ムエタイ
インタビュー

【SPACE ONE×BOM】初のOFGマッチに挑む奥脇竜哉「グローブが薄い分、ボディへの攻撃が効きやすそう」

2025/04/30 20:04
 2025年5月11日(日)東京・アリーナ立川立飛にて開催される、中国のプロキックボクシング大会『SPACE ONE 宇宙榮耀』と日本のムエタイ大会『BOM』がコラボした『SPACE ONE×BOM』(U-NEXT配信)。  同大会で元ラジャダムナンスタジアム認定フライ級王者ゲンウボン・ポー.ラックブン(タイ)と、初のオープンフィンガーグローブマッチを行う元ラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王者の竜哉・エイワスポーツジム(=奥脇竜哉/エイワスポーツジム)のインタビューが主催者を通じて届いた。  竜哉は名高、朝陽、士門と並ぶエイワスポーツジムの看板選手で、今年2月にはラジャダムナンスタジアム2階級制覇を狙い、フライ級タイトルマッチに臨んだが惜しくも敗れた。4月、タヌーピットを2RでKOしての連戦に臨む。 僕が一番熱い試合をして盛り上げて勝つ ――4月20日の『Road to Rajadamnern』で試合(タヌーピット・シットヨットタヌーに2RKO勝ち)をしたばかりですね。 「前回の試合ではダメージもなくKO勝ちできたので良かったです。自分的には1R以内に倒したかったんですけど、2Rまでかかったのでちょっと悔しかったです」 ――すでに今回の試合も決まってましたが、次の試合が強敵だけに試したことはあったんですか? 「そうですね。今まで使ったことがない三日月蹴りを使ってみて、あまり効かせることはできなかったのですが、ちょっと感覚を掴めたことは良かったと思います」 ――すぐに練習を再開されたんですか? 「次の日からオープンフィンガーグローブ(以下OFG)で練習を再開しました」 ――OFGマッチ挑戦は、3月にONE日本大会で衝撃KO勝ちを見せた名高選手の影響も大きかったですか? 「それもありますし、OFGでの試合に以前から興味があったので、中川代表からお話をいただいた時に『ぜひやりたいです!』と伝えました」 ――初のOFGマッチに向けての手応えはどうでしょう。 「拳が慣れなくてまだ痛いです(苦笑)。拳の皮がめくれまくって、めちゃくちゃ血が出ていて、試合までに治らない気がします。毎日練習で殴るのでもう我慢するしかないですね」 ――OFGをはめてグローブ着用と違って技術面で変わったことはありますか。 「OFGだと直に拳が当たっている感じがして、自分的にはすごく打ちやすいですね。グローブが薄い分、ボディへの攻撃が効きやすそうで、僕はボディブローも得意なのでいろいろと試したいと思います」 ――首相撲もやりやすいですか? 「首相撲もやりやすいんですけど、サミングがちょっとまだ怖いので工夫しながらやっています。あと、防御面に関しては、やっぱりグローブと違ってパンチがすり抜けてくると思うので、僕もしっかり見ないといけないので、いつもとはちょっと違う構え方になると思います。試合中、結構、僕はパンチをもらってしまうのですが、被弾もせずにしっかり見て当てていくスタイルを今試しています」 ――今回の相手、ゲンウボン・ポー.ラックブン選手としてはどういう印象がありますか。 「ゲンウボン選手はずっと軽量級で有名な選手なんで知っている選手でした。僕が2月にラジャダムナンのタイトルマッチで対戦したジグソー選手に去年判定で敗れて王座から陥落したんですけど、トップ戦線でずっと戦っている選手なので間違いなく強敵です。スタイルとしては、パンチとローキックの選手で、特にローキックが強いイメージがあります。見た感じはやっぱり重そうで、硬そうな蹴りをしてるなと。タイトルマッチで1Rにロー一発で終わらせた試合もありましたし、とにかく蹴りがすごく強いイメージがあります。僕はローキックに自信があるので、逆にゲンウボン選手をローで倒す試合も見せたいですね」 ――ジグソー選手との対戦では、ゲンウボン選手とご自身の試合を比べてどっちが競った試合だったのでしょう? 「ゲンウボン選手はパンチを何回か効かされたり、ポイントの取り合いで負けたという感じでしたね。前チャンピオンのゲンウボン選手に勝てば、またジグソー選手のタイトルに挑戦する道も開けてくると思うので、ジグソー選手とは違うレベルの差を見せて勝ちたいと思います」 ――連戦ですが、ここで勝ってすぐに試合をしたいですか? 「ゲンウボン選手は強敵なんで、今は目の前の試合しか見てない感じです。今回は中国の『SPACE ONE』と『BOM』のコラボイベントなので、ここでいい勝ち方をしたら世界に僕の名前も広められるかなと思っています。有名選手がたくさん出るんですけど、僕が一番熱い試合をして盛り上げて勝ちます!」
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