▼第18試合 DEEP バンタム級 5分2R
×吉田 陸(SPLASH)
[判定0-3] ※19-19マスト草野、18-20×2
〇草野ガブリエル(草野道場)
草野レアンドロを父に持つ柔術家・草野ガブリエルは、『格闘代理戦争』で田端魂、脇田仁相手に2連勝。今回がDEEPデビューとなる。
極真空手出身の吉田は、2022年6月に井上晧平にTKO勝ちでDEEP名古屋&大阪で5連勝も、2022年11月に日比野“エビ中”純也に2R TKO負けで連勝がストップ。約1年半のブランクを経て、2024年4月の切嶋龍輝戦で復帰も1R TKO負け。11月の前戦では力也に1R 肩固めを極められ、自身初の一本負けを喫し、3連敗中。
1R、サウスポー構えから鋭い左ミドルを放つ吉田。遠い間合いでステップする草野は間合いを詰めて左右、さらに右ミドルも。右から左後ろ廻し蹴りの吉田は草野の組みに首相撲ヒザ連打!
ケージに詰まり被弾する草野だが、突き放して果敢に左右を打ち返して右ストレート! 後方にダウンした吉田の立ち際にバックを奪い、両足を差し入れてヒジ! 後頭部打撃となり中断「注意」。
再開。先に右ミドルを突く草野に左ストレートを当てる吉田だが、草野は連打から組んでバッククリンチから崩し。すぐに立つ吉田に右で差して四つに。左小手から右パンチの草野。ケージに押し込み左小手投げも残した吉田が右パンチ! しかし前に出るのは草野。左右で吉田がケージ背にしてゴング。
2R、右前蹴りを見せる草野。吉田の左ミドルをかわして左回りで外を取る。右インローから詰める草野。吉田のインローが「ボコン」と音を立ててローブローに。中断。吉田に「注意」。
再開。左ミドルの吉田だが、まだ浅い。左ハイを当てた吉田! ここで左右で前に出る草野に、首相撲ヒザ! しかし草野も右フックを返すと、右インロー。吉田は下がりながらも左を合わせると、草野は右の下段蹴り。右を振るがダックでかわした吉田はケージをサークリング。左ミドルを当てて、草野の前進をさばいてケージの中に。
後ろ廻し蹴りをかわした草野が右ストレートで前にさらに右に組むのは吉田。左で差す草野はクリンチボクシングで右連打。ブレーク。残り30秒。左ミドルを当てる吉田に左を返す草野。しかし吉田も蹴りから右に繋ぐと、草野の左! 吉田がバランスを崩して草野が追い、ゴング。
判定は3-0(19-19マスト草野、20-18×2)で草野が勝利。初回から鼻血に追い込まれた草野だが、打撃で退かずダウンを奪い、寝技で攻勢の場面を作り、死闘を制した。
試合後、草野は「格闘技は1対1のスポーツですが、練習につきあってくれる人がいて初めて成り立ちます。人は支え合って人になる。自分だけの力じゃない。僕はRumbleの初代王者で『柔術』と胸に刻んでいますが、4戦3KOです。柔術も打撃も極めていきます」と語った。














