2025年3月2日の新日本キックボクシング協会『MAGNUM 61』にて浅井春香を破り、ミネルヴァ認定スーパーバンタム級王座を奪取した18歳の珠璃。
4月20日のニュージャパンキックボクシング連盟拳之会主催興行『NJK F2025 west 2nd』にて、美斬帝との王座決定戦を制してミネルヴァ認定ライトフライ級暫定王者となった16歳の堀田優月。
【写真】同じ闘神塾で続けてミネルヴァ王者となった珠璃(左)と堀田(C)闘神塾 2人はK-1WORLD GP女子フライ級王者のSAHOと同門の闘神塾所属選手。今後の女子キックボクシング界を担う若き女王の2人だが、所属ジムの闘神塾は公式SNSにて「珠璃は、鈴木万李弥選手と戦いたいらしい。優月は、ぱんちゃん璃奈選手と戦いたいらしい。どちらもKNOCK OUTの選手。KNOCK OUTで戦えるのか」と、KNOCK OUT女子部の看板選手であるぱんちゃん璃奈(フリー)、鈴木万李弥(クロスポイント吉祥寺)との対戦を望んでいることを明かした。
ぱんちゃんは元KNOCK OUT-BLACK女子アトム級&ミニマム級王者で、17勝(4KO)1敗1分の戦績を誇る知名度も女子キックボクサーの中でトップクラスの選手。2025年2月に元K-1グループで元プロボクシングWBO女子世界ミニフライ級王者の山田真子と引き分けた。
鈴木は当初キックボクシングとMMAの二刀流で活躍し、現在はキックボクシングに専念。“流血のマドンナ”のキャッチフレーズを持ち、そのルックスも含めて多くのファンからの人気を集めている知名度の高い選手。2025年4月、カンボジアでクンクメールとの対抗戦に臨んだが判定負け。戦績は13勝(3KO)10敗。
どちらも現在の女子キックボクシング界を代表する選手であり、堀田と珠璃は世代交代を懸けての一戦に挑みたいようだ。堀田は2024年12月にKNOCK OUT初参戦を果たし、坂本梨香と引き分け。2025年1月にも出場が決まっていたが、試合直前に盲腸と胆石によりドクターストップがかかって欠場となった。
ミネルヴァ王者である2人がぱんちゃん、鈴木に挑むとなれば話題となりそうだが、まずはKNOCK OUTのリングで実力を証明することが実現への一歩となりそうだ。