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【RIZIN】韓国BC代表としてジョニー・ケースを迎え撃つ大原樹理に質問が集中「しっくりくる部分がある。バチバチの打撃の応酬で殴り合いたい」×ケース「殺伐としたバイオレントな試合に」=5月31日(土)韓国

2025/04/16 21:04
【RIZIN】韓国BC代表としてジョニー・ケースを迎え撃つ大原樹理に質問が集中「しっくりくる部分がある。バチバチの打撃の応酬で殴り合いたい」×ケース「殺伐としたバイオレントな試合に」=5月31日(土)韓国

(C)RIZIN FF

 2025年5月31日(土)韓国・仁川パラダイスシティホテルで開催される『RIZIN韓国大会』の会見が4月16日、同地にて行われ、メインのサトシvs.キ・ウォンビンに続くライト級戦が発表された。

▼RIZINライト級(71.0kg)5分3R
大原樹理(KIBAマーシャルアーツクラブ)36勝21敗2分
ジョニー・ケース(MMA LAB)28勝10敗1分

 大原は今回、韓国BLACK COMBAT代表として出場。2023年2月、韓国でDEEP×BLACK COMBAT対抗戦に臨むとユン・ダウォンを1R KOし、一躍韓国で人気を集める。5月にV2を果たすと、9月、BLACK COMBAT王者イ・ソンハとのW王座戦で1R 一本負けを喫し、王座陥落。その後BLACK COMBATで3戦を経て24年9月、韓国でイ・ソンハと再戦。一本勝ちでリベンジし、BC王座を戴冠したが、12月にはムン・ギボムに判定負けで王座陥落。再起戦にして、RIZINからの刺客ケースをマットに沈め再び日韓王者を目指す。

 RIZINで矢地祐介、渡慶次幸平、アキラ相手に3連勝後、2022年9月にルイス・グスタボにTKO負けして以来のRIZIN復帰戦となる大原は、会見で「日本のRIZINファンの皆さんお久しぶりです。覚えてますか? DEEPから来ました。大原樹理です」と挨拶。

 対戦相手のジョニー・ケースについて「すごい強い選手なんですけど、僕も負けたくないという意地もありますし、プライドもあります。バチバチに打撃の応酬をして殴り合いたいと思いますので、皆さん応援をよろしくお願いします」と、打撃で打ち勝ちたいとした。

 大原は、冒頭で韓国語でも挨拶しており、「今回は韓国側で戦いますので、韓国語を勉強して頑張ります」と意気込み、今回は韓国側として、北米のケースを迎え撃つ形となっている。

「どちらかといえばケース選手の方がRIZIN感は強いかなと思いますので、僕が韓国側って言われても何も不思議じゃないと思いますし、何より僕が韓国大会に呼ばれるっていうことはそういうことだと僕も思ってましたので、そこについてはむしろこっち側、韓国側でいる方に僕はなんかしっくりくる部分があります」と語った通り、ここ5試合を韓国で戦ってきた実績が、会場人気の高さにも反映されていた。

 韓国メディアからは、ケースへの応援も韓国では多くなりそうだが、という質問が飛ぶと、大原は「ジョニー・ケース選手、すごい強い選手なので、韓国でもファンがいっぱいいるのはもうその通りだろうなと思うんですけど、そこは僕が勝って、ケース選手のファンも全部僕のものにしたいと思います」と、勝利でさらなるファンを掴みたいと回答。

 この質問が、実際には「韓国ではケースよりも大原選手の方に歓声が集中するのでは?」という内容だったと訂正が入り、「それはすごく光栄なことですね。そうしたらもう韓国のファンの方たちのために僕は戦いたいと思います」と、ホームとして戦うと笑顔で語った。

 榊原CEOも、大原が韓国代表として試合に出場することについて、「本当に韓国の中で大原選手、すごく活躍をして、団体を背負って出てきてくれるっていうことだと思いますんで、僕としてはすごくいいことだなと思っています。韓国人選手だけでチームコリアではないところも(いい)。今回、大原選手が韓国の人たちの声援を受けて、RIZIN側のジョニー・ケースと戦いますけど、そういうアングルになってるのは皆さんにすごく興味を持っていただけるんじゃないかな、ということを僕も考えています」と、RIZIN韓国大会ならではのマッチアップだとした。

 大原と対するケースは、コメント代読で、「RIZINの舞台に戻れることを光栄に思います。大原選手は経験豊富で、どんな戦いをすればファンが喜ぶのか知っている選手で、彼とともにファンに向けた試合ができることを嬉しく思います。榊原社長をはじめ、この試合の機会を作ってくれたスタッフの皆様に感謝しています。5月31日の試合が終わった後は、必ず俺の手が上がるよう、気合を入れて試合に臨みます。殺伐としたバイオレントな試合に期待してください」と、死闘を予告している。

 ケースは、2018年大晦日のRIZINデビュー戦で矢地祐介を2R TKO、19年10月のライト級GP1回戦では現王者ホベルト・サトシ・ソウザをKOしたが、大晦日の2回戦ではトフィック・ムサエフに敗れGP敗退。22年4月、サトシのベルトに挑戦するも一本負けでリベンジを許すと7月には武田光司に判定負けを喫しキャリア初の3連敗。大晦日、大尊伸光を開始36秒 KOに下して再起。24年6月の“ブラックパンサー”ベイノア戦は前日計量で体重超過。減点からのスタートで1Rにダウンを奪うも判定負け。韓国でカムバックを果たすか。

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