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【RIZIN】朝倉未来の対戦相手は「手負いの選手とやるのは未来の美学に反する」「奇をてらってもしょうがない」「ダウトベックは次のコンテンダーで間違いない」(榊原CEO)

2025/04/02 12:04
【RIZIN】朝倉未来の対戦相手は「手負いの選手とやるのは未来の美学に反する」「奇をてらってもしょうがない」「ダウトベックは次のコンテンダーで間違いない」(榊原CEO)

(C)RIZIN FF

 2025年3月30日(日)あなぶきアリーナ香川にて『RIZIN.50』が開催され、鈴木千裕がカルシャガ・ダウトベックに判定負け。29日の『RISE ELDORADO 2025』ではYA-MANがミゲール・トリンダーデに3度のダウンを奪われ、KO負けし、5月4日の『RIZIN男祭り』で朝倉未来の対戦相手候補だった2人が、5月大会出場に暗雲が立ち込めている。

 何より、香川大会で解説した朝倉未来自身が「ここまで激闘した選手とは戦えないですね。YA-MANしかり。あまり無理をさせないでほしい」と語っていることと、榊原CEOも「手負いの選手とやるのは未来の美学にも反する」としており、鈴木千裕、YA-MANの朝倉戦は事実上、無くなったとみられる。

 そんななか東京ドームという大舞台で朝倉未来と対峙する“第三の男”は誰になるのか。榊原CEOは「あまり奇をてらった変なことしてもしょうがない。ジタバタしてもこれは天命」と語った。「1週間ほどで決められたら」という榊原CEO。果たしてどんなカードとなるか。

日本人選手に限らず、ベストチョイスの相手を

──5月4日の『RIZIN男祭り』で朝倉未来選手の対戦相手候補だったYA-MAN選手に続き、鈴木千裕選手も敗れました。

「いずれにしても、まずは本当にこれだけの激闘を繰り広げた鈴木千裕がしっかり診断を受けて、どういう状態かによって5月に、対未来に限らず『RIZIN男祭り』に出て来られるフィジカルの状態、メンタルの状態にあるかどうかっていうのをしっかり見極めた中で、5月のことは話をして行きたいと思っています」

──ダウトベック選手については、前王者の鈴木千裕選手に勝ったということは、次期王座挑戦者候補のひとりとなったと考えていいでしょうか。

「順当に行けば……、今度の5月4日の『RIZIN男祭り』でシェイドゥラエフが最強のチャレンジャーとしてクレベルと戦いますんで、その勝者とダウトベックの戦いになるのか、ダウトベックがあるとしたらもう1試合ぐらい挟むのか。まあ、本当にいずれにしても次のコンテンダーであることはもう間違いないと思います」

──5月4日の『RIZIN男祭り』での朝倉未来選手の対戦相手ですが、もともと鈴木千裕選手がダウトベック選手と、YA-MAN選手がミゲール・トリンダーデ選手という強豪相手であったこと。残り1カ月強というスパンも含め、厳しい状況だったかと思います。そこでプランBは、もうすでに考えられているような状況でしょうか。

「いっぱい考えています。無茶苦茶頭を悩ましたんですけど、YA-MANと鈴木千裕がこういう結果になるっていうのはもちろん想定はしてましたけど、期待はしてなかったんで、まさか今回この結果だよ、というところは正直ありますけど、朝倉未来が5月4日に復活する『復活祭』ですから、その相手として今ベストな選手を考えています」

──朝倉未来選手の希望は?

「未来とは今日も話をしたんですけど、手負いの選手とやるのは未来の美学にも反するのだろうなと。それであれば、まだ他にもたくさん選手がいるんで──ただ問題は、場所が東京ドームだということですね。かといって東京ドームだからってあまり奇をてらった変なことしてもしょうがないから、もうジタバタしてもこれは天命ですから。日本人選手に限らず、今の生まれた中で、それがベストチョイスだっていう相手をしっかり見極めてマッチアップしたいと思います」

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