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【RIZIN】サトシvs.ウォンビン、13年ぶり再戦の佐藤将光vs.スーチョル、ケイト・ロータスvs.シン・ユリ、大原樹理vs.ケース、ジヨンvs.金太郎、武田光司、中原由貴、三浦孝太も参戦。キック2試合も=5月31日(土)韓国

2025/04/16 15:04
 2025年5月31日(土)韓国・仁川パラダイスシティホテルで開催される『RIZIN韓国大会』(ケージ)の会見が4月16日、同地にて行われ、下記カードが発表された。 ▼RIZINライト級(71.0kg)5分3Rキ・ウォンビン(Korean Zombie MMA)18勝9敗ホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)18勝3敗  サトシは、RIZINライト級王者。2024年3月に中村K太郎を右ハイからの猛攻で1R TKOに下すと、9月にはルイス・グスタボを1R 21秒でTKO。大晦日に階級を上げて挑戦してきた前フェザー級王者ヴガール・ケラモフを1R 得意の三角絞めでタップを奪い。ベルトの移動が激しいRIZIN戦線のなかでただ一人、4度目の防衛を果たしている。  キ・ウォンビンは、元UFC“コリアンゾンビ”ジョン・チャンソン推薦。14年3月に韓国でプロデビュー。日本でも18年11月から修斗2戦2勝、19年7月にGLADIATORライト級王者に。21年6月、Double G同級王座も獲得。22年のROAD TO UFC(RTU)で準決勝敗退。24年のRTUでは現PANCRASE同級王者の雑賀ヤン坊達也を2R KOに沈めている。 ▼RIZINバンタム級(61.0kg)5分3Rキム・スーチョル(ROAD GYM WONJU MMA)23勝8敗1分佐藤将光(坂口道場一族/FightBase都立大)36勝16敗2分  バンタム級屈指の好カード。2012年6月の『ROAD FC 8』以来の再戦。前回はスーチョルが4R TKO勝ちしている。  佐藤は、ONEでハファエル・シウバやクォン・ウォンイルら強豪相手に4連勝、4勝2敗と大きく勝ち越し、2023年10月、負傷欠場の井上直樹に代わりRIZIN緊急参戦。太田忍に判定2-1で勝利すると、24年3月の2戦目では井上直樹とハイレベルな攻防の末、判定負け。9月に元フェザー級王者から階級を下げて来た牛久絢太郎に判定で完勝。今回、RIZINタイトルマッチ経験のあるスーチョルをアウェーで上回るか。  スーチョルはROAD FC推薦。23年のROAD FC 63kgトーナメントで優勝すると、24年4月のRIZIN日韓対抗戦で元PANCRASE王者の中島太一に2R TKO勝ちで対日本人10勝無敗に。9月、空位のRIZINバンタム級王座をかけ井上直樹と対戦し、1Rにキャリア初のKO負けを喫した。そのわずか1カ月後の10月、ROAD FC 63kgT準決勝で判定勝ち、12月の決勝戦でヤン・ジヨンのバッティングを受けてノーコンテストに。母国を舞台に初開催のRIZINで“レジェンド”が雄姿を見せるか。 ▼RIZINスーパーアトム級(49.0kg)5分3Rシン・ユリ(team GENIUS)6勝5敗ケイト・ロータス(フリー)6勝7敗  ケイトは、柔道&空手ベース。DEEPで活躍後、2024年7月にRIZIN初参戦。RENAを相手に奮闘も2R TKO負け。再起戦となった11月のDEEPでは空手世界王者の月井隼南に2R リアネイキドチョークで一本勝ち。今回は韓国で同じRENAに判定で敗れているシン・ユリと対戦する。サウスポー構えのケイトにオーソのユリと構えは異なるものの、首相撲ヒザ、組みでも頑張るファイトスタイルは似た者同士といえる。初の海外試合で連勝なるか。  ユリは、軍人になる為に始めた武術やキックボクシング、柔術がベース。2019年12月にROAD FCでハム・ソヒが返上したアトム級のベルトを賭けてパク・ジョンウンと対戦。1R TKO負けで王座獲得ならずも、21年9月の再戦で判定勝ちで王座奪取。その後ベルトを返上し、引退。3年の空白を経て24年3月にRIZIN初参戦。RENAに判定で惜敗した。11月の前戦で元王者の浜崎朱加に2R 一本負けでRIZIN2連敗。一度は引退を決めたホームにカムバックする今回、3年8カ月ぶりの母国での勝利を掴むか。 ▼RIZINライト級(71.0kg)5分3R大原樹理(KIBAマーシャルアーツクラブ)36勝21敗2分ジョニー・ケース(MMA LAB)28勝10敗1分  大原は韓国BLACK COMBAT代表として出場。23年2月、韓国でDEEP×BLACK COMBAT対抗戦に臨むとユン・ダウォンを1R KOし、一躍韓国で人気を集める。5月にV2を果たすと、9月、BC王者イ・ソンハとのW王座戦で1R一本負けを喫し、王座陥落。その後BLACK COMBATで3戦を経て24年9月、韓国でイ・ソンハと再戦。一本勝利でリベンジしBC王座を戴冠したが、12月にはムン・ギボムに判定負けで王座陥落。再起戦にして、RIZINからの刺客ケースをマットに沈め再び日韓王者を目指す。  ケースは、2018年大晦日のRIZINデビュー戦で矢地祐介を2R TKO、19年10月のライト級GP1回戦では現王者ホベルト・サトシ・ソウザをKOしたが、大晦日の2回戦ではトフィック・ムサエフに敗れGP敗退。22年4月、サトシのベルトに挑戦するも一本負けでリベンジを許すと7月には武田光司に判定負けを喫しキャリア初の3連敗。大晦日、大尊伸光を開始36秒 KOに下して再起。24年6月の“ブラックパンサー”ベイノア戦は前日計量で体重超過。減点からのスタートで1Rにダウンを奪うも判定負け。韓国でカムバックを果たすか。 ▼RIZINバンタム級(61.0kg)5分3Rヤン・ジヨン(Jeju Team the King)9勝3敗金太郎(American Top Team)15勝14敗2分  金太郎は、18歳の時にキックボクシングからMMAに転向。THE OUTSIDERを経て、11年にプロデビュー。2020年2月にRIZIN初参戦一本勝ち後、21年6月のRIZINバンタム級GP1回戦で伊藤空也に判定勝利。しかし、以降、井上直樹、元谷友貴、堀口恭司、石司晃一を相手に4連敗。米国ATT入りし、背水の陣で臨んだ24年3月、ダイキ・ライトイヤーに判定勝ちで連敗脱出。9月に秋元強真に1R TKO負けで連勝ならず。8カ月ぶりのRIZINで同じサウスポー構えのストライカーのジヨンを相手に再び白星を掴めるか。  ジヨンは、大韓キックボクシングで11勝1敗。MMA転向後、ROAD FC等で活躍。22年7月のRIZINデビュー戦で昇侍に3R一本勝ち。11月に魚井フルスイングを左ストレートでKOした。23年6月のROAD FC 63kgトーナメントでラジャブアリ・シェイドゥラエフに1Rリアネイキッドチョークを極められ、キャリア初の一本負け。その後、再起戦を含め3連勝、対日本人4戦全勝というなかで迎えた24年4月のRIZIN日韓対抗戦で倉本一真に反則のロープ掴みの減点も影響しスプリット判定負け。6月からROAD FC 63kgトーナメントに参戦し、1回戦でアレクセイ・インデンコを1R 35秒ハイキックTKO。12月の決勝でキム・スーチョルとバッティングによるノーコンテスト。25年3月の再起戦ではムングントシューズ ナンディン エルデンに1R TKO負け。母国で再起なるか。 ▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3Rジ・ヒョクミン(Chuncheon Team Mad)4勝1敗武田光司(BRAVE)17勝7敗  武田は、グレコローマンレスリングベースで高校5冠。2017年のプロMMAデビュー後、18年10月にDEEPライト級王者に。19年4月のRIZINデビュー戦ではダミアン・ブラウンを相手にキャリア初黒星を喫したものの、川名雄生、久米鷹介に連勝。22年初めにDEEP王座返上後は、スパイク・カーライル、ガジ・ラバダノフ、ルイス・グスタボ、トフィック・ムサエフという強豪相手に3連敗。24年3月のフェザー級初戦で萩原恭平に完封勝利した。6月に無敗のラジャブアリ・シェイドゥラエフに1R 一本負けしたが、大晦日に新居すぐるにテクニカル判定勝ち。  ジ・ヒョクミンは、BLACK COMBAT推薦選手。19歳の新鋭。中1でキックボクシングの全国大会での優勝をきっかけにMMAファイターに。柔術紫帯。22年7月にプロMMAデビューし1R TKO勝ち。23年からBlack Combatに参戦。チョ・ギュジュンに1R TKO負け後、24年8月、チェ・ウンビンに3R TKO勝ち。12月に日本の宮平修太郎にも3R TKO勝利を収めている。武田の強烈なレスリング力を前に、サウスポーから放たれる殺傷能力の高い左を武器に、粘り強いグラウンドも併せて母国で金星を掴むか。 ▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3Rソン・ヨンジェ(HAVAS MMA)7勝1敗1分中原由貴(マッハ道場/MAJESTIC)18勝7敗  中原は、2012年11月にGRACHANでプロデビュー後、14年4月にGLADIATORフェザー級王座戴冠。15年よりPANCRASEに参戦し、4戦目の11月より破竹の7連勝。ONEデビュー戦でエミリオ・ウルティアを3R左ストレートからのパウンドでTKOに下し、21年まで4戦3勝と勝ち越す。22年7月、RIZIN初参戦で関鉄矢に判定勝ち。10月に原口央を1R TKOで下し2連勝すると、大晦日に鈴木千裕を打撃で追い込むも、1R終盤に逆転KO負け。23年9月、白川陸斗とを完封し、再起。24年4月、ビクター・コレスニックに判定負けを喫した。10月、Breakthrough CombatでPROGRESSルールで中川皓貴にポイント勝利。今回、鋭い右を放つフィニッシャーのソン・ヨンジェを相手に、経験の差を見せつけるとともに左の打撃と進化した組みを活かした戦いを披露し、1年8カ月ぶりのMMA白星を飾るか。33歳。  対するソン・ヨンジェは、コリアンゾンビ(ジョン・チャンソン)推薦選手。AFCバンタム級王者、同フェザー級暫定王者。17年4月にAFCでプロデビュー後、3連勝で迎えた19年6月、ソ・ジンスを3R TKOに下し、王座戴冠。23年12月、清水俊一を1R 右ストレートで破り、初防衛。プロMMA全フィニッシュで6勝無敗の戦績で24年の『ROAD TO UFC』フェザー級トーナメント参戦。5月の1回戦で河名マストに判定負けも、24年11月のAFCで高木亮に1R TKO勝ちで再起を遂げた。29歳。 ▼RIZINライト級(71.0kg)5分3Rキム・シウォン(Korean Zombie MMA)4勝1敗宇佐美正パトリック(Battle-Box)7勝4敗  宇佐美は、高校6冠のボクシング&極真空手ベース。2021年9月に修斗でプロデビュー。22年10月にRIZIN初参戦、佐々木信治にTKO勝ち。大晦日にはベイノアを1R 左フックで失神KOに下すと、23年4月キム・ギョンピョに1R 一本負け。9月にはキックルールで安保瑠輝に判定負け。24年6月にMMAで徳留一樹に1R TKO勝ちで連敗脱出するも、9月には矢地祐介に判定負け。さらに12月のDEEPで元修斗ライト級王者の西川大和にも判定負けでMMA2連敗中。キックでは大晦日、細川一颯を2R KOに下している。  キム・シウォンは、コリアンゾンビ(ジョン・チャンソン)推薦選手。テコンドーベースから、2021年2月にAFCでプロMMAデビュー。兵役を経て、23年9月AFCで復帰戦勝利。24年9月には元Wardogフェザー級王者の德野一馬に1R 32秒、TKO勝ち。続く24年11月のJungle Fight Koreaでも1R TKO勝利を挙げており、ストライカーとしての頭角を現す。また、25年2月には2025 Jager Jiu Jitsu Championship青帯で優勝するなどグラウンド技術も向上している。 ▼RIZIN MMA 63.0kg契約 5分3Rクォン・ヨンチョル(team Jungjin)0勝0敗三浦孝太(日本)2勝2敗 ▼RIZINキックボクシングルール 67.5.0kg契約 3分3Rジョ・サンへ(Jinhae Justice Gym)宇佐美秀メイソン(team VASILEUS ) ▼RIZINキックボクシングルール 62.0kg契約 3分3Rカン・ボムジュン(Yak gym)井上聖矢(フリー)
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