ムエタイ
インタビュー

【RtR】ムエタイ3戦目に臨むYOHAN「試合には映画館に来るような感じで来てもらいたい。ハッピーエンドをお見せします」

2025/04/20 12:04
 2025年4月20日(日)東京・後楽園ホール『Road to Rajadamnern』(U-NEXT配信)の第9試合で、プアタイ・パンナムポーン(タイ)との日タイ対抗戦に臨む初代KROSS×OVERクルーザー級王者YOHAN(T.K.F)のインタビューが主催者を通じて届いた。  YOHANは183㎝の長身から繰り出されるパンチを武器に、K-1グループを主戦場にし、2024年3月には初代Krushミドル級王座決定トーナメントの出場メンバーに抜擢。7月には『RWS JAPAN』に参戦し、ヒジありルール初挑戦でWPMF世界ミドル級王者クリスチャン・ジョセフを右ヒザ蹴りで2R KOに沈めると、10月のBOMクルーザー級王座決定戦でもアッサをヒザでKOして王座に就いた。 対するプアタイは攻撃的なムエカオでヒジを得意とし、LWCスーパーチャンプやフェアテックスファイトを主戦場に外国人選手との対戦経験が豊富だという。 入りがMMAだったので、組みはむしろ自信がある ――YOHAN選手のキャリアから教えてください。 「地元の東金には総合格闘技のジムにしかなかったので、高校の先輩に誘われて18歳の時に入りました。それまでは、部活で卓球をやっていて中学の時に県大会にも出場しました。ちなみにその総合のジムではアマチュアを韓国で2戦して初戦はキックルール、2戦目はMMAルールで、どちらも負けました」 ――なぜそれからキックボクシングなんですか? 「MMAでは上に乗られちゃうと何もできなくて、面白みがなく、打撃だけの方が面白いなと思ってキックボクシングジムに入りました。入会たと同時に『プロで試合あるんだけど、出ない?』って言われて、『ちょっとまだ早いんじゃないですか?』と言ったら、『ビビッてるの?』と言われ、ムッとなってJ-NETWORKのリングで日本名の雄人(たけと)でプロデビューし勝ちました。韓国名がヨハンといいます。父が日本人で、母が韓国人です」 ――ハーフは身体能力が高いと言われますが、ご自身でもそう思いますか? 「どうですかね。どっちの血も入ってるのでハイブリッドに戦っています。それからイノベーションのリングで連勝し、プロ4戦目でK-1に出て神保克哉選手に初黒星でした(2017年2月25日)」 ――K-1のリングは憧れだったんですか。 「すごく盛り上がっているリングだったので、上がりたいなとは思ってました」 ――K-1グループでは8戦されていますが、K-1での経験をどのように捉えてますか。 「レベルが高かったので、勝ったり負けたりの戦績でした。僕はストリート上がりな感じで育ってきたんですけど、相手は空手やアマチュア大会で実績があったりで自分とは経験値が違って、ハードルの高いリングだなと思ったのですが、試行錯誤して今は肩を並べてきたところまで来ていると思います」 ――K-1グループでキャリア重ねている中、2024年7月14日にRWS JAPAN初参戦でした。どうしてムエタイルールでやっていこうと思ったんですか? 「自分の中で色んなことにチャレンジしたいという思いがあり、ムエタイルールに挑戦しました」 ――K-1ルールでやってきた選手は、ムエタイルールに抵抗がある選手が多いのですが、抵抗は特になかったですか? 「入りがMMAだったので、組みはむしろ自信がある方なので全然抵抗はなかったですね」 ――K-1時代もそういう首相撲などの練習もしていたんですか? 「あまり首相撲の練習はなく、ほぼボクシングや打撃系が多かったですね」 ――RWS JAPAN初参戦では器用にヒザ切りを出して、最後にクリスチャン・ジョセフ選手をKOしてましたが、ムエタイ転向が決まってから練習していたものだったんですか? 「もともとK-1時代からヒザ蹴りは結構得意だったので、流れでいったらKOできたという感じでした。ヒジ打ちに関してもあまり抵抗なかったですね。相手の近くにいなきゃもらわないでしょみたいな感覚でした」 ――試合では器用にヒジを出してましたよね? 「あまり練習ではヒジを取り入れてないのですが、出せば当たるかなと完全に流れで出しましたね(笑)」 ――今はムエタイルールで二連勝していて、自分には合ってるな思いますか? 「ワイクルーは苦手なんですけど、自分には向いてるかなと思いますね。自分の中では組みがある展開が僕の中では向いているのかなと思います」 ――ということはMMAからの入りは間違ってなかったんですね。今回の相手に関してはどういった情報がありますか? 「とりあえず身長が同じくらいという印象ですね。映像は少ししか見てないのですが、ヒジ、ヒザが得意なのかなと」 ――今回もヒザ蹴りでのKOは狙いますか? 「たぶん今回はヒザ蹴りはいかないです。タイミングがあったらヒザを出したいですけど、パンチで倒したいという気持ちもあります」 ――最近はパンチに自信を持っているんですか? 「自信というか、パンチでも倒せるよというところを見せたいと思います。次の試合では映画館に来るような感じできてもらいたい。ハッピーエンドをお見せします」 ――今後の目標はありますか。 「やっぱり世界にチャレンジしていきたいので、格闘技を通じてどんどん世界の強い人たちとやっていきたいですね。できるなら本場のRWSに出てチャレンジしたいですね」
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