2025年4月6日(日)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT 2025 vol.2』の前日公開計量&記者会見が、5日(土)都内にて13:30より行われた。
メインイベント(第8試合)のスーパーファイトKNOCK OUT-BLACKウェルター級3分3R延長1Rで対戦する、中島玲(ハイブリッドアカデミー/KNOCK OUT-BLACKウェルター級王者)は67.45kg、ユリアン・ポズドニアコフ(ウクライナ)は66.75kgで計量をパス。
続いての会見で初来日のポズドニアコフは「日本に来れて嬉しく思っています。夢が現実になったと思う。明日は新しい歴史を作るために全力を尽くす」と挨拶。迎え撃つ中島は「ひと言だけ。ぶっ倒す」とコメント。
「私は自分の国、そして家族を置いて海外に来ました。なので相手に対して怖さはないし、全ては明日分かると思います」とポズドニアコフが自信を見せると、中島は漫画『NARUTO -ナルト-』が好きだというユリアンがNARUTOのキャラクター“うちはオビト”のコスチュームで登場した姿を見て「相手はNARUTOが好きで、凄くいいなと思いました。ただ、相手はうちはオビトが好きで、僕はうずまきナルトが好きなので、主人公は俺。明日はその通りの結果が出ます」と、NARUTO好きネタでマウントをとる。
中島の一番の武器である日本暫定王座を獲ったパンチについて聞かれたポズドニアコフは「人生の方がどんな攻撃よりも重たいと思っています。どんな攻撃をもらっても立ち続ける、そういう人生の方が大切だと思っています」と“人生”を語った。
これに中島は「相手がどうやからって、相手を凄い注意しているのはなくて、どの選手に対しても警戒している。でも最後に勝つのは俺。俺は自分のことを天才だと思ってるし、なおかつ、やることはやってるし、練習してるし、だからどんな相手が来ても俺が勝つというだけ」と自信を見せ、メインでどんな試合を見せるつもりかと聞かれると「やっぱり自分にしか出来ない戦い方で、キックボクシングを知らない人が見ても、この選手は凄いなと思ってもらえる試合を僕は絶対にするんで、それを楽しみにしててください」と力強く宣言。
前回の試合ではあまり出なかった蹴りに関しては「蹴りは楽しみにしていてください」とした。
もし中島に勝利したら今後はどうするかとの質問にポズドニアコフは「もし今回勝てば、またトレーナーと一緒に日本に戻って、ウクライナスタイルを見せたいと思います」と再来日したいと言い、「日本では、NARUTOで見たような本物のラーメンを食べたいと思います。木ノ葉の森へ行って一楽ラーメンを食べたいと思っています」と最後までNARUTOネタで攻めた。
また中島は、3月30日の『RIZIN.50』でカルシャガ・ダウトベックに敗れて落ち込んでいる、以前から対戦をアピールしている鈴木千裕へのメッセージはないかと聞かれると「彼が試合しているのはMMAで、僕はキックボクサーなので、MMAの試合に関してどうこう言える立場じゃないんですけれど、彼がMMAで負けたからと言ってキックボクシングに泥を塗ったと思っていません。彼がMMAでやると決めた道なので、そこはそこで頑張ってほしいし、キックボクシングは俺に任せとけよという感じです」と話した。