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【RIZIN】現役フジテレビ社員ウザ強ヨシヤはノーギャラ出場、榊原CEOは「試合の映像を無償で貸し出すからぜひ放送して欲しい」。迎え撃つK-1朝久泰央は「ぶちのめす」

2025/04/10 02:04
 2025年4月9日(水)20時より、東京・文京区の東京ドームシティアトラクションズ バイキングゾーン芝生エリアにて『RIZIN男祭り 朝倉未来 対戦相手発表記者会見』が行われた。  RIZINキックボクシングルール63.0kg契約3分3Rで、K-1の朝久泰央(朝久道場)とウザ強ヨシヤ(FIGHT CLUB 428)が対戦。  ウザ強は、2018年7月にRIZIN緊急参戦で海人にKO負けでキャリア初黒星。同年大晦日には白鳥大珠と対戦しダウンを奪うも3R TKO負け。その後、フジテレビに就職。21年12月のRISE復帰を経て、さらに今回3年5カ月ぶりの復帰となる。 「現役フジテレビ社員、キックボクサーのウザ強ヨシヤです」と自己紹介したウザ強は、「僕のことを知らない人も多いと思うんですけれど、今回榊原社長に直訴してこの参戦を願いました。僕の会社いろいろ問題あるし、報道されている通り。僕自身もそんな褒められた人間ではないですし、その中で東京ドームの舞台に立たせてもらうことになって、僕も会社も変わっていかないといけないと思いますし、相手の朝久選手、K-1(元)世界王者でめちゃめちゃ強いし、僕もブランクあって一見全く勝てないだろうと思うと思うんですけれど、その中で挑戦することで何か見せられるものがあると思いますし、自分も変わっていきたいのでこのファイトをぜひ応援して欲しいです」とコメント。  質疑応答では会社から許可を得ているのかとの質問に「親しい先輩たちには相談していますが、正式な許可は取っていません。親しい先輩方は背中を押してくれますし、もし会社にデメリットがあるとしたら僕が無様に負けることだと思うので圧倒的な勝利か圧倒的な敗北、分かりやすい試合をしたいと思っています。このまま突っ走って会社にも世間の人にもファイトを見せてそこで感じて欲しいです」と、どうやら会社には話を通していない様子。  会見終了後、ABEMAで放映された特番にて榊原信行RIZIN CEOは「(ウザ強は)今回はノーギャラで戦う」ことを明かした。 「“ウザ強”からすると、若い社員とかが『僕らがこの後、再生に向けてフジテレビをよくしていく、頑張るよ』ってことを仲間にもエールを送りたいし、世の中の人にも分かってほしいっていう想いがあるので、『ぜひチャンスが欲しい』ということで。最悪『これで会社から何か僕に対してお咎めがあるんなら、僕は辞める覚悟だ』っていう。そこまで覚悟してるんだったら(出てもらおう)と」(榊原CEO)との覚悟を持っての参戦であるという。  また、榊原CEOは「僕らは本当にフジテレビに再生してほしいし、本当に格闘技の今の熱があるのはフジテレビのおかげだっていう部分がすごくあるんですよ。だからエールを送りたいし、フジの社員のみんなは僕もずっと長く一緒にいたので、いろんなものを作らせてもらったし、優秀な人、本当多いんですよ、情熱的だし。だから彼らが萎縮せずにフジの再生に向けて頑張ってほしい。  もしよかったら“ウザ強”の試合の映像はフジテレビさんに無償で貸し出しますから、ぜひCXで放送してほしいですね。僕ら、変に奇をてらって話題作りでやってるわけじゃなくて“ウザ強”の純粋な気持ちを後押ししている。そういうカードなんです」と、フジテレビにエールを送ったほか、試合映像を無償で貸し出すと語った。  一方、昨年末の『雷神番外地』に続いての参戦となる朝久は、ウザ強のコメントを受けて「堅苦しいというか真面目な挨拶でとてもいい選手なんだろうなと思うんですけれど、俺もK-1を背負って来ている以上、しまやかして(終わらせて)当然、勝って当たり前だと思っているので、朝久泰央の独壇場で思い切り大暴れしたいと思います。ぶちのめします」と、容赦なく叩き潰すと宣言し、フェイスオフでは近づいたウザ強にイラついたのか、ノド輪で首を掴んで突き放している。
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