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【修斗】岩﨑大河もウェルター級転向、ベネズエラのKO率100%アレクシス・カンポスと激突! フライ級で中池武寛vs.岡田嵐士が第1部で決定。第2部にシモン・スズキも出場=5月18日(日)修斗ニューピア昼夜大会

2025/04/19 17:04
【修斗】岩﨑大河もウェルター級転向、ベネズエラのKO率100%アレクシス・カンポスと激突! フライ級で中池武寛vs.岡田嵐士が第1部で決定。第2部にシモン・スズキも出場=5月18日(日)修斗ニューピア昼夜大会

(C)SASTAIN

 2025年5月18日(日)の修斗昼夜興行となるニューピアホール大会の昼大会・第1部の追加対戦カードが発表された。いよいよ動き出すウェルター級世界王座。その歴史的な日に新たな、そして大きな潮流が加わる事となった。

▼ウェルター級 5分3R
岩﨑大河(日本・大道塾/パラエストラ東京)
アレクシス・カンポス(ベネズエラ)

 第6回世界空道選手権優勝を始め、伝統ある北斗旗を3度制覇した“空道の星”岩﨑大河(日本・大道塾/パラエストラ東京)の参戦が決定。2024年9月のUFC登竜門『DWCS』での敗戦を経て、岩﨑は今回からウェルター級へ階級を変更する事となり、その初戦で南米ベネズエラのアレクシス・カンポスとの対戦が決定した。


(C)Alexis Campos

 30歳のアレクシス・カンポスはレスリングでフリー、グレコ共に国内チャンピオンに輝いており「倒されずに打ち勝つ」ファイトスタイルでMMAのプロ戦績は5戦全勝。全てKO勝利で飾っている。

 2024年10月の前戦『FFC 82』では、Combate Global参戦経験もあるジャビエル・バスルトを相手に、サウスポー構えの打撃から、初回はバスルトのテイクダウン狙いを切る、あるいはすぐに立ち上がるというレスリング技術をディフェンスに使用。右前手をボディ、フックと上下に打ち分け、左ストレートをヒット。

 2Rには相手の前進にカウンターのダブルレッグでテイクダウン。ハーフから左で脇を差してくるバスルトを右の小手で固定しパウンド。相手にブリッジで返されたものの、スタンドで前手争いから器用に右ヒジを効かせてケージに詰めてダブルレッグテイクダウン。パウンド連打で試TKO勝ちしている。


(C)Zuffa LLC/UFC

 27歳の岩﨑も海外の選手とは数多く試合をしており、修斗での前戦は2023年9月に韓国のキム・ウンスに判定勝ち。その後、2024年9月のDWCSで元GLORY戦士のユースリ・ベルガウイ(オランダ)に3R TKO負けを喫している。

 今回、8カ月ぶりの再起戦で185cmの長身ながらウェルター級に階級を落とす岩﨑は、コロンビアFFCのベルトを巻くカンポスを相手に力負けせずに得意の打撃を活かすことができるか。173cmのカンポスはウェルター級としては詰まった上半身のパワフルな組みを軸に、おそらく利き手の右前手フック、そして左の真っ直ぐを武器に白星を積み上げてきた。岩﨑は喧嘩四つの立ち合いで、いかに蹴りも混ぜてカンポスを削るか。激しい打撃戦も期待されるがテイクダウン後の展開も勝敗を分ける鍵となるだろう。

 KO率100%のまだ見ぬ南米の強豪アレクシス・カンポスを相手に「格闘空手」空道世界王者岩﨑がどう戦うのか? 岩﨑は現在、4.27『PANCRASE 353』でゴイチ・ヤマウチと戦う内藤由良とも練習をしており、ともにDWCSでのミドル級での敗戦を経て、ウェルター級でどれだけの出力を発揮できるか、注目だ。

 第1部のメインでは「墨吉涼太vs.住村竜市朗」の日本人選手同士による「修斗世界ウェルター級暫定王者決定戦」も控えており、まさに修斗ウェルター級にとって分水領と言ってもいい大会になるだろう。

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