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【KNOCK OUT】波乱連続のトーナメント、木村涼仁が負傷棄権で敗者復活の山野邉嵐が福里優生をKOして優勝、賞金100万円がリングに降り注ぐサプライズ!渡部蕾がタネヨシキを初回KO、三浦柊哉が秒殺KO勝ち

2025/04/19 12:04
KNOCK OUT REBELS SERIES.22025年04月19日(土)福島・KNOCK OUT TRAINING CAMP常葉※U-NEXTにてLIVE配信▼第9試合 UNLIMITED 61kg 1DAYトーナメン決勝 1R3分 2R2分 3R1分○山野邉嵐(TRIBE TOKYO MMA)KO 1R 1分39秒 ※パウンド×福里優生(クロスポイント大泉)※山野邉が優勝。  木村涼仁が準決勝でのローブローで出場不可能となり、1回戦で木村と対戦した山野邉が決勝へ敗者復活、福里と対戦することとなった。福里も元TRIBE TOKYO MMAという元同門対決に。また、両陣営が話し合った結果、決勝戦のルールは3分→2分→1分の完全決着ルールで行われることに。  1R、前へ出るのは山野邉で右フック、前蹴り、ジャブから右ストレート。福里は右ストレートを出すが、山野邉の極真空手仕込みの右ロー連打に足を上げる。さらにパンチの連打から右ロー、首相撲からのヒザ蹴りで追い込んでいく。右ローでダウンした木村にパウンドを浴びせ、山野邉がKO勝ち。敗者復活で優勝という最後まで波乱の展開となった。  地元・福島出身の山野邉が賞金100万円を獲得。「急遽決勝へ上がることになってセコンドの長南さんに電話して、ちょうど高速に乗る前だったので戻ってきてもらいました。山野邉選手には6月の代々木に出てもらおうと思います」と山口元気KNOCK OUT代表。  山野邉はマイクを持つと「1回戦負けてあまりデカいこと言えないですけれど、これが俺の実力です。優勝できたのも長南さんのおかげでもありますし、ジムの先輩方やサポートしてくれた方のおかげでもあるので、これからも自分の実力をあげていきたいと思います」と話す。  最後には、KNOCK OUTガールズが持つガンから100万円がリングに降り注ぐというサプライズがあり、大会は幕を閉じた。 [nextpage] ▼第8試合 KNOCK OUT-RED -51.0kg契約 3分3R延長1R○渡部 蕾(クロスポイント大泉)TKO 1R 2分44秒 ※左ストレート×タネ・ヨシキ(=・はハートマーク/直心会)  1R、両者サウスポー。渡部は前足を上げるフェイントを多用してロー、前蹴り、ジャブ。タネは右ミドルを蹴る。タネの左フックは渡部がスウェーでかわす。渡部が左ローからワンツー、ワンツーから後ろ蹴り。右側へ飛び込んだ右フックで渡部がダウンを奪う。  タネはバックハンドブローを繰り出すが空振り、そこへ渡部がワンツー。これでダウンを奪い、レフェリーがストップ。渡部がベテランのタネをTKOで破った。  渡部はファイトマネーが2倍となるダブルアップボーナスを獲得。渡部はマイクを持つと「今回も無傷で勝ったので5月お願いします」と早くも来月の試合をアピールした。 [nextpage] ▼第7試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級 3分3R×須田知希(Katana Gym)TKO 1R 0分52秒○三浦柊哉(チーム・タイガーホーク)  仙台の三浦は20歳のデビュー戦。秋田の須田はプロ1敗。  1R、三浦はサウスポー。ショートの距離でワンツーと左右フックを打ち合う。三浦は左ミドル、須田は右ローと右ミドル。ワンツーを伸ばしてどんどん前へ出ていく須田が三浦にロープを背負わせるが、もらいながらも打ち返した三浦の左フックがカウンターでさく裂し、三浦のTKO勝ちとなった。  三浦はファイトマネーが2倍となるダブルアップボーナスを獲得した。マイクを持つと「これからも頑張って勝つので注目してください」と低い声でアピールした。 [nextpage] ▼UNLIMITED 61kg 1DAYトーナメント準決勝 第2試合 3分1R 延長2分 再延長1分○福里優生(クロスポイント大泉)判定3-0×齊藤冬翔(EXFIGHT)※福里が決勝へ進出。  1R、福里が右カーフで先制、右ストレートからの右オーバーハンド。これに齊藤が左フックを合わせに行く。齊藤がパンチを出しながら前へ出ていきボディロックもブレイク。福里のヒザ蹴りにバランスを崩して倒れた齊藤に福里がパウンドからマウントパンチ、さらにバックからのパウンド、顔面蹴り。  ブレイクになるが福里がすぐにボディロックからテイクダウンを奪い、パウンドを見舞っていく。下から打ち返す齊藤。ブレイク。  左右フックで前に出る齊藤が組み付いてきた福里を投げるが、福里がすぐに立ち上がってボディロックからテイクダウン。パウンド、ヒザと攻める。齊藤が立ち上がるが攻撃までには至らず。判定3-0で福里が決勝進出を決めた。 [nextpage] ▼UNLIMITED 61kg 1DAYトーナメント準決勝 第1試合 3分1R 延長2分 再延長1分○木村涼仁(BELLUS Gym)反則 0分33秒×西村虎次郎(誰ツヨDOJOy)  1R、西村は前蹴りを出しながら前へ歩いて行き右ストレート、木村はジャブからの右ストレートを狙う。木村が踏み込んだところで西村の左の蹴り上げが木村の金的を直撃、その場で悶絶して倒れる木村。  長い回復時間がとられたが、木村は試合を続行することが出来ず。木村の反則勝ちとなった。リザーブマッチの2人が選手欠場により本戦出場しているため、リザーバーがいない状態。木村の回復を待って決勝進出者が決まることとなった。 [nextpage] ▼UNLIMITED 61kg 1DAYトーナメント準々決勝 第4試合 3分1R 延長2分 再延長1分×橋本奏太朗(Bellus Gym)KO 0分32秒 ※パウンド連打○齊藤冬翔(EXFIGHT)※齊藤が準決勝へ進出。 1R、パンチとカーフの打ち合いが序盤から始まり、左右フックのパワーで前へ出るのは齊藤。そのままロープ際まで追い込み、橋本がバランスを崩してもフックの回転は止まらず、たまらず橋本が腰を落とす。そのままパウンド連打した齊藤がKO勝ち。 [nextpage] ▼UNLIMITED 61kg 1DAYトーナメント準々決勝 第3試合 3分1R 延長2分 再延長1分○福里優生(クロスポイント大泉)KO 0分11秒 ※右ハイキック×住田真生(マッハ道場)※福里が準決勝へ進出。 1R、住田はサウスポー。始まってすぐ、福里がワンツーからフェイント、これに反応した住田が右フックを打とうとしたところへ福里が右ハイキック。衝撃の秒殺KOとなった。福里はKOボーナス5万円もゲット。 [nextpage] ▼UNLIMITED 61kg 1DAYトーナメント準々決勝 第2試合 3分1R 延長2分 再延長1分○木村涼仁(BELLUS Gym)判定2-1×山野邉嵐(TRIBE TOKYO MMA)※木村が準決勝へ進出。 1R、木村がジャブから右カーフ、山野邉もジャブから左インロー。山野邉がテイクダウンに行く素振りを見せると木村は左へ回り込む。しかし、2度目のテイクダウンで山野邉が成功するもブレイク。前へ出る山野邉に右カーフを蹴る木村。ワンツーを打って行く木村に山野邉がダブルレッグでテイクダウンも木村は胴を抱えてブレイクを待つ。  残り30秒、手数を増やす木村に山野邉は右ストレートと右ローで対抗する。山野邉の右ローを嫌がる素振りを見せたが、打撃のアグレッシブで上回った木村が判定2-1で勝利した。 [nextpage] ▼UNLIMITED 61kg 1DAYトーナメント準々決勝 第1試合 3分1R 延長2分 再延長1分×平川蓮斗(和術慧舟會HEARTS)判定1-2○西村虎次郎(誰ツヨDOJOy)※西村が準決勝へ進出。  1R、平川のワンツーをかわして胴に組み付いた西村。これはブレイクとなり、2度目は平川が飛びヒザから左右の連打。フックの打ち合いから胴に組み付く西村。平川の左右連打に右を合わせに行く西村。残り1分で平川が満を持してダブルレッグでテイクダウンし、踏み付けを見舞う。パンチで前に出る西村に平川は首相撲からヒザ蹴り連打。ワンツーで前に出る平川に西村は右を返す。  判定は2-1と割れ、元はリザーブファイトに出場予定だった西村が本命と見られていた平川を破る番狂わせを起こした。
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