
CLIMB GYM「OCEANS」2025年4月27日(日)宮崎・日向市文化交流センター ▼第13試合 キックボクシングルール 60kg契約 3分3R〇河野萌希(CLIMB GYM)KO 3R 0分53秒×偉武KICK(ナックルズGYM)  宮崎県発、宮崎県唯一のプロキックボクシングイベント『OCEANS』。同イベントは2022年3月に第1回大会を開催し、今回で4度目となり、“宮崎vs他県”を主軸としたカードが揃った。メインイベントでは、主催するCLIMB GYMの看板選手で13戦6勝6敗1分の河野が岡山のナックルズGYMからの刺客で7戦6勝1敗の偉武KICKと対戦した。  1R、河野がいきなりの左ストレートでダウンを奪う。ダメージを感じさせない偉武はリーチを活かしたワンツー、河野はガードを固めながら左ミドル。偉武が右ストレートでグラつかせて一気にラッシュ。耐えた河野は左ミドルで打ち合いにも応戦。  2R、巻き返しを狙う偉武は積極的に手数を出していき、河野は押されながらも左ロー、左ストレートを返していく。終了間際にも打ち合いへ。  3R、前に出る偉武に、打ち合いに応戦する河野は左ストレートでダウンを奪う。一気に連打を仕掛けた河野は右フックでダウンを奪うと、即座にレフェリーがストップした。   マイクを握った河野は「僕はダウンを取られましたか? あまり分かってないのですが、皆さんの歓声が力になりました。これから頑張ります!」とアピールした。 [nextpage] ▼第12試合 スペシャルエキシビションマッチ キックボクシングルール 3分1R-寺田 匠(team VASILEUS)勝敗なし ※エキシビションマッチのため-河野直次郎(CLIMB GYM)  宮崎県小林市出身の第6代K-1 WORLD GPフェザー級王者・寺田が凱旋、主催するCLIMB GYMの看板選手で35戦18勝15敗2分の河野とエキシビションマッチで対戦した。河野は今年2月のKrushに参戦し、岩尾力と対戦経験もある。  3分1Rの短い時間だけに、お互いに序盤から近距離で打ち合い、寺田はスウェーでパンチを交わしては鋭いミドルを打ち込んで会場を沸かせた。エキシビションマッチの後には、SAKIGAKEGYMの塾長で寺田の父を相手にミットにパンチと蹴りのミット打ちも披露した。  マイクを握った寺田は「宮崎の方々の応援のおかげで格闘技ができています。自分は宮崎がすごく好きなので、これからも宮崎の先頭に立って世界と戦っていくのでこれからも応援よろしくお願いします」とアピールした。  また、この試合後にはRISEを主戦場にし、3月の『RISE ELDORADO 2025』で山口裕人を1RKOした宮崎市出身のYURA(ダイアタイガージム)もリングイン。「今はRISEとブレイキングダウンで活動しています。次戦はまだ決まっていませんが、多分6月ぐらいに決まると思います。僕も宮崎出身としてこれからも頑張っていくので応援よろしくお願いします」とあいさつした。 [nextpage] ▼第11試合 スペシャルエキシビションマッチ キックボクシングルール 2分2R-永坂吏羅(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)勝敗なし ※エキシビションマッチのため-西本竜也(ISN GYM)  宮崎県都城市出身の永坂は全日本テコンドー選手権大会 2連覇(最優秀選手賞)、全九州テコンドー選手権大会 7回優勝などの輝かしい実績を持ち、2018年11月からK-1グループを主戦場にし、現在はK-1反乱軍のメンバーとして活躍中。対する西本は数々の空手大会で優勝しタイトルを総ナメにした実績を持つ。  お互いに足技を得意としているだけに、回転蹴りを交錯させるなどで会場を盛り上げた。先にマイクを握った西本は「吏羅君は5月31日にK-1で試合が決まっていて、僕も6月1日に試合が決まってます。2人で勝って宮崎と九州を盛り上げたいと思います」とあいさつ。  続いて、永坂は「5月31日のK-1横浜大会でマジで男か女か分からないオカマちゃんと試合をすることになっていて、本当にイケメンでムカつくし、K-POPもどきみたいなやつなんで俺がぶっ倒します。顔が綺麗なままで終わらせたいのでボディでぶっ倒してアイドル活動に専念できるようにしてやろうと思うので、宮崎から応援よろしくお願いします」とアピールした。 [nextpage] ▼第10試合 63kg契約 キックボクシングルール 3分3R〇梅田光一郎(CLIMB GYM)判定3-0 ※30-25×2、30-26×山下聖一郎(HIROSHIMA BULLDOG)  2023年6月の前回大会でM-1 JAPANライト級王者決定戦に挑み、庄司啓馬に敗れた梅田が、入場から沸かせる元AJKN日本スーパーライト級暫定王者の山下と対戦した。なお、山下は公式計量をクリアーできなかったために、グローブハンデ、減点2からのスタートとなった。  1Rお互いにローを蹴り合う中、梅田が左ボディブロー、左ミドルを当てていく。2Rもロー主体の山下に、梅田は左ボディ、左の三日月蹴りで交代させる。3R、梅田は左ボディストレート、三日月蹴り、左右ロー中心の攻め。テンカオで大きく下がる山下に、梅田が手数を出し続け最後に飛びヒザを見舞い終了。判定で梅田が勝利した。 [nextpage] ▼第9試合 57.5kg契約 キックボクシングルール 3分3R〇黒木瑛馬 (SAKIGAKE GYM)判定3-0 ※29-28、30-29、30-28×MEGUMI(BEGINNING)  1R、接近戦の攻防の中、黒田が左右フック連打からロー。耐えながら反撃するMEGUMIに、黒木はテンカオ、ロー連打で追い込む。お互いにバテバテながらも手数を出し合い、黒木が判定勝ち。 [nextpage] ▼第8試合 62kg契約 キックボクシングルール 3分3R〇佐多靖哉(SAKIGAKE GYM)KO 2R 2分17秒×大蛇 亮(ナックルズGYM)  第63回K-1アマチュアAクラス-65kgトーナメント優勝経験のある佐多のプロデビュー戦。1R、サウスポーの佐多は左ミドル、左ストレートを飛ばして好調な出だし。2Rには左ストレートを当てる佐多がテンカオでダウンを奪い、飛びヒザでKO勝ちした。マイクを握った佐多は「怪我はないんで7月のK-1福岡大会のオファーを待っています」と今大会のリングアナウンサーを務めたK-1・宮田充プロデューサーにアピールした。 [nextpage] ▼第7試合 アマチュアワンマッチ 63kg契約 キックボクシングルール 2分3R〇深田優心(CLIMB GYM)判定2-1 ※28-29、30-29×2×岩鶴城一楼(KOGスポーツジム) ▼第6試合 ジュニアワンマッチ 43kg契約 キックボクシングルール 90秒3R×今村優我(KIZUNA本部道場)判定0-2 ※29-30×2、29-29〇新美龍我(新美道場) ▼第5試合 ジュニアワンマッチ 40kg契約 キックボクシングルール 90秒3R △大場龍心(KIZUNA本部道場)ドロー 判定1-0 ※29-29×2、30-28△吉脇裕歩(納屋橋キック) ▼第4試合 ジュニアワンマッチ 34kg契約 キックボクシングルール 90秒3R〇富高蒼大(CLIMB GYM)判定3-0 ※30-28、30-27×2×三宅尊馬(ナックルズGYM) ▼第3試合 ジュニアワンマッチ 35kg契約 キックボクシングルール 90秒3R 〇横田凰哲(K-LIFE)判定3-0 ※30-27×2、30-28×山田龍生(ナックルズGYM) ▼第2試合 ジュニアワンマッチ 33kg契約 キックボクシングルール 90秒3R ×佐伯妃南乃(ELEPHAS)判定0-2 ※29-29、28-29、29-30〇新美梨瑚(新美道場) ▼第1試合 OYAJIFIGHT 80kg契約 キックボクシングルール 90秒2R 〇男梅BOYZ(BLUE HOUSE)TKO 1R 0分49秒×長友隆紘(ダイアタイガージム)
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